「心はどこにあるのか」ミッキー17 ピッポさんの映画レビュー(感想・評価)
心はどこにあるのか
チープなB級SFに見せかけた問題提議。
心は記憶により形作られているかのような世界観。
だから死ぬ前の身体と記憶をコピーすれば、何度でも生き返ることができると考えている(ことにしている)。
しかし問題が発生した。
ミッキー17の前に18が現れた。
残念ながら心は身体にひとつづつ宿るようだ。
ミッキーは毎回、本当に死んでいる。
新たな自分のコピーが新たな心を持つ。
そして彼17は死ぬことを恐れはじめた。
死ぬことで自身の心がなくなることが自覚できたから。
死は決して慣れるものであってはならない。
生まれ変われないからこそ、生きることが輝かしいのだ。
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