劇場公開日 2025年3月28日

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ミッキー17のレビュー・感想・評価

全456件中、301~320件目を表示

3.5コピー人間は美人にモテモテ

2025年3月30日
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白人の主役と悪役、黒人のヒロイン、アジア人の脇役、レズビアンもいて多様性を一生懸命アピールしている今どきの作りだけど、企業のDEI撤廃で多分2年後には古い作りになってると思う。
お話は現代の問題である搾取と格差社会を取り入れたSFで、星新一か藤子F不二雄の短編を長編にしたような生活感ある少し不思議な物語。
全体として楽しめたんだけど、センス・オブ・ワンダーはなく、コメディ調で予定調和な展開。
コピー人間の苦悩や葛藤を描いて、反乱のカタルシスを期待してたけど、ロバート・パティンソンだからか美人にモテモテ。それに自分で選んだエクスペンダブルで、契約書の説明通りに何度も死ぬことになぜか怒り狂い反乱、それがなんか都合よく展開していくから、心に残るものが無かった。
コピー人間としての予想外の副産物、例えば人の心が読めるとか、未来が見えるとか、逆に精神疾患に苦しむとか、そういう要素があれば少しは物語に振れ幅が出ていたと思う。
半年もすれば忘れてしまいそうな作品だけど、暇つぶし程度には楽しめます。

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じゅんぢ

4.5ヴィオレッタ

2025年3月30日
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アナマリアさんは、「あのこと」以来久しぶりですね。もっとでてくる女優さんだと思ってました。ポン・ジュノ監督流石です。ロバート・パティンソンさんはこういう情けなくて可愛い役が滅茶苦茶似合います。テネットが最高でしたが負けてないです。

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michi

4.5死んでもレプリカとして何度も蘇るSF。 予告でもあったけど超ブラッ...

2025年3月30日
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死んでもレプリカとして何度も蘇るSF。
予告でもあったけど超ブラック。だから反撃での痛快感を期待したが、そこはイマイチ。だけどまあ面白かった。

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いたかわ

4.5赤いボタンで失うもの、赤いボタンで得られるもの

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

宇宙開拓時代のSF映画でありながら、社会の階層や科学と倫理、人を人たらしめるものは何か、などいくつものテーマが込められた作品。重厚な作品ではあるものの、エンタメ作品としても一流で、軽快なテンポの作品として仕上げたその手腕は見事。

王蟲を思わせる異性の生物クリーパーは悍ましい生物を思わせる作品ながら、最後には愛おしくも感じられるのもよい。

赤いボタンが象徴的で、ミッキーはいろいろな局面でそれを押すことで人生を進めていきます。

強烈に突き抜けた何かこそなかったですが、見やすいのに考えることも多い一作でした。

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よして

2.0ミッキー17

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

最初と終盤の経過説明が、とにかく長い。
説明好きかと思いきや、先住生物が何故知性が有るのか、全く触れず。
長セリフじゃなくて、映像で納得させてほしかった。
面白かったかと聞かれたら、答えにくいかな。

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映画館難民

3.0エンタメとしてはいいと思います

2025年3月30日
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エンタメとしてはこの重苦しい題材をテンポ良くブラックかつユーモアもあり
楽しく観れました。

ただテーマはもう一歩踏み込めた気がするのと後半方向性がやや
ブレブレだった気がするって感じで現地生物が実は…みたいなのは
ギリいいんですが、展開が見え見えで宇宙船の内部闘争だったり
その元凶がかなり薄っぺらだったり、何であの溶鉱炉みたいな所で
延々とやってんの?等々…惜しかったかなと言う感じ。

海外で興行も評価もイマイチなのはまぁ何となく分からんでもないと
言う気もします。

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azuma

3.0好き嫌い分かれそう

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

中だるみもなくあっという間に終わったので、つまらない、という感覚はありませんでした。
いつも鑑賞後はここのレビューや考察サイトなどを漁るのですが、今作はしなかった…
唯一、終盤数々の悪行を録画しようと言っていた2人組の役者さんの名前は調べました。見つけられませんでしたが…(メガネにカメラ仕込んでる人)

Fワードも多いですし、過激な表現もあるのでデート向きではないかもしれません。
私が見た回は、おひとり様が圧倒的に多かったように思います。

好き嫌い分かれる映画だと思いますが、前回見たウィキッドを見終わった時のような、心が揺さぶられる!という感情よりは、まぁこんなSFがあってもいいよね、という感覚でした。

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ペンギン1号

4.0Have a nice death !

