ミッキー17のレビュー・感想・評価
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ミッキーが二人いる必要がない
この映画、複製された自分と自分がわちゃわちゃやる、ということが最大の売りだと思うが、なんとミッキー18が登場してからが面白くなかった。二人いることがバレないように頑張るのかなぁと思ったら即バレるし、お互いに恋人作ってヨロシクやるのかなぁと思ったらそうはならないし、とにかく期待を悪い意味で裏切り続けて、あげく耳にタコな政権批判をグダグダやって爆発して終わる。
観たいものは見せずに、観たくないものは無駄に長いというヘンテコ映画。ポンジュノは韓国で撮り続けるべきだと言わざるを得ない結果となった。ざんねん。
青春映画にしてビルドゥングス•ロマン 幼い頃の出来事から大きなトラウマを抱えることになり、精神的にも未熟だったミッキー君が様々な出来事を通して花も実もある大人のミッキー•バーンズに成長してゆく物語
ポン•ジュノ監督作品を見るのは『パラサイト 半地下の家族』に次いで2作目。私、実はこの『パラサイト−』が苦手でして、特に後半のたたみかけてくる感じが料理用の長い金属製の串に次から次へと肉をぶっ刺してくるような感じで、胸焼け、胃もたれ感を感じたものでした。ということで、敬いつつ遠ざけようと思っていた監督のひとりだったのですが、本作はSFみたいだし、いろいろと政治的、社会的な暗喩もありそうな感じだし、まあ見てもいいかなと映画館へ。
結果としては大正解でした。原作小説のタイトル”Mickey 7”が映画化にあたって”Mickey 17”と改変されています。さすがハリウッド、ご近所のLAドジャースのスーパースター大谷選手の背番号にちなんで17にしたの? とちらりと思いましたが、どうもそうじゃないみたいです。やはり、これは青春の香りがする17歳の17ではないかと。最後のタイトルの出し方にポン•ジュノ監督の思いが込められているようです。
この作品は、5歳のときの事故から大きなトラウマを抱えるようになり、やがて、エクスペンダブル(使い捨て)になって人間としての尊厳を失っていたミッキー君が仲間たちの助けを借りながら尊厳を取り戻し大人のミッキー•バーンズになる成長物語だと思います。仲間たち(“18”やナーシャ、カイ、ドロシーなど、ひょっとしたらあの「先住民」たちも)との交流を通して愛と友情を描く青春映画だとも思います。青春映画にしてビルドゥングス•ロマンーー私の割と好きなカテゴリーですので、17より少しドライな18が出てきたあたりから、まあ、そういうことなんだろうなとそちら寄りで見てたら、私、けっこう感動しまして、あのセレモニーのシーンでは不覚にも目が潤んでおりました。もし、SFのジャンル映画(にしてはカネかかり過ぎですが)として見ていたら、星はもっと少なかったかもしれません。
敬いつつ、遠ざけようと考えていたポン•ジュノ監督ですが、これからはもっと注目してゆこうかな。
私が死んでも代わりがいるから?
楽しめました。
最近、小説を読む量が減っていて原作を読んでいないのですが、この映画作品全体の印象として、SFの「ワイドスクリーン・バロック」という分野を思い出しました。時間や空間を壮大に駆け抜ける物語、アイデアてんこ盛りながら軽薄を特徴とするSFのサブジャンルのことで、80年代にはバリントン・J・ベイリーの「カエアンの聖衣」「禅銃」などヒット作でブームを起こしました。
本作では宇宙開拓、異生物とのファーストコンタクト、クローン、アイデンティティの認識、生命の価値といったテーマがごった煮で押し寄せて来ます。哲学的に高尚な事柄は、全く片付きませんでしたが。
主人公のミッキーは借金取りから逃亡するために、使い捨て実験要員であるエクスペンダブルに志願して宇宙開拓団に採用されます。その後の彼はゴミ扱い、可笑しいやら悲しいやら。みんなのために、試しに死んでこい。クローン再生を受け持つ医療スタッフにも緊張感が無くなって、医療接続パイプに引っ掛って外したり、体を受けるストレッチャーを用意し忘れたり。
ミッキー自身が自分の役割に慣れてしまい、さっさと再生されたいと願う始末。やっぱり苦痛が長引くのはイヤだよね。
開拓団のみんなは、ミッキーに聞きたくて仕方がない様子。「ねえねえ、死ぬってどんな感じ?」
唯一、彼に惚れたナーシャだけは彼の死、苦痛を悲しんでくれます。
ミッキー17と18が同時に存在してしまい、ナーシャはプレイの快楽に大喜び。2人?3人?の快楽探求が、彼らを救うキーワードになるとは、誰も気が付かなかったと思います。
ミッキー17と18の性格の違いは、二人の立場の違い、言わば後天的に生まれたものだと考えます。ミッキー18にとって、再生が後の自分に生き残りの権利があるはず。この思いがミッキー18を高圧的な存在に変えたのだと思います。
