チャレンジャーズのレビュー・感想・評価
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ホントの愛?友情?
トップテニスプレイヤーとして活躍しているタシ・ダンカン(女)と、そのタシ・ダンカンに憧れる、テニスプレイヤーのアートとパトリック男2人の話。
試合中の怪我で選手生命を絶たれてしまったタシ・ダンカンと、遊び人でタシと体の相性のいいパトリックと、テニス指導をしてもらい後に結婚した生真面目で一途なアートのストーリー。
とりあえず人の性格は幾つになっても変わらないのか私生活、女にだらしないパトリックと、結婚し子供も出来ても男にだらしないタシ・ダンカン、「アートを勝たせて!」と八百長試合持ち掛けて…、八百長試合を成功させる為に抱かれた展開にはガッカリ。
アートも八百長感察して、それなりに対応しながらも試合してたけど…、1人の女性を巡り不仲になってしまったが二人が仲良く抱き合って決めた感じで終わったけれどタシとパトリックの関係性がね~
あと、何度もあった過去を振り返る何年前とか週初めとか分かりづらいし、ラストの八百長試合には時間を感じてしまったかな…、試合前の八百長持ち掛けとダメな関係性で。
サインはV 😎
みどころはジョシュ・オコナーのヨレヨレのユニクロのボクサーパンツ(アンダーウェア)みたいなテニスウエアーかな。試合中にアレがポロリしちゃわないか?
靴もヨレヨレ。
決勝の前の日にサウナ入って、嵐の晩にカー◯ックスして、炎天下で熱中症になりながら···
第4セットのマッチポイントのサーブ。あんなのあり?
9頭身のセンデイヤは魅力的。足長〜い。あの足に絡まれた〜い🤩
ジョシュ・オコナーの映画はゴッズ・オウン・カントリー、帰らない日曜日に続き、3作目。相変わらず魅力的。自慢のアレには残念ながら強力ボカシ。
Deuce
今作を観終わった、というか観ている途中に出てきた感想がジャンプやマガジンで稀に出てくるこのエピソード限り、続きは一つも予想できない、というか作者が書くつもりのない闘魂注入鞭が飛ぶ、そんな読み切りを読んでいるみたいだなと思いました。
現在進行形で試合の様子を送りつつも、タシとアートとパトリックとの出会いを描いたり、恋に落ちる様子、身体を交わす様子、複雑な関係性、選手とコーチ、選手と選手、コーチと敵というシンプルながらも奥が深い絡みが見応え抜群で、スクリーンに釘付けになりっぱなしでした。
学生時代に出会った3人それぞれが恋に落ちる、というかアートとパトリックがタシにめっちゃ惹かれて、ホテルなんかに誘っちゃったりと年頃の男の子っぷりを見せつけてきます。
そしたらタシがまぁ上手いこと誘惑してくるもんですから、アートとパトリックがタシの横に陣取って、濃厚なキスをして体もサワサワしちゃって、でもタシの宥め方が抜群に上手いのもあって、本番手前で終わって焦らす、しかもこれを10年単位でやってのける物語自体のスタートラインだった構造に物語が進んでいくごとに震わされました。
日常描写ではタシに上手いことやられているアートの姿が印象的で、決して尻に敷かれているわけでもないのに、頭の上がらない感じはコーチと選手との関係性からなのか、この人に逆らったらアカンという本能からなのか、どっちとも取れるし、それ以外の何かかもしれない感じが好みでした。
主観視点、ボール視点、頭上からのショットでお送りするテニスの試合は見応え抜群で、ぐわんぐわん動き回るカメラワークにこれでもかってくらい興奮しましたし、どうやって撮ったのかという裏側も気になりました。
ラストシーンが素晴らしい作品が最近多いんですが、今作も例外に漏れず素晴らしく、止まらぬラリー、流れる汗、油断なんかしたら一瞬で負けが決まってしまう極限状態から繰り広げられるコート全面を使った白熱の試合風景、試合シーン自体特別多いわけでは無いのに、このラストだけでもスポ根ものをたっぷり味わったような感覚に陥りました。
最後のウイニングショットで2人が抱き合い、観客が湧き、タシが叫んだ勢いのまま終わる、思わず映画の中の観客と一緒に立ち上がりたくなるくらいワクワクドキドキさせてもらいました。
テニスのルールはざっくりとしか知らないので、ちょくちょくそのサーブは試しで打っていいやつなんだとか思ったり、あと現実でもちょくちょく見るんですが、なんでテニス選手はいの一番にラケットぶっ壊すんだろうなぁとモヤっとはしましたが、映画全体を通して見ると些細なもんだなと思いました。
ここから一気にギアが入りますよと言わんばかりに音楽でテンションを上げてくれるのも最高で、気持ちを入れたい時に今作の音楽を聴いたらエンジンかかりまくるだろうなと思いました。
メイン3人の演技がそれはそれは素晴らしく、特にゼンデイヤはスパイダーマンのMJでのイメージのまま止まっていたので(DUNEはありつつも)、ここまで欲の強い女性を演じれるのかという点に驚かされました。
ジョシュ・オコナーのやさぐれた感じも、マイク・ファイストの頼りなさげな感じも、試合シーンや日常シーンにうまく繋がっていくもんですから下を巻きっぱなしでした。
テニスを通しての関係性やコミュニケーションをここまで映画として成り立たせる手腕にあっぱれですし、良い意味で思っていたものとは違うものを観れた感動がそこにありました。
映画館で観れて良かったな〜と改めて思いました。もっと上映館増えてけろ〜。
鑑賞日 6/17
鑑賞時間 15:20〜17:45
座席 I-7
友情愛情
常人には理解できない友情と愛情の攻め合い。
時系列の挟み方は斬新。
音楽が所々上がる感じで良い!
