ミッキー17のレビュー・感想・評価
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18かっこいい
18がカッコよかった。
言い合ってるシーンは同じミッキーだからこそ、分かるし分かり合えないのかなとか思いました。
個人的には別の女性と結ばれて別の人生生きるとかでも面白いとは思った。
ケネスが咳をしてる描写とかなんだったんだろう
ケネスの部下の人がやたら毒ガスを使うのに外に出したがってたから、殺したいのかなとかなんかしてたのかなとか思ったけど…
コピーを作れる世界だからこそ、敵?が最後コピーで生き返って、記憶のデータを壊して主人公に襲いかかるとかでも面白そう
あとクリーパーがミッキーの名前知ってたのも、実は心を病んで薬を使ったミッキーの幻覚で、実はお母さんがクリーパーに見えてたとかでも面白そう笑、話変わっちゃうけど笑
コピー作れるなら優秀な人間同士を繁殖させまくる宗教とかね、ありそうな設定か笑
人間のコピーとか宗教とか薬とかSEXとかクリーパーとかテーマがいまいち分かりづらかった。
やはり、ただの荒唐無稽なSFじゃなかった
とりあえずポン・ジュノ監督作品なら押さえておかなくては、と思って観に行ったが、やはり侮れなかった……。
冒頭で人の助けの手すら差し伸べられない地の底からミッキーを地上に押し上げたのは他ならぬクリーパーであり、本当に恐ろしいものは人が「怪物」と呼ぶものなのか?それとも人間自身なのか?ということを考えさせられる部分では『グエムル-漢江の怪物-』(2006年)が頭をよぎる。
また、外の雪景色を見ながら開拓団長のマーシャル司令官らが「唯一無二(ワン・エンド・オンリー)」と唱えながら贅沢を貪っている一方で、ミッキーを交換可能な使い捨ての駒として扱っている様は『スノーピアサー』(2013年)や『パラサイト 半地下の家族』(2019年)などで描かれる格差社会を思い出さないわけにはいかない。
ついでに、赤いキャップをかぶって愚かな権力者を妄信的に賛美する大衆の姿はもう《マガマガしい》あの連中で以外の何者でもない(笑)し、権力者を裏で操り選挙の結果を左右する宗教団体。
予告編から感じた、ただのバカバカしく荒唐無稽なSFくらいのつもりの軽い気持ちで劇場に行ったのに、結局、現代社会への痛烈な風刺を目撃することになった。
そして記憶情報を含めた複製(リプリント)のはずなのに、志向や性質が異なって再生産されてくるというのは、一人の人間にも様々な側面があるということなのであろう。ある人がAさんに見せる顔とBさんに見せる顔が異なるのは、決してどちらかに嘘をついているのではなく、人間には多面性があるとだけなんだよね。
もっとテンポ良ければよかったなー
自分が2人いる的な作品が好きで、おまけにあのパラサイト 半地下の家族の監督作品ということで楽しみにして視聴。
原作ありの作品ということだけど、なんか絵はめちゃくちゃ上手いけど話の取捨選択はイマイチな作画のコミカライズ読んでるみたいな感覚。原作のシーンを一つずつ撮りました、みたいな感じでテンポ感がなく、主人公のモノローグがずっと続いている感じ。
原作は読んでないので実際のところはわからないのだけど。
世界観は面白く、一つ一つの描写は良かったけど、悪役権力夫婦の割合が多くて胸焼け。
期待してたもう1人の自分との絡みは薄味で残念。
もう1人の自分よりも彼女の存在感が強い。
ナイフを持って外に送り出される17と18の過去に対する認識、性質の対比とか、洞窟で仲間が死ぬ時の緊迫した描写とか、おっと思えるシーンがありつつも全体が繋がってない感じ。
なんで18があの性格で自死を選んだのか……雰囲気はあるけどもっと踏み込んで描いて欲しかったな……。
主人公がなんであんなにモテるのかわからないけど、主人公を取り巻く女性たちはみんないいキャラしてて良かった。
