「「マッドマックス」としては期待外れだが……」マッドマックス フュリオサ ぽてちさんの映画レビュー(感想・評価)
「マッドマックス」としては期待外れだが……
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で、シャーリーズ・セロンが演じた女戦士フュリオサの若き日を描いたスピンオフ作品。本作では幼少期(前半1時間)をアリーラ・ブラウンが、成長後をアニャ・テイラー=ジョイが演じている。
シリーズ4作目である前作の、狂気が爆発したような暴走映画の再現を期待していたが、思いの外おとなしめの演出だった。まあ、スピンオフだし、主人公が女性なので、これはこれでありだなと思った。敵役となるクリス・ヘムズワース演じるディメンタスは正真正銘のクソ野郎で、こいつをフュリオサがどう料理するかが最大の見所である。
前述したように、「マッドマックス」という枠で捉えると少々期待外れではある。だが、前作のシャーリーズ・セロンを凌ぐほどの凄みを感じるアニャ・テイラー=ジョイの演技は観る価値がある。
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