劇場公開日 2025年3月28日

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「コピー人間は美人にモテモテ」ミッキー17 じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5コピー人間は美人にモテモテ

2025年3月30日
Androidアプリから投稿

白人の主役と悪役、黒人のヒロイン、アジア人の脇役、レズビアンもいて多様性を一生懸命アピールしている今どきの作りだけど、企業のDEI撤廃で多分2年後には古い作りになってると思う。
お話は現代の問題である搾取と格差社会を取り入れたSFで、星新一か藤子F不二雄の短編を長編にしたような生活感ある少し不思議な物語。
全体として楽しめたんだけど、センス・オブ・ワンダーはなく、コメディ調で予定調和な展開。
コピー人間の苦悩や葛藤を描いて、反乱のカタルシスを期待してたけど、ロバート・パティンソンだからか美人にモテモテ。それに自分で選んだエクスペンダブルで、契約書の説明通りに何度も死ぬことになぜか怒り狂い反乱、それがなんか都合よく展開していくから、心に残るものが無かった。
コピー人間としての予想外の副産物、例えば人の心が読めるとか、未来が見えるとか、逆に精神疾患に苦しむとか、そういう要素があれば少しは物語に振れ幅が出ていたと思う。
半年もすれば忘れてしまいそうな作品だけど、暇つぶし程度には楽しめます。

じゅんぢ
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