特に主人公の彼女がクレイジー愛の人で強くて過激でかっこよくて最高。
借金取りがカメラで撮る描写があって、その後もカメラで撮影している描写が多かったから、裏で借金取りが糸引いてるのかと思ったら別にそんなことはなかった。
主人公のお友達(クズ)、あまりにも生き残りすぎて憎めないね。
全体的にまあまあ面白かったけど2時間は長い。
期待を超えることはない
ヘタレなパティンソン
パティンソンの役の幅が広くなったなという観点では良かった。ただ期待値がズレてくると違和感がある映画になってしまうかも。
ストーリーは風刺も効いていて、ブラックなユーモアもあって。ディストピアなSFの雰囲気も良く、総じて良かった。
しかしリピートしたいかというと難しいところ。
こういう発想好きです
やっぱりポン・ジュノ監督はいい
ポン・ジュノ監督最新作ということで、すぐに見に行ったら作品。相変わらずのブラックユーモアたっぷりで最高な1本。第1幕目、序盤に示してくれる、映画の中の世界観や、今起こってる状況、人がコピーされてる仕組みやミッキーの人間性、なぜ今この状況にあるのか?の説明がまず見事。テンポよく適度なナレーション!説明っぽくなり過ぎず上手く映像で見せてくれる。まずここから面白い。特に17番目までいくテンポの良さ。All You Need Is Killを思い出す。その後の展開や、愚かな人間の行動。そしてこの映画の一番のテーマでもある、ある問題について…深く考えさせられる。話の内容としては過去になかった訳でもない、むしろ今までもあったし、何度も見てきたし分かっていることなのだが…
エンタメ映画としてめちゃくちゃ楽しく見れたのにしっかりとしたメッセージ性もあるとても素晴らしい作品でした😆
薄くて 軽い"退屈な映画"
原作は未読でしたが、予告編の面白さと、"才能あふれる監督"だと理解していた ポン・ジュノ監督作品でもあるので、
大いに期待して、本作を鑑賞しましたが、とても残念な大作でした。
作品の性質上、ある冪筈の"社会的風刺場面"は皆無で、取ってつけたような昔のソープ番組ドラマのような内容と
薄いキャラクターと粗末な脚本は、原作が存在する事さえ、信じられません。
ミッキーというコピーどおしに、個人差がある事は、良い着眼点でしたが、
ここまで性格等が違うと、比較実験ができないので、クローンの意味はありません。
ジブリ映画にでてきそうな"現地生物・オーム"の設定と展開は、稚拙以外に何ものでもない。
映画の展開をも 混乱させる不要なエピソードでした。
この映画を観た人ならば、きっと「オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)」は既に観ていると思うので
ひとりタイムループと言う事で、「ミッション: 8ミニッツ(2011年)を観ると良いと思います。
楽しいコミカルSF少しシリアス
もしもこの映画にソン・ガンホが出ていたら
新作映画も、シネコンだと2週目になると一日1本になってしまうのは悲しい。
観客も5人くらいしかいなかった。
ポン・ジュノ監督作品は『グエムル』『スノーピアサー』『パラサイト』を鑑賞済。
いずれにも通じる格差社会の描写、どうしようも無い絶望感、そして吐き気を催すグロテスクなシーン。
その印象が強かったので本作もそれを期待して行った感はある。
『グランド・イリュージョン』で渋い刑事を演じたマーク・ラファロがト●ンプも真っ青のアホぶり全開で面白かった(奥方は完全にサイコパス⋯!!)。
クリーパーは見ているうちに可愛く思えてくるのが不思議。
ただ、『亜人』を見ていたせいか、何度も殺されてリプリントされる光景もあまり新鮮味がなく、クリーパーと心が通じたシーンも何処かのアニメでのデジャブ感ありで、ポン・ジュノ監督らしさがほとんど心に刺さらなかった。
そうか、この物足りなさはソン・ガンホが居ないから?
