劇場公開日 2024年6月7日

  • 予告編を見る

チャレンジャーズのレビュー・感想・評価

全67件中、41~60件目を表示

3.5二人にとってのファムファタル

2024年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

初めての出会いは三人が高校生の頃。

男子二人も「アイス&ファイヤー」の二つ名で
Jr.男子ペアの世界ではそれなりに名が通っているが
『タシ・ダンカン(ゼンデイヤ)』は別格。

プロ転向はしていないのに
大手スポーツメーカーのスポンサードを受け
財団まで設立、両親は役員につき、
既に巨額の富を得、更に今後も約束されている有望株。

※ここでプロとアマの違いに疑問を持つわけだが、
要は大会で賞金を得る得ないの差、との理解で宜しいか。

とあるJr.の大会で出会った三人。
男二人は初めて生で見た『タシ』にぞっこん。

彼女はそんな二人を手玉に取る。

この時点ではや、三人の将来が、
ポジションの優劣が透けて見える。

しかし、将来を嘱望された『タシ』が
試合中の事故で再起不能となったことから事態は急転。

彼女は二人を一流の(シングル)テニスプレイヤーに育て上げることに
新たな生き甲斐を見い出すのだが・・・・。

三角関係を表すのに、テニスというスポーツは
あまりにうってつけ。

広いコートの両端に位置した男二人、
その中央部の観客席に座る女一人。

ラリーの度にボールは左右に動き、
視線や顔もそれに合わさり右に左に。

さも、どちらの男を選ぼうかと考えているよう。
ちょっとした間合いや、見つめる時間の長ささえ
なにか裏があるのでは、と
思えてしまう。

主演の『ゼンデイヤ』は制作者としても名を連ね、
彼女の希望はそれなりに
脚本に反映されているとの判断は妥当だろう。

物語はイマイマ行われている
地方のツアー大会の(男二人が相対する)決勝戦をメインに、
三人の過去の因縁が適宜挿入。

時系列がバラバラのため、
頭の中を整理するのはなにかと労力も、
エピソードが積み重なることで
三人のポジションも理解される。

『タシ』と結婚し、一女を授かった『アート(マイク・フェイスト )』は
「グランドスラム」達成直前の位置につけるも
ここしばらくは肩の手術の影響もあり不調をかこつ。

一方の『パトリック(ジョシュ・オコナー)』はシード権の獲得さえままならぬランキング。

その二人に『タシ』を巡っての新たな因縁が生まれ、
物語はクライマックスへと。

ポップでビートの効いた音楽と
スピード感と視点をを自在に操るカメラワークに乗せられて。

それまでは上手く行っていた男二人が、
彼女の出現とともにさや当てを演じ、
テニスに対するスタンスも変化するように。

が、決勝のゲームが進むにつれ、
昔の幼い感情が再び湧き上がる。

これこそが、『タシ』が求めていたカタルシスなのかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ジュン一

4.0昭和平成の私にはよく分からない。それで良い。それが映画だ。

2024年6月10日
iPhoneアプリから投稿

拾い物。
新しい。
三角関係、スポ根、男の友情、女の頑張りの物語から予感する映画的事柄の全てを覆さんとする強い意志を買う。
昭和平成の私には結果何が起きたかよく分からない。
それで良い。
それが映画だ。
それでいて作りが丁寧で始終愉しく美しい。
私的年テン上位当確。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
きねまっきい

4.0時制、構成をバラバラ解体、 再構築して成立させる教科書的作品。

2024年6月10日
iPhoneアプリから投稿

時制、構成をバラバラ解体、
再構築して成立させる教科書的作品。

1、構成を、シーンナンバーをバラバラにする。

2、登場人物の葛藤、心の乱れのベクトルをラストに向ける。
その向きは変えない。

3、観客に2を踏まえて、ラストに向かって観ている感情を右肩上がりに音楽も効果的に使用しつつクレッシェンドさせていく。

1だけの失敗作品は数多ある。
(メインプロットが事件解決等、
論理ドライブだと難易度は高くないが、
感情ドライブは難易度が高い)

