チャレンジャーズのレビュー・感想・評価
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意外にもテニスに対して熱かった!
ゼンデイヤという女優があまり好きではない。トム・ホランドのスパイダーマンも、ヴィルヌーヴのDUNEもヒロインがあまり魅力的に感じなかった。好きじゃないタイプの顔なんだと思う。だから、本作も観るのに少し躊躇してしまった。ガッツリ彼女の主演だから。
でも、予告編を観て抱いたイメージとはかなり違って、ゼンデイヤ演じるタシは、2人の男性をもてあそぶ天才テニスプレイヤーではなく、テニスに真摯に向き合い、テニスの高みを追い求める女性だった。
だからなのか、ちゃんとテニスのシーンが多めになっていたし、その試合の描き方もいろんな工夫がされていてなかなか迫力があった。ただ、実際にボールを打ち合うことはできないからCGになるのは仕方ないが、あのボールの行き来では実際のラリーとの違いを感じてしまう。
それでも、時系列を入れ替えて徐々に3人の関係が浮かび上がってくる脚本はなかなか面白かったし、テニスに対する熱さを感じる物語だった。あまり好きではないゼンデイヤでも、少し魅力的に見えてくる不思議。あまり期待していなかったけど、スリリングな展開を最後まで楽しむことができた。意外と掘り出し物だ。
ストーリーラインは面白かった。ずっと下世話だし、ホテルで2人を囲ん...
テニスである必要あったのですか?
ディープキス
若い時の感覚を呼び起こすトリガー
評判の高さにつられて観てみたけど……うーん🤔そんなにいいかな?
ゼンデイヤの恐るべき8頭身スタイルは一見の価値アリ✨✨身長178cmですって。めちゃ羨ましい〜(´∀`艸)♡♡
でも……内容は……子供っぽいかな。
うんうん、あったよね、若い時にはこーゆー感じの諸々。でも若い時に通った道を今更見せられても、ふーんそれで?という感じで。あまりにふーんそれで?感が強すぎて自分には気付けなかった何かがあるのかと世の中に出回ってるレビューを読んだりもしたけど……やはりふーんそれで?しかなかった😅
象徴的とされてる『棒状の食べ物』云々もバナナとチュロスまでは百万歩譲って良しとするけど、3人で回し飲みした『瓶ビール』の瓶まで入れたらさすがに無理やり過ぎでしょ😂
恋愛パートの内容には正直何も感じられなかったけど、若かりし頃の『男女(※)』と『性』が合わさった時の何とも言えぬドキドキ感とワクワク感と少しの背徳感の三つ巴のギラついた感覚がスクリーン越しにとてもよく表現されてた気がするから懐かしい気持ちにはなれました💜
(※)いや、今の時代、性的対象が異性と決め付けるのはダメか。正しくは『性的対象として見做す相手』かな。
あ、あと、テニスの試合そのものは観ていて面白かった🎾
ゼンデイヤの虜になるのもやむを得ず
最高だった!ありがとう!
主人公3人の駆け引きがすごい!
あんまり上映してる映画館がないので、結構遠くの映画館まで来ましたよ
でもその価値はありました!
事前情報まったくナシの状態で見てみたら、まさかテニス映画だったとは…
しかし本作は本質的に3人の勝負師たちの駆け引き映画!
試合の勝ち負け、愛と友情、それぞれのテニス哲学、自分の生きる価値そのもの、もろもろ一切合切が勝利を得るための駆け引きに注ぎ込まれ、重層的に重なり合って、繰り広げられるのです!
1つの試合に関わる3人の主人公たち
それぞれがテニストップクラスの実力者
試合が進行するにつれて過去の3人の交流や関係性の変化がフラッシュバ ックで描かれていきます
さらに付加価値はフェティッシュエロス!
スポーツ選手をエロ目線で見てる人のための映画ですね〜
さらにフェチ(?)はもっと様々、多岐に及んでますし総合的な人間力のぶつかり合いがコートの中で展開されていましたよ
これぞ映画館で観るべき映画
テニスを一番愛していたのは
予告から想像していた展開とは全然違いました
主人公タシを演じるゼンデイヤのテニスのプレー姿がとってもカッコ良い
そのタシに心を奪われるパトリック役のジョシュ・オコナーとアート役のマイク・ファイスト
私がテニスをよく知らないからそう思うのかもしれませんが、3人とも本当にかなりのテニス上級者に思えるくらい試合のシーンは緊張感がありました
テニスの世界の3人の恋愛が軸になるストーリー
時間軸も過去と現在を行ったり来たりですがわかりにくい事はなかったです
むしろ過去の出来事が少しずつわかっていくストーリーにワクワクしました
三角関係だから誰か1人は報われないんだけど、結局3人とも報われていない
パトリックにとってテニスはタシを繋ぎ止めるためのもので、アートにとってテニスは重しのように感じました
多分テニスを一番愛していたのはタシなのかも
音楽がとってもカッコ良くてサントラがほしくなりました
ゼンデイヤの新たな代表作
予想以上の面白さ♪こんなに面白いと思わなかった。
スパイダーマンが好きなので、ゼンデイヤだから、観たんだけど、良かったです。
今まで観た事あるゼンデイヤ出演作の中で、1番彼女の魅力や演技が炸裂してた。
本作では別人のように色気を出しまくりエロくセクシーで、女性としての魅力も強く、全然イメージ違う(笑)
スパイダーマンだとコメディタッチなので分からなかったけど、演技上手い!!こんなに演技力あると思わなかった。
話的には、スポ根、青春映画、ラブストーリー、をミックスした感じで『タッチ』を思い出します(笑)
血が沸き上がるような、気分を上げる、アップテンポでクールなクラブ系ミュージックのオープニングで、瞬く間に作品の世界に引き込まれていきます。
ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが音楽に関わっていて、作品全体を同系のクールなクラブ系ミュージックが彩ります。
ゼンデイヤの相手は『ウエスト・サイド・ストーリー』でジェッツのリーダーだった彼と『終わらない日曜日』で名家の子息だった彼です。
ラケットで打ったテニスボール目線のカメラワークとか、いろいろセンスいい!!