でも、彼が出ていたとしてどんな役が相応しいのかと聞かれたらちょっと答えに窮するかも。
ミッキーに翻訳機をくれた小柄な女性が可愛かった。
武闘派ナーシャも良かったがカイも気になった。彼女は恐らくL寄りのBなのだと思う。
エンドロールにブラッド・ピットの名前が出ていたので『あれっ!?出てた~??』と慌てたが、後で調べたら製作総指揮だった。
モテミッキーとクリーパー
何回も死ぬの怖すぎるし地獄…精神病にならず平常心で業務遂行するミッキーはすごいだろうか。そういう記憶のプログラム?残酷すぎる使い捨ての肉…モテるところがなんか笑えましたwなんでモテるねん…
レンガに記憶するところがなんか可愛いくて韓国っぽかった。
マルティプルを防ぐために、完全に死んだら次が造れるようになる。という風にアップデートしたらどうか?と思うけどそれを言ったら元も子もないので🤐
(開発者のサイコパスの人しか改造したりできないということかな…)
ウォーキングデッドの俳優、スティーヴン・ユァンが出演してて嬉しかったです。英語も演技も素敵。
クリーパーが優しくてちっちゃいのん可愛い。キモいのに可愛い…最後仲良しでよかったです。
17 𝄇 。
ハリウッドはオワコンなのか
「パラサイト 半地下の家族」でカンヌとアカデミー両方の最高賞を獲ったポン・ジュノ監督の最新作でスルー出来ずに公開初日に行ったのだがちょっと肩透かしを食らった。借金取りから逃れるため惑星開拓団に何度でも生まれ変われる使い捨て労働者(エクスペンダブル)として雇用契約を結んだミッキーの17回目の人生をメインに描くのだけれど死亡をよく確認しないで18人目をコピーしちゃったものだからさあたいへんという早川文庫SFが原作のブラックコメディーである。原作の「ミッキー7」に対して映画は使い捨て非道ぶりを増し増しにして10回多くプリント、MRIのような人間コピー機からミッキーの身体が一回「ガクン」と少し引っ込んでから出てくる演出が良かった。主人公を演じるのが「ザ・バットマン」のロバート・パティンソンでこの設定は面白くならないわけがないのだが、悲しいかなステレオタイプのハリウッド色に染められてしまい真実味の無いエイリアンパロディに終わってしまった。特に開拓団長とその奥さんがカリカチュアライズされすぎていて無残。惑星の「原住民」イモムシのようなクリーパーはナウシカのオーム親子のエピソードそのまんまで巨額SFXの無駄遣い死屍累々。背景の膨大なCGの中に時々リアルがぶつかってくる描写もあまりにあざとかった。
(パラサイト+グエムル)÷2
予告で観た時は、失敗だらけの人生を一発逆転させようと、過酷なミッションにチャレンジする男の話と思っていた。その過酷なミッションを乗り超える話だと思っていた。しかし、何度でも生まれ変わる要素が自分の中で欠落していたため、先入観は一掃された。
権力者とイエスマンとブラック労働者と虐げられた先住生物「クリーパー」の話だった。何度も生まれ変わるブラック労働者の過酷な運命の話だった。
我々が暮らす日常生活でも十分ありえる構図。
この構図を映像で見させられて、会社時代の様々な理不尽、不条理が走馬灯のようにかけめぐる。これは私だけの現象だろうか。おそらくポン・ジュノは、観る側の各々の思いを映像に投影させているのかもしれない。
ポン・ジュノは、ある意味『パラサイト』と『グエムル 漢江の怪物』を融合させて、新境地を見出したと思われる。
昨今の某放送局の腐敗したパワハラ、セクハラ体質にも通じるものがあり、リアルな感覚で映像に自分の思いを投入できてストレス解消になった。
リアルな発想が足りない
虐げられる労働者。存在すらも酷使される。
そのテーマはリアルだがどうせ踏み込むなら現実的な救いのなさに振り切った方が良かったように感じた。権力者を倒して個人の権利を得る社会にするといったある種幻想とも言えるハッピーエンドは温く感じてしまう。
不条理への反抗でしか存在を確かめられないあわれな人間…と描く方がより深い。
ミッキーが2人しか出ないのも面白みがない。3人4人と出現するが、権力には勝てない。
革命とは様々な要素がからまないと起こらない。個人の不満がいくら集まっても変わらないのが現実だ。
その意味でこの映画はハッピーエンドだが夢想でしかない。
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