回想を入れると、
ストーリーが空回りしたり、
バックデート感が観客の気持ちを削ぐ。

2と3が成立しないのであれば、1はやらない。

以上は頭では理解していても、

撮影が始まると難しい。

撮影当日、バラバラになった登場人物の感情の、
どの部分を撮影しているのか、
微妙な芝居に影響してくる、

また、

編集でその感情のベクトルが逆になっている事に気づくケースもある。

そうならない為に、
クランクイン前に、
全カットの絵コンテを描く監督もいれば、

全カット頭の中にある監督もいる(シーン数を100、1シーンのカット数を平均10から50とすれば、およそ1000から5000のカット数)、というかいた。

本作は、

それを1カット1カット、

いや、

1ポイント1ポイント、
正確に芝居して撮影、
編集していた。

なおかつ、

〈気持ちのボール〉〈試合のポイント〉
は3人の誰にあるのか、
このポイントを獲れば、
誰に渡るのか。

ゲームポイント、

セットポイント毎に、

念押し、確認をして、
ストーリーテリング。

そして、

マッチポイント。
(チャンピオンシップポイントとは書かない等正確さよりも状況に合った文言のチョイスも吟味されている)

この決着のパターンは、
80年代には多かった。

試合の解説者(タツノコアニメでいう説明しよう!の状況説明役)が、
美しい!
って言うパターン。

女1男2の三角映画は、思いつくだけでも、
20以上あるのでここでは省略。

【蛇足】

上記の難易度の高さに加えて、

映画映えしないスポーツ、テニス。

勝敗がわかりにくい。

15、30、45じゃないの?

ラブって何?

0?

ウィンブルドンは、

靴もウェアも白!

団体競技なら有り得ないキャラもつくれる。

これも、あれも、映えない。

ブラックベリーは映えてた。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
蛇足軒妖瀬布

4.5トレント・レズナー&アッティカス・ロスの劇伴はここ最近の映画では最...

2024年6月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

トレント・レズナー&アッティカス・ロスの劇伴はここ最近の映画では最高。
サヨムプー・ムックディプロームの撮影、カメラワークもどうかしてる。

日本でもIMAX上映して欲しかったな。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
teraox

3.5中2男? 三人とも何かにチャレンジしているのかな?

2024年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

観終えたワタシの感想は「誰に共感できなかったし、チャレンジャー『ズ』って、誰が何にチャレンジした?なんかよくわからんかった」でした。
隣で観てくれたパートナーは「面白かったね!女子(タシ)はチャレンジしてたんじゃない?」
ワタシ「そうなのかなぁ……」
パートナー「結局、中2な男にはチャレンジしたくなる魅力があるってことなんだよ」
でした。
ストーリー展開が時間軸を行ったり来たりして、登場人物の髪型で判別する必要があって集中力がそがれることが原因かもしれませんが、ちょっととっ散らかった感じを受けました。
でもなぁ、タシとアートが写る車の広告「ゲームチェンジャー」の文字に敢えて「ズ」を加筆したタシ、生活面では意識面では協調していなかったように感じるし、パトリックはジュニア時代で心の成長が止まって見えて、それでも彼が巻き起こす嵐は周りの者を巻き込むには十分なパワーを持っていたようです。
なんだか煮え切らない感想ですが、スポーツ映像として色んなアングルから観ることができたのは新鮮でした。

コメントする 1件)
共感した! 11件)
ニコラス

3.5迫力のテニス

2024年6月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

萌える

女子テニス選手のタシ・ダンカンはテニスの実力とバツグンのスタイルでジュニアのトッププレイヤーとして活躍していた。大学進学後、試合中に膝の怪我により選手生命を絶たれてしまった、選手としての将来を無くしたタシは、自分に好意を寄せてた若き男子テニス選手、パトリックとアートを同時に愛することに生きがいを見いだしていった。そして・・・さてどうなる、という話。