魔性の女だが真を通しているのがまたいい。
終わり方はこれでいいのか?となった
ゼンデイヤの存在感!
悪女を挟んだ男女の三角関係を描く。
滑稽にも取れる内容を絶妙な駆け引きやバランス、ゼンデイヤの存在感で押し切った良作だった。
●とにかくゼンデイヤの存在感が作品に説得力と魅力をもたらしている。
ただのお色気悪女に写ったらすべてが水の泡になる内容だ。そこをあの憂いの眼差し、時
に攻撃的な視線、肉感で観客を納得させてしまう。
彼女が単純に男を手球に取るキャラクターだったら、こうも魅力的に映らない。
ひたすらテニスのために全存在を追い求める。ゆえに何を求めているのか明確にわからな
い。どちらの男性に気があるのか?そもそもどちらも求めていないのか?
複雑なのに強烈にシンプルに映る女性を表現したゼンデイヤには脱帽。
●男たちもいい。嫉妬に狂う心情をただ発散するわけでもない。恋愛と友情に揺れ動く感情
を見事に演じている。
●オナニーのバカ話から3人のキス、気づくと男二人でキスして煙にまかれて…。このやり
とりひとつとってもセンスがいい。
●映像センスもいい。撮り方が変わっているだけでなく、人物の心情を追うことを忘れてい
ない。
ラストでヒロインはどちらかの男を選ぶのか?あるいは男たちが彼女を捨てるのか?
3人の結びつきを説明ではなくまさにド直球で映像で押し切ったのが素晴らしい。
●音楽もいい。音楽なのに不協和音に聞こえる。ゴダールのソニマージュのリスペクトかな?
この監督、毎回、変わってるけど面白いなぁ・
意外にもテニスに対して熱かった!
ゼンデイヤという女優があまり好きではない。トム・ホランドのスパイダーマンも、ヴィルヌーヴのDUNEもヒロインがあまり魅力的に感じなかった。好きじゃないタイプの顔なんだと思う。だから、本作も観るのに少し躊躇してしまった。ガッツリ彼女の主演だから。
でも、予告編を観て抱いたイメージとはかなり違って、ゼンデイヤ演じるタシは、2人の男性をもてあそぶ天才テニスプレイヤーではなく、テニスに真摯に向き合い、テニスの高みを追い求める女性だった。
だからなのか、ちゃんとテニスのシーンが多めになっていたし、その試合の描き方もいろんな工夫がされていてなかなか迫力があった。ただ、実際にボールを打ち合うことはできないからCGになるのは仕方ないが、あのボールの行き来では実際のラリーとの違いを感じてしまう。
それでも、時系列を入れ替えて徐々に3人の関係が浮かび上がってくる脚本はなかなか面白かったし、テニスに対する熱さを感じる物語だった。あまり好きではないゼンデイヤでも、少し魅力的に見えてくる不思議。あまり期待していなかったけど、スリリングな展開を最後まで楽しむことができた。意外と掘り出し物だ。
ストーリーラインは面白かった。ずっと下世話だし、ホテルで2人を囲ん...
ストーリーラインは面白かった。ずっと下世話だし、ホテルで2人を囲んでの主人公の攻防に持ち込む様にはすごくわくわくした。テニスボールの中にカメラを仕込んだかの様な映像は迫力があった。
ライアーゲーム紛いの劇伴のセンスが僕には合わなかったのと、スローモーションの使い方があまりにも多くて、特にラストシーンには疾走感を『カモーーンン!!!』と求めてしまった。
テニスである必要あったのですか?