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

SFの意匠をしたパラサイトという感じで結構楽しめました。シニカルさと社会性をふんだんにまぶしたヒューマンドラマといった趣きです。

ミッキー18の変異が少し強すぎるかなと思ったのですが、ポン・ジュノは敢えてそうすることで、本来あるはずのミッキー・バーンズを取り戻したかったのかもしれません。

トニ・コレット、マーク・ラファロ、スティーブン・ユアンといった実力派俳優がオーバーアクションを嬉々として演じていて楽しかったです。
マーシャルは完全にトラン◯大統領のパロディですよね。尊大で芝居掛かった喋り方で、宇宙空間を制するみたいな物言いには笑ってしました。現実の移民排除政策も結局自分達も移民だろというアイロニー。

カイ役のアナマリア・ヴァルトロメイは「あのこと」の彼女ですね。優秀なDNAを残すための候補って皮肉なキャスティングは、前作を意識してのことでしょうか?(深読みしすぎかな)

自動翻訳機開発のドロシー役 パッツィ・フェランは「ファイアーブランド」でメアリー王女やってた方ですね。スペインの女優さんですが英語作品でも頑張ってます。

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sugar bread

3.0なんかイマイチ…🤔

2025年3月30日
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制作費も多額だろうに…脚本が悪いのか…監督が悪いのか…🤔
感動も驚きも笑いも無かったです。☹️

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もんオヤジ

2.0マジ?「ナウシカ、王蟲見たことありません。偶然。」とか「オマージュ」とか絶対言わせない!クリエイターとして恥ずかしくない?話の展開も普通すぎ。マーク・ラファロとトニ・コレットの怪演も通常運転。

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

もう​ちょっとアナーキーな展開を期待していた自分が愚かでした。
​話の展開が、想像以上に普通で残念。
それどころか、クリーパーの設定とデザインは、本気か?
クリエイターとして恥ずかしくないのか?​
「ナウシカ知りません。王蟲見たことありません。偶然かな。」とか「オマージュです。」とか絶対言わせないから!
本当に知らなかったとしても、知ってて真似したとしても、どちらにしろ日本映画は舐められすぎ。
もっと発信していかないと。
マーク・ラファロとトニ・コレットの怪演も通常運転。
ポン・ジュノには、がっかり。
ってブラピも製作に参加しているではないですか。
本当に残念。

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ITOYA

3.0グルーピーがキモい

2025年3月30日
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ポンジュノ監督の前作「パラサイト」が傑作だったため、期待値を高くして観賞。結果、パラサイトを観た時の衝撃まで至らず。「佳作」でした。

佳作の理由はやはり使い古されたSFのモチーフの組み合わせに既視感を感じた点です。最後は『メッセージ』や『砂の惑星』『風の谷のナウシカ』がちらつきました。複製の話ももう少し早く登場させ、17と18がもっと絡む展開があってもいいのかなと思いました。あとヒロイン役はもうちょっと華のある人がよかったかな、と。

とはいえポンジュノ監督特有の現代社会を揶揄するような考えが映画に通底しており、飽きずにみられました。
主演で二役をこなしたバンティント、敵役のマークはさすがの演技でした。

SFは偉大な作品が多すぎて、なかなかハードルが高いので今回は辛口ですが、十分楽しめました。2回目はないけど。

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ねじまき鳥

4.0ナウシカ?