テニスの試合が珍しいカメラワークも有り、なかなかの迫力で良かった。
タシ役のゼンデイヤがスタイルバツグンでテニス姿もカッコよく、そしてキスシーンがエロくて魅力的だった。ちょっと悪女、みたいな所も良かった。
パトリック役のジョシュ・オコナーがなかなかのヤンチャっぽく面白かった。

コメントする 4件)
共感した! 14件)
りあの

4.0突然庭球のごとくテニスも恋も相手との関係の中に互いの存在を失うこと

2024年6月9日
Androidアプリから投稿

何歳になっても何か熱中できるものを?ボールを打つことだけ…ファック!ペナルティ。カモーン!!
誰もが君に恋する。(制作も兼ねる)ゼンデイヤとジョシュ・オコナーが大好きなので、目当てなところがあって実際2人は無論最高だったが、2人に比べるとやや損(?)な役回りでもあるマイク・ファイストにも恋してしまいそうになった。いや、むしろ彼こそ本作の影の功労者と言っても過言ではなさそうなフィフティーン・ラブ。アートと口角の下がったタシの関係もいいね。そんな才能溢れる魅力的なキャストによる"略奪愛"三角関係が繰り広げられるわけだが、時に長回しなども用いながら、口論シーン等なんともスリリングなシーンが多かった。勿論ルカ・グァダニーノらしいキモ編集も観られますよ!それらを強固に支え、形作っているトレント・レズナー&アッティカス・ロスによる素晴らしいスコアが効果的に用いられていて(時にシーンを支配するような大音量ガンガン)、最後までダレることなく目が離せなかった。
なんとも魅惑的で、こういう大人の色気のあるような三角関係モノの中では、本作は素直にハマれたほうだ。実際見進めていくと手のひらの上で転がされるような主導権争いパワーゲーム感は、そこまで色濃くなかったかも。この時をかけ複雑に絡み合った友情と恋路、そして勝負・勝利への渇望と葛藤の行き着く先は?一生現役、生涯勝負ごと、自分本位か愛する誰か他人優先か。そして、そうした3つの時間軸による積み重ねが結実したあの素晴らしいラストシーンが、ボールを打つ音やキュッキュッという靴の音の記憶にこだまする。

I
TOLD
YA
↑このTシャツほしい

勝手に関連作品『突然炎のごとく』『ドリーマーズ』『ウィンブルドン』『恋のエチュード』『マルコム&マリー』

P.S. 早速サントラ聴き込む!
本作に関係ないけど、リチャード・リンクレイター&グレン・パウエルの『HIT MAN』が世界的には本公開日と同日にNetflix配信だったから、凄くすごーく楽しみに待っていたのに、どうやらここ日本では配信開始されていないらしく凄くすごーーくショックです。カモーーン!!

コメントする 2件)
共感した! 3件)
とぽとぽ

2.5感情移入できず、退屈

2024年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

二人の男子テニスプレイヤーとゼンデイヤの愛の物語り。
時間軸がポンポン変わるのだが、その割には、お話の重要な要素(ゼンデイヤとドナルドソンの結婚とか、なぜズワイグが凋落したのかとか)がすっ飛ばされてしまい、そのため感情移入できなかった。ゼンデイヤのラブシーンばかり見せられ、退屈。
テニス経験があるが、テニスの試合シーンも長い割には面白くない(ラストの映画的な意外さは良かったが)。
ルカ・グァダニーノは、ラブシーンはうまいが、ストーリーを語るのは下手。
ゼンデイヤのプリッとした小さなお尻と、長ーいアンヨが見れたので、まあまあ。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
ファランドル

4.5ゼンデイヤの演技が圧巻!