予告編を見て想像していた作品とは違ってました。
現実に今やっている試合が真ん中にあって進んで行ってるのでしょうが、時間があっちへ飛んだりこっちへ飛んだりで正直僕には良く分かりませんでした。
一人の女が二人の男を愛して、その二人の男は親友だったと言う事ですよね。なら舞台設定はテニスじゃなくても良かったって事ですか?
何をどう描き、伝えたかったのか僕には理解出来ませんでした。
あの男の親友二人も魅力的には思えなかったけど、ゼンデイヤはとてもエロティックで美しく撮れていたので、それだけでも観れたことは良かったと思います。
で、結局あの試合はどっちが勝ったのですか?
ディープキス
予想以上に面白い!
ゼンデイヤ扮するタシに夢中になる(させられる!)経緯もよく分かるし、そこからアートとパトリックがお互いにこだわるのもよく分かる。
13年前の夜のように、お互いに愛し合う3人と彼らの愛情の対象であるテニスが、ディープキスしながら時に誰かが身を引いて、残されたものがそれでもディープキスしている、そのまんまの映画だった。
ゼンデイヤは愛憎を上手く表現していたが、後年のパトリックに対する想いはちょっと分からなかったな…
アート役の彼はどこかで見た気がしてたけど、「ウエストサイド・ストーリー」に出てたのね…
素晴らしかった
恋愛映画はそんなに見なくていいかなと思ったのだけど、スポーツ映画は大好きなので、どんなものだろうと半信半疑で見たら素晴らしかった。恋愛もテニスもどっちもドロドロで、人間臭くて、時には泥に手を突っ込むことも辞さない人が描かれており最高だ。
特に素晴らしいのは、奥さんが夫を勝たすために相手と寝る、しかし試合になったらそんなのそっちのけで勝負に出てしまい、取り決めなど度外視で勝敗がゆらぐ。こんなスリリングな試合見たことがない。とんでもない試合だ。途中でパトリックが、サーブのやり方で奥さんと寝たぞとアートに示すさりげなくも決定的なことをするのとか、表現のレベルがすごい。
恋愛と試合が混然一体となっている。みんなそれぞれ魅力的でそうなってしまうことに違和感がないし、どう転んでも納得がいく。すっごく面白い。
時系列が前後して混乱するのは、物語る以上仕方がないけどもうちょっと整理されてもよさそうだ。
足をひねっただけで膝の皮膚が裂けて骨が飛び出すほどの大怪我でびっくりした。
若い時の感覚を呼び起こすトリガー
評判の高さにつられて観てみたけど……うーん🤔そんなにいいかな?
ゼンデイヤの恐るべき8頭身スタイルは一見の価値アリ✨✨身長178cmですって。めちゃ羨ましい〜(´∀`艸)♡♡
でも……内容は……子供っぽいかな。
うんうん、あったよね、若い時にはこーゆー感じの諸々。でも若い時に通った道を今更見せられても、ふーんそれで?という感じで。あまりにふーんそれで?感が強すぎて自分には気付けなかった何かがあるのかと世の中に出回ってるレビューを読んだりもしたけど……やはりふーんそれで?しかなかった😅
象徴的とされてる『棒状の食べ物』云々もバナナとチュロスまでは百万歩譲って良しとするけど、3人で回し飲みした『瓶ビール』の瓶まで入れたらさすがに無理やり過ぎでしょ😂
恋愛パートの内容には正直何も感じられなかったけど、若かりし頃の『男女(※)』と『性』が合わさった時の何とも言えぬドキドキ感とワクワク感と少しの背徳感の三つ巴のギラついた感覚がスクリーン越しにとてもよく表現されてた気がするから懐かしい気持ちにはなれました💜
(※)いや、今の時代、性的対象が異性と決め付けるのはダメか。正しくは『性的対象として見做す相手』かな。
あ、あと、テニスの試合そのものは観ていて面白かった🎾
ゼンデイヤの虜になるのもやむを得ず
前作の「ボーンズ アンド オール」が好き過ぎたルカ・グァダニーノ監督の新作。優先順位MAXで臨んだ。
てかゼンデイヤに土下座して謝りたい。むしろ平伏したい。これまで彼女の魅力を全く理解していなかった🙇
ジョシュ・オコナーとマイク・ファイストが演じる親友同士のテニスプレイヤーが彼女の虜になるのもやむを得ず。嫉妬に狂うのもやむを得ず。
しかしよくある三角関係のラブストーリーとは一線を画していた。新しかった。次のステップへ跳ぶラストも爽快だった。
ツボをガンガン刺激するトレント・レズナーとアッティカス・ロスの音楽も◎
圧倒的なゼンデイヤの魅力に打ちのめされるだけでなく作品としてもハイレベル。
激推し致します。