主演のロバート・パティンソンはダブルを非常に上手く演じていて、驚きました。ミッキー18の憎々しげな表情は別人に見えました。
最後は正義が勝ち悪は滅びる、王道の展開になったと思ったら、マーシャル・イルファ夫妻は復活してましたね。ナーシャの力強い演説とともに、何も片付かなかった結末に脱力感。
何をしている、ポンジュノ
映像を見る必要はありません。
この作品の内容は全て、豪華俳優陣による冗長なセリフとナレーションによって説明され、目を瞑っていても映画の内容を十分に理解できるから。
エログロが見たかったらたまに目を開くのもいいかもしれません。しかし作品の世界観や設定を補完するのにはあまり役立ちません。舞台はずっと暗い船内で、画面に動きはありません。
悪は悪として、正義は正義として、きちんと描き分けられているので、難しいことを考える必要もありません。
無能で残虐で下品な政治家を打ち倒し、主人公たちと地球外生命体、そして17人のミッキーを殺害した愉快な船員たちは、仲良く新天地で暮らしていくんだそうです。
一体『パラサイト』で描かれていたことってなんだったんだろう。この作品では、全ての「計画」が大成功していますよね。僕はポンジュノ監督の前作を何度も見返すほど気に入ってました。ノーランに並ぶ、いや超えるかもしれない大監督だという認識でした。
しかしもう、次回作には期待しません。落差もこめて★1評価です。
楽しいけど物足りない!
楽しくは見れたけど、
感情的な盛り上がり・テーマやルックの新鮮さなどが無くて
印象が薄い印象。
テーマが格差なのは分かるけど、
最終的にマークラファロが殺されてスッキリさせるには、もっと理不尽やイライラが無いと自分的には納得いかないかも。
マークラファロの酷さは描写されるけど、
トニコレットと夫婦なのも相まって面白さの方が勝ってしまった。
この人たちそんな酷かったっけ、愉快だったけどなぁと思っちゃった!
ミッキー側も、酷い目に合ってるとはいえ
特に理由もなく地位のある美人にいきなり恋人にしてもらえるし、なんやかんやで本人もイケメンだし納得できない!笑
あと普通にミッキーが使い捨てされてる設定が上手く生かされてる気がしなかった。
ミッキーが2人になる事で、
"実は生まれ変わるのでなく、別人が量産されるだけのシステムでした"という事実が判明する展開。
騙されていたわけだから、ミッキーが反旗を翻すモチベになるという意味でストーリーの重要なポイントになりそうなのに、ミッキー17がどう感じるかあまり言及されない。
ミッキー18との恋人を取り合いとか、
法律的にアウトだからマズいとか
そもそもこのシステムを作った科学者が…とどんどん
話が広がって薄まってく感じ。
ミッキーの敵も、地球で追ってくる金持ちなのかマークラファロなのかどっちかにしてほしい。金持ちの話は宇宙に行く前までで良くない…?
あと先住民のデザインも割と普通。
という感じで何で印象が薄かったのか自分を納得させるために考えてみた。とにかく設定が面白いのに何かもったいない。
原作あるから仕方ないのかもだけど。
でも見ている間は笑いながら楽しく見れた。
展開が次々に起こって退屈しないし、役者の演技は全員最高。主人公がプリントされる様子など色々雑に扱われてるのも笑える。
でもSF観るならやっぱり何か1つ何か新鮮な驚きが欲しい!
久しぶりの面白SF
我々がエイリアンだ
終盤でミッキーの彼女(名前忘れた)が怒涛の口撃をかますのだけれど、
確かに他の星に突撃しておいて、原住民に遭遇した際に
見た目や居住地が原始的であるから=知能の無い恐ろしい生物
と考えてしまうのは定番の話ではあるが
原住民からすれば、突然空から降りてきて資源を採掘しはじめたり
住居内に数人で押し入ってくるという、まさにエイリアン=人類
予告のノリだとミッキーがもっと沢山増えちゃうのかと思ったら
そういうわけでは無かった
ミッキーの独白にもあったけど、彼女さんはなんで彼に惚れたのか
途中までこれもそういう何かしらに組み込まれているヤツで
最終的にごめんねされるのかと思ったら普通に運命的な一目惚れだった
うーん?
あと、サイクラーの穴は危険なのにあんなんでいいのか
天才かよ
すべてが中途半端
4Dでこの点数は低い、エロ描写いらねー
まず、評価するところは主人公ミッキーの演技力
17.18の使い分けで
なんだか雰囲気も顔すらも違うような気もしてくる
2人の使い分けは本当に別人のようで
一緒に見に行った連れが
まさか双子で出演してないよね?とか疑ったほどである
そして
吹き替えでみたが
とても良かった
なんだかこの、ぼやーっとした読み方とかも上手で良かったが、表情なども凄かったので
字幕だったらもっとこの俳優の実力を噛み締められたなーと思ったら少し惜しくなった。
でも
吹き替えの声優も素晴らしかった!!!