2024年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

萌える

素晴らしかった。
見応えがある作品だった。
ゼンデイヤの演技がDUNE砂の惑星パート2に
続き今回も演技が素晴らしかったし圧巻。
アカデミー賞主演女優賞候補に絡むだろう。
選曲もシーンに合わせてチョイスするのも上手いし、テニスの試合に合わせてストーリー構成が設定されるのも斬新。
素晴らしかった。間違いなく、今年のベスト洋画作品候補になるはず。
ハラハラドキドキ、見応えがある作品でした。
おすすめします。
惜しむらくは公開館数を増やしてほしい。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ナベウーロンティー

2.5ゼンダイヤ

2024年6月9日
Androidアプリから投稿

は可愛いし演技も良かったです。けど、恋愛映画でこれ程登場人物に感情移入出来なかったの初めてです。全員クソですね。強いテニスが好きとか言いながらヤラセはないでしょう。脚本がひどいです

コメントする (0件)
共感した! 5件)
michi

2.0長い

2024年6月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

84本目。
長いけど、ゼンデイヤ観たいしと。
その試合に至るまで結末まで、フラッシュバックに描かれている。
3人の関係性は分かるし、裏腹の部分、本能的なものかなとも思いはする。
最後に畳みかけるかの様に、エッと思わせたりあるけれど、フラッシュバックが長く、回りくどく感じてしまう。
もう少し、コンパクトならなあ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ひで

4.0カメラワークが素晴らしい

2024年6月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

カット割りが面白く、長回しやパーン等を駆使して飽きない演出になっている。特にテニス試合シーンは迫力があるばかりでなく、ストーリーに沿って使い分けもしていて、のめり込む感じがする。
特にラストのスローモーション多めで構成されたカメラワークはとにかく次どうなるのかを期待させる演出。
音楽の使いかも素晴らしく、面白いシーンですよって教えてくれる感じがして面白い。
今年ベスト級の映画であり、見る価値がある作品。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ルイ

4.5チャレンジャーズ・リターン

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ルカ・グァダニーノ×ゼンデイヤ× トレント・レズナー「チャレンジャーズ」セクシャルシーン以外もテニス、会話、食事、それぞれのシーン全てがセクシャルな暗喩で、そこにトレントのバキバキのスコアが乗るという恐るべき映画。ぜひ大画面で音響の良い映画館で見て欲しい。グァダニーノぶっ飛んでいて最高。

あと、タシのあの叫びに字幕を入れないのも良かったよね。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ピンボール

3.0テニスプレイヤー

2024年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シーンがコロコロ変わり大変でした。

ラスト試合結果がわからずビックリしました。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
完

5.0うらやましいな

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿

なんかもう✋
チャレンジ精神旺盛よね

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ミスター

2.0向こうのトレンディドラマ?

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

全米での興行収入が良かったとの事で鑑賞したが、男女三角関係の少しアダルトチックなトレンディドラマだった。

率直に言ってストーリーはどうでも良く、大人になったゼンデイヤの魅力を全面に打ち出すことを目的とした、彼女のファッションと長いおみ足と半ケツを楽しむことをだけを目的とした素晴らしい映像作品。

男2人も見た目やキャラクターが対極にある者同士で非常にわかりやすく、あまりいろんな事を考えずに鑑賞できるような作りとなっているところも良い。

しつこいくらいの男の裸とクライマックスの長過ぎるスローモーションには若干辟易だったが、試合中の下からのアングルのみ少しだけ面白いと思った。

男同士の濃厚なチューを見るのは決して気持ちの良いもんではないw。

スタンフォードの施設ってあんな感じなのかと佐々木麟太郎君を羨ましく感じた。
クラブハウス?のチュロス美味しそうだった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
カツベン二郎

4.5三角関係

2024年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

魔性の女ゼンデイヤが男2人を狂わせる話かと思いきや…

日本で女1男2の組み合わせといえば、ドリカム、いきものがかりが代表格ですが、最後は男1が省かれるのが常であります

globeは結婚までしましたよ ワカレタケド‥(・∀・)

この映画の3人もヤッパリ男1が省かれます

省かれ男1をNetflixドラマ「ザ・クラウン」のチャールズ皇太子役のジョシュ・オコナーがチャールズとは真逆のワイルドキャラ

男2のマイク・ファイスト、可愛かったデスネ~(゚∀゚)日本人にはこちらのほうが受けそうです

ラストの展開で、ホントの魔性は‥おっとっとっと夏ダゼ… オワリ!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
うんこたれぞう