2025年3月30日
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結構本気なSFです。

主人公が繰り返し再生する意味もわかりやすい。

ポン・ジュノ作品らしいブラックな笑いも。

こういうの好き。

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ヒビノミライ

3.0それでも

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

死ぬのは嫌ですね。怖さも痛みもあるでしょうから。現在でも世界中が混沌としているので、こんな世界になってもおかしくない時代が来るのでしょうね。

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ごっとん

5.0これを最高に楽しめない人が多いらしいのが意外

2025年3月30日
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鑑賞方法:映画館

[60代男です]
僕は高齢だから楽しめた? 若い人には楽しめないのか?
物凄く面白かったのに。
本作はレビューを書かないつもりだったのに、ここでの評価が自分と落差があるのに驚いて、書くことにした。

主演のロバート・パティンソンがこれまでのカッコよさを振り捨てて、三枚目で頭の悪いダメ男を、驚くほどなりきって演じている。どっちもいけるとは、イ・ビョンホンみたいだ。

主人公は死ぬような任務どころか、何分で死ぬか確かめる人体実験に使われたり、使い捨て前提で何度も殺される。このあたりは「亜人」のオープニングを思い出させる、非人間的な感覚。ユーモラスな演出になっているが、かなり残酷でひどい話だ。

ところで、こういう主人公の複製が現れるシチュエーションの作品で、これまで作られた映画は、必ずその主人公2人のやりとりが物語の中心でありすべてだった。その2人がどうするのか、それだけ。
複製と協力するって話は小説でしか読んだことがなく、僕は不思議なのだが、映画では必ず複製とは殺し合いをしなければおさまらない。いつもそれを描くだけの話になる。
ほかの登場人物たち、たとえば恋人が出てくるパターンが多いが、そのときその彼女なり彼は、主人公と複製が奪い合う対象でしかなく、主人公に複製がいることを知ったときの反応も、ただ驚いたり拒絶したりという普遍的でありきたりな反応をするだけで、それを主人公がどうやっておさめるかということのみが描かれるだけ。恋人のほうは個性も意思も持っていないのが当たり前。
本作も最初はそうかと思っていた。
しかし違った!
なんと主人公の恋人の女性は、主人公が2人存在することを知ると、好きな男が2人になったと喜んで、はしゃぐのだ。
言われてみれば変じゃない。気持ち悪いという感情が先に立つのが普通かもしれないが、好きな男二人と同時にベッドで楽しめるという発想をする人がいてもおかしくない。
つまりこのキャラクターは画一的な性格とは違う個性を持っているのだ。そしてそのあとも生き生きと存在感を発揮し続ける。

これは作り話なのだから、登場人物の行動など、もちろん作者が好きなように操っているわけなのだが、それをそう感じさせてしまうなら、脚本家や演出家や役者が無能だということ。
登場人物たちが、主人公以外まで、みんなそれぞれに個性と意思を持って行動しているように感じさせてくれれば、現実に目の前で起こっている出来事のように、いったいどうなるのかと物語に没入できる。
本作は見事にそうなっている。
この恋人が喜ぶシーンに意表を突かれて驚き、そこからは引き込まれて充分以上に楽しめた。

トニ・コレットとマーク・ラファロの憎々しさも最高だ。
悪役の憎たらしさは娯楽映画を面白くする重要な要素のひとつだが、これはそこも満点。

あと、新しく再生された主人公が記憶を注入されるときに、そのケーブルを看護師が足に引っかけて外してしまい、あわてて刺し直すが、ほかの人たちはそんなことまったく気にしていないというシーン。ほんの2・3秒の描写で、主人公がどうでもいいような扱われ方をしていることを強く印象付ける、良いシーンだった。

とにかく面白かった。

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60代の男です

3.5ヒューマン系でもあるのかな?

2025年3月30日
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思ってたのと違ったが面白かった。
後半はナウシカですか?みたいな。
今の世相を反映しているかのような映画でした。

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Oyster Boy

5.0久しぶりのSF大作の大当たり

2025年3月30日
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笑える

怖い

興奮

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くまくま

4.0運のいい奴悪い奴

2025年3月30日
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怖い

難しい

人類はいつまで生き続けたいのか
かつてユアン・マクレガー主演の『アイランド』を見た時にも今と同じようなことを思った
NHKの「ヒューマニエンス」を見ていても思うのは、研究者がマウスを使ってあらゆることをしている
脳をいじったり心臓に手を加えたり細胞を操作したりしてあらゆる謎を解き明かそうとしている
その先に何があるのかを知りたいから、知るためには仕方がなく命を研究の為に使っている
どの動物までがOKなのだろう
それを決める基準は何なのか?
誰がそれを決めてるの?