からの
彼女役、悪いけど少しまたポリコレ入ってんなーという感じで
黒人ひいきが凄い。
でも、どっちも大好き!!っていう気持ちとてもわかる。
私も昨日彼氏が2人になる夢を見て凄い幸せすぎて
この映画と被った(笑)
椅子は
あまり動かなかったなー
でも、悪くはなかったけど
IMAXで字幕で見た方が良いかもしれないと思った
今となってはタラレバだけど
あと、出てくるの知らなくて
急に出てきた
グレンにびっくりした!!!
キャーーーここに出てきたの!?
やっぱイケメンだねぇ!!
元気にしてた?
って
感じで
嬉しくて飛び跳ねたところ!!!
もうちっと大どんでん返しになるのかな?と思ったのに
意外にSFすぎた
最後のやつマジでいらねーーー
しかもなんかキャラクターが超雑
特撮大国の日本からしたら
あーーこれはだめ
ダメダメすぎると
目のドアップ
いやーないわ
冷めるわ。
って感じですわ。
むずいね
沢山作られる構造は良かったから
もう少し違う方向にしてほしかったなー
うん。
エロ描写が多過ぎて
隣が気まずいよ
それも星マイナスな部分
わしは
どうしても載せないといけないならわかるけど
極力いらねーエロいシーンはムカつく
いらないものは載せるな!!
ボーナスタイムはいらん!!
ここがどうしても必要であれば載せても良いと思うけど
ヤンマガで
ランダムでどれかはエロいシーン載せないといけない週刊誌
みたいなのやめてほしい。
今回はいらなかったとおもう。
もしくわ
ことがはじまりそーなことを挟んで大揉めに揉めるかもっと。
いやー
いらなかったなーーー
少し悲しい。
そんな感じで点数低めでした
PS
他の人のコメントみてきたが
やはりみんな
あの生物とエロいシーンについて話してたな(笑)
半地下はどんでん返しで面白くてトゲトゲしくて好きだったなー
でもあっちもいらんエロいシーンあったもんね
この監督がエロいんだわきっと!!
そこだけ取り除いてほしかったわ
身を任せ執り成す生存術
命で支払わせるタイプの借金取りから逃げようと星間移民団入りを目指したミッキーが、搭乗権を得るために飛びついた仕事もまた…という物語。
事前の盛り上がりを見て、期待しすぎてしまったかなぁ、という印象。
映像や世界観づくりに手が込んでいるのはわかるし、現代社会や人類史に対する皮肉も伝わる。だが、どうにもSF設定や18番目のミッキーの行動が、『階層社会の中で生きるために尊厳を切り売りする主人公が、自尊心を取り戻し藻掻いていく』というお馴染みのプロットに対して、平易な舞台装置に留まっているように見えて有機的なものを感じなかった。
『パラサイト』が過激な選択やビターな終わり方をしたので、今回は調和とハッピー感を目指したのだろうか。ぐいぐい切り拓くヒーロー的な主人公ではなく、潤滑剤系の主人公という意味では新しいのかも知れないが。
クタクタになったりオラオラしたりするロバート・パティンソン氏は新鮮で、近年の賞レースの常連達の揃い踏みも見応えがあった。
「動物との触れ合い大事」
SF映画の傑作
クローン人間、新天地への宇宙旅行、エイリアンなどSF映画的な要素をごった煮して「なんか面白い」この映画
個人的にかなりツボってしまった
ロバート・パティンソンは大好きな俳優なので、彼を観ているだけでもとても楽しい
恥ずかしながらポンジュノ監督の作品はこれが初鑑賞だが、階級格差を皮肉たっぷりに描く手腕は見事だと感じた
かなりブラックな内容だが、ユーモアとパティンソンのどこか深刻さを感じさせない振る舞いで絶妙なバランスを生み出している
あと、カイ役のアナマリア・ヴァルトロメイがかわいい
吹き替え版で見ました。
冒頭のシーン。
高所から落ちまた極寒で、「よく生きてたな」みたいなセリフの声が、活力に満ち満ちている声のように感じ、え?吹き替え版、ハズレ?
と思いながら見始めました。(途中からは声優さんの声気にならなくなったけれど、掴みって大事だからなぁ)
前半は、ミッキーがまさに使い捨てられるシーンの連続で、なかなか辛い。
いろいろな含みのある映画
後半はぐっとら惹きつけられます。
昭和のおばちゃんなんで、ご都合主義すぎるかもしれない結末は嫌いではない。
字幕版で見たいな!
思ったより面白くならなかった・・・
始めから終わりまで
考えさせられた
全456件中、81~100件目を表示