4.0トム・ホランド大号泣ムービー

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

もう1回見ようと思って見れること、中々ないんだけど見れました。リベンジ果たすことが出来ました。リベンジャーサプライズです。

寝てたシーン、めちゃくちゃ重要だった。あのゲームにもっと緊張感が生まれる。「カモォオオーーーン!!」の声がこの前見た時よりめちゃくちゃ大きく感じたもんね。2回目ということもあって、試合運びとかストーリー展開とか余裕を持って見れたんだけど、この映画、構成すっげぇ上手いなぁって改めて惚れちゃった。なんだかんだでパトリックが大好き。変な映画だけど、かなり面白い。3.7→4.1に修正しました。最高にホットな映画だぜ!(ちゃんとしたレビューとは)

ーーーーーーここから前回レビュー

ママ、スパイダーバース見ていい??
娘、母親・ゼンデイヤに対してキレッキレでございました。でも、スパイダーマンよりテニスが大事らしい。どこかで泣き声が聞こえてくるような...。

そんなことはどうでもよくて。ごめんなさい。めちゃくちゃ肝心であろう、終盤30分のうち10分間睡魔に襲われて爆睡してしまいました。猛反省です。睡眠時間1時間半で映画館なんて来るもんじゃないです。完全に自分のせいです。いけるか分かんないけど、もう一度挑戦します。ちゃんとしたレビューはまたその時ということで。。。

最初は「へーそうなんだ」程度の試合も、ラリーの最中で挟まれる過去パートの積み重ねにより、どんどんボールに重みが増していく。テーマはすごくシンプルなのに、独特な演出で面白さに何倍も磨きをかけている。上手い映画。これまで見た事ない、巧みな技術が使われていた。予告のイメージとはいい意味で全然違う。かなり変わっているし、好き嫌い別れそうではある。でも、斬新。変な映画。

ゼンデイヤパワーにかなり頼っている感じはするけど、苦手なスポーツもの、男女の三角関係もの(?)なのに、かなり見せられてしまった。いや、お前寝とるやんって突っ込まれたら何も言い返せませんが...いや、ごめんて。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
サプライズ

5.0彼女は星一徹なのか

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 したたる汗、粗い息づかい。スタンドで試合の成り行きを見守る観客の緊張感が時空を歪めてしまったのだろうか。
 煽るような回想シーンが挿入され、極端なスローモーションに固唾を飲むしかない。

 俺は、星飛雄馬とオズマの闘いを見ているのだろうか?

 デンゼイヤの視線が、再び、ボールを追いかける。
 そう、彼女の見たかったものは、自分の見たかった物でもある。

 ああ、なんという物語。予告編からは想像できないラストでございます。

コメントする 2件)
共感した! 18件)
bion

5.0好き嫌いははっきり分かれるか…。

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年206本目(合計1,298本目/今月(2024年6月度)6本目)。
(前の作品 「ドライブアウェイ・ドールズ」→この作品「」→次の作品「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」)

 こちらの作品です。現時点でのテニスの試合とその当日のその試合にいたるまでの当事者の過去などがいろいろ描かれるタイプの、軸(時間軸)がどんどんずれそうなタイプの映画です。

 ただ、テニスといえばテニスですし、テニスを題材にした映画としては、中にはこれは「テニスではないなんかの特殊球技だ」とかと(いい意味でも悪い意味でも)言われた作品がありあすが、この映画のそれは硬派な映画です。テニスの得点の与えられ方(いきなり0-0で、15-0になるなど15点刻みかと思ったら、40点になったりする)がちょっと特殊なので、youtubeなどで「10分でわかるテニスのルール動画」みたいなものは見たほうが良いのではと思ったところです。

 この観点でみたとき、映画がやや何を述べたいかという点で解釈が困る部分はあるものの、正々堂々としたテニスの決着をもって「何か」を決めよう(ネタバレ回避)という趣旨の映画であると解することができ、その限りにおいて特段差し引く要素までないのでフルスコアにしています。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
yukispica