このお姫様は、生粋の腐女子だったようですねえ
2024.6.13 字幕 MOVIX京都
2024年のアメリカ映画(131分、PG12)
女性テニスプレイヤーを巡る二人のテニスプレイヤーを描いたラブロマンス映画
監督はルカ・グァダニーノ
脚本はジャスティン・クリツケス
原題の『Challengers』は、劇中に登場するトーナメントの名前をもじったもの
物語の舞台は、アメリカのニューヨーク州ニューロシェル
そこでは全米オープン出場を賭けたトーナメントが行われていて、決勝のカードはアート・ドナルドソン(マイク・ファイスト)と彼の元親友のパトリック・スワイグ(ジョシュ・オコナー)だった
二人の試合を見守るのは、アートの妻であり、パトリックの元カノでもあるタシ(ゼンデイヤ)で、その勝敗の行方には「あること」が隠されていた
彼らの出会いはジュニアの頃で、当時ジュニアの絶対的な王者だったタシに、アートとパトリックは恋焦がれていた
ダメ元で部屋で会わないかと誘ったところに彼女は来て、明日の試合で勝ったほうに電話番号を教える、と挑発する
翌日はジュニアの男子決勝で、当初はアートの祖母を喜ばせるための八百長をするつもりだったが、パトリックは手を抜くことなく、タシの番号をゲットした
アートはセックスしたら合図をしろと言い、それはアートのサーブを真似するというもので、パトリックはそれとなく関係を伝えることになった
それからタシはパトリックと付き合うようになり、もともとコーチ志望だったタシは、あれこれとパトリックに意見を言うようになっていく
だが、パトリックはテニスに口出しされることを嫌い、それが原因で大喧嘩になってしまった
喧嘩別れすることになり、その影響でメンタルがボロボロだったタシは試合中に膝を痛めてしまい、選手生活を断念せざるを得なくなってしまう
そして、その後アートはタシを支え、そして結婚へと至る
タシはアートの専属コーチとなり、二人は二人三脚でツアーを戦っていくことになったのである
映画は、かなり時系列が入れ替わりまくる内容で、あっち行ってこっち行ってを繰り返していく
基本的にはニューロシェルの決勝の間に回想録が入っているだけなのだが、回想録のなかでも何回も微妙な時系列が変化していくので追うのが難しい
ニューロシェルでふたりが対戦することになったのは、自己流で伸び悩んで地を這うパトリックと、選手としてのピークを迎えて成績下降しているアートが同じようなところにいたからだった
その試合に勝って、表舞台に出ようとする目論見があるのだが、アートはこの試合を最後にしようと考えていた
だが、タシはこの大会に勝って、もう一度自信を取り戻してほしいという願いがあり、パトリックと駆け引きをすることになる
そして、そこで得た代償というものが、試合の中で暴露される、という流れになっている
このあたりの伏線の回収が面白い映画で、浮気して元恋人と寝る妻に愛想を尽かすアートと、めんどくさくてヤバいから体の関係だけでよいと思っているパトリックが、「タシの押し付け合いをする」という感じになっている
だが、そんなことも露知らず、タシは自分のために二人が戦っていると思い込んでいて、そこで「試合中にトリップしたときに発する言葉:Come On!」と叫んでしまうのである
いずれにせよ、ラストの「Come On!」の意味がわかれば「タチの悪いブラックジョーク」になっていることがわかる内容で、頭の悪いお姫様を揶揄する映画となっていた
このあたりに底意地の悪さが露見しているが、監督の表現としてはとてもマイルドな部類であるように思えた
テニス要素は設定程度になっているが、そこまで難しいシーンはないので、男を翻弄してきた女が逆襲される、というテイストを感じられればOKなのだろう
最高だった!ありがとう!
久々に面白い映画だった!
2024年暫定ベストだ!!!
ラストはもう泣き笑いみたいな感じで、
ニッコニコで帰りましたよ…。
最高に痺れましたな……。
ずっと比喩の連続で、最後の最後に美しい瞬間が訪れる。
綺麗な綺麗な三角関係で、みんなもう馬鹿!って感じで。
ちょっと語彙力失う。
ゼンデイヤがもう最高過ぎたよね。
もうその表情、ずっとしておいてって感じでしたね。
あの人がいちばん狂ってるっしょ。テニス狂い。テニス馬鹿。
もう愛すべき存在でしたね。
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