終わり方も良かった。
スパイダーマンと並び、ゼンデイヤの新たな代表作だと思う。
迷ったら、ぜひ!!
80~85点ぐらい。
二人にとってのファムファタル
初めての出会いは三人が高校生の頃。
男子二人も「アイス&ファイヤー」の二つ名で
Jr.男子ペアの世界ではそれなりに名が通っているが
『タシ・ダンカン(ゼンデイヤ)』は別格。
プロ転向はしていないのに
大手スポーツメーカーのスポンサードを受け
財団まで設立、両親は役員につき、
既に巨額の富を得、更に今後も約束されている有望株。
※ここでプロとアマの違いに疑問を持つわけだが、
要は大会で賞金を得る得ないの差、との理解で宜しいか。
とあるJr.の大会で出会った三人。
男二人は初めて生で見た『タシ』にぞっこん。
彼女はそんな二人を手玉に取る。
この時点ではや、三人の将来が、
ポジションの優劣が透けて見える。
しかし、将来を嘱望された『タシ』が
試合中の事故で再起不能となったことから事態は急転。
彼女は二人を一流の(シングル)テニスプレイヤーに育て上げることに
新たな生き甲斐を見い出すのだが・・・・。
三角関係を表すのに、テニスというスポーツは
あまりにうってつけ。
広いコートの両端に位置した男二人、
その中央部の観客席に座る女一人。
ラリーの度にボールは左右に動き、
視線や顔もそれに合わさり右に左に。
さも、どちらの男を選ぼうかと考えているよう。
ちょっとした間合いや、見つめる時間の長ささえ
なにか裏があるのでは、と
思えてしまう。
主演の『ゼンデイヤ』は制作者としても名を連ね、
彼女の希望はそれなりに
脚本に反映されているとの判断は妥当だろう。
物語はイマイマ行われている
地方のツアー大会の(男二人が相対する)決勝戦をメインに、
三人の過去の因縁が適宜挿入。
時系列がバラバラのため、
頭の中を整理するのはなにかと労力も、
エピソードが積み重なることで
三人のポジションも理解される。
『タシ』と結婚し、一女を授かった『アート(マイク・フェイスト )』は
「グランドスラム」達成直前の位置につけるも
ここしばらくは肩の手術の影響もあり不調をかこつ。
一方の『パトリック(ジョシュ・オコナー)』はシード権の獲得さえままならぬランキング。
その二人に『タシ』を巡っての新たな因縁が生まれ、
物語はクライマックスへと。
ポップでビートの効いた音楽と
スピード感と視点をを自在に操るカメラワークに乗せられて。
それまでは上手く行っていた男二人が、
彼女の出現とともにさや当てを演じ、
テニスに対するスタンスも変化するように。
が、決勝のゲームが進むにつれ、
昔の幼い感情が再び湧き上がる。
これこそが、『タシ』が求めていたカタルシスなのかもしれない。
昭和平成の私にはよく分からない。それで良い。それが映画だ。
時制、構成をバラバラ解体、 再構築して成立させる教科書的作品。
時制、構成をバラバラ解体、
再構築して成立させる教科書的作品。
1、構成を、シーンナンバーをバラバラにする。
2、登場人物の葛藤、心の乱れのベクトルをラストに向ける。
その向きは変えない。
3、観客に2を踏まえて、ラストに向かって観ている感情を右肩上がりに音楽も効果的に使用しつつクレッシェンドさせていく。
1だけの失敗作品は数多ある。
(メインプロットが事件解決等、
論理ドライブだと難易度は高くないが、
感情ドライブは難易度が高い)
回想を入れると、
ストーリーが空回りしたり、
バックデート感が観客の気持ちを削ぐ。
2と3が成立しないのであれば、1はやらない。
以上は頭では理解していても、
撮影が始まると難しい。
撮影当日、バラバラになった登場人物の感情の、
どの部分を撮影しているのか、
微妙な芝居に影響してくる、
また、
編集でその感情のベクトルが逆になっている事に気づくケースもある。
そうならない為に、
クランクイン前に、
全カットの絵コンテを描く監督もいれば、
全カット頭の中にある監督もいる(シーン数を100、1シーンのカット数を平均10から50とすれば、およそ1000から5000のカット数)、というかいた。
本作は、
それを1カット1カット、
いや、
1ポイント1ポイント、
正確に芝居して撮影、
編集していた。
なおかつ、
〈気持ちのボール〉〈試合のポイント〉
は3人の誰にあるのか、
このポイントを獲れば、
誰に渡るのか。
ゲームポイント、
セットポイント毎に、
念押し、確認をして、
ストーリーテリング。
そして、
マッチポイント。
(チャンピオンシップポイントとは書かない等正確さよりも状況に合った文言のチョイスも吟味されている)
この決着のパターンは、
80年代には多かった。
試合の解説者(タツノコアニメでいう説明しよう!の状況説明役)が、
美しい!
って言うパターン。
女1男2の三角映画は、思いつくだけでも、
20以上あるのでここでは省略。
【蛇足】
上記の難易度の高さに加えて、
映画映えしないスポーツ、テニス。
勝敗がわかりにくい。
15、30、45じゃないの?
ラブって何?
0?
ウィンブルドンは、
靴もウェアも白!
団体競技なら有り得ないキャラもつくれる。
これも、あれも、映えない。
ブラックベリーは映えてた。
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