チャレンジャーズのレビュー・感想・評価
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フェロモン
全開のオコナーとゼンデイヤ、マイクが絡み合いテニスマッチを行うだけの映画ならが、面白かった。ゼンデイヤが主役なんだろし、見事だったけど、完全に二人の男性に持って行かれた感も面白かった。
テニス好きもあり、チャレンジャーズ大会、一流選手の大会の下のトーナメントの名称。正式に描いているなら、あのCGのテニスマッチには少し辟易した。
まぁそこがメインではないので仕方ない。でもそれ以上に、人間関係は面白かった。
オコナーこの俳優凄い、もっといろんな側面を見てみたい俳優です。まぁ少し癖が強すぎ感あり。
ゼンデイヤはほぼ半分以上足、スタイルも凄い演技もお墨付き。でもテニス選手向きではない二人。
マイク初見ながら見事に演技、ラストのネット越しの抱擁はスカッとした。👏最後にサウンドトラックカッコよかった、音楽は印象的。監督はなるほどね。
一人の女をめぐる男同士の意地のぶつかり合い。
ストーリー構成は映画「スラムダンク」と同じく一つの試合を軸に登場人物の過去が語られていく。
幼馴染でともにテニスの腕を磨きあった親友同士のアートとパトリックの二人。その二人の前に運命の女性タシが現れたことから、彼らの運命の歯車が動き