ついつい考え込んでしまう、娯楽性のある作品だとは分かっていてもなかなか手放しでは笑い飛ばせない考えさせられるこの自分の頭が煩わしく思う時もあるけどそれはもう仕方がないですね

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カルヴェロ

4.0心はどこにあるのか

2025年3月30日
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チープなB級SFに見せかけた問題提議。
心は記憶により形作られているかのような世界観。
だから死ぬ前の身体と記憶をコピーすれば、何度でも生き返ることができると考えている(ことにしている)。
しかし問題が発生した。
ミッキー17の前に18が現れた。
残念ながら心は身体にひとつづつ宿るようだ。
ミッキーは毎回、本当に死んでいる。
新たな自分のコピーが新たな心を持つ。
そして彼17は死ぬことを恐れはじめた。
死ぬことで自身の心がなくなることが自覚できたから。
死は決して慣れるものであってはならない。
生まれ変われないからこそ、生きることが輝かしいのだ。

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ピッポ

3.5唯一無二

2025年3月30日
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笑える

怖い

単純

SF作品は大好きなので、予告から期待していた本作。公開2日目に鑑賞してきました。予想とはちょっと異なるテイストでしたが、なかなかおもしろかったです。

ストーリーは、借金で首が回らなくなった男ミッキーが、高額報酬めあてに内容もよく読まずに契約してしまった仕事により、自身の体の精密スキャンと記憶のバックアップによる複製体の生成を前提とした、危険な任務や過酷な実験に身を投じることになり、ひたすら死んでは生き返る悪夢のような日々が始まるが、ある日、死ぬ前にもう一人のミッキーが生成されてしまったことで、彼の使い捨てワーカーとしての生活に変化が訪れるというもの。

思った以上にブラックユーモアたっぷりの展開で、おもしろくはあるのですが、ちょっとキツすぎて笑えません。命のリサイクルと言えば聞こえはいいですが、何度も複製されるミッキーの存在は、使い捨ての実験体そのものです。何度壊しても怒られないオモチャを与えられた子どものように、ミッキーの体を弄ぶ研究班の所業が悍ましいです。

”コピー人間”や”死に戻り”は既視感のある設定ではありますが、やはり何度見ても気持ちのいいものではないです。人類の進化や技術の革新のためなどと表向きは耳障りのよい言葉を並べることが多いですが、最終的には人間の醜い裏の顔を見せられることが多く、本作は序盤からそんな感じです。

そして、ここに新たなミッキーが生成され、ミッキーが同時に二人存在する状況となり、物語は大きく動き出します。作中では、二人が同時に存在することは”マルティプル”という違反行為とされ、両者の体も記憶も全て処分され、存在が抹消されるという厳しい罰則があります。しかし、目の前に健康に生存している人間の命を軽々しく奪うのはためらわれ、命をめぐってさまざまな視点が提示されます。ある者は2人とも自分のものだといい、ある者は1人を分けてほしいといい、ある者は神への冒涜として2人とも抹消すべきと考えます。

果たして命とはなんなのでしょうか。物のように取り扱っていいものでしょうか。植民星の先住生物・クリーパーたちのほうが、よほど命を大切にしているように思えます。命は複製されるべきものではなく、仮に複製できたとしても、それはオリジナルではありません。やはり命は唯一無二のものであり、だからこそ尊厳があるのだと思います。ブラックユーモアにあふれた作品ですが、命について真剣に考える機会を与えてくれているように思います。

主演はロバート・パティンソンで、悲哀たっぷりのミッキー17と異なる個性のミッキー18をうまく演じ分けています。脇を固めるのは、ナオミ・アッキー、スティーブン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロら。

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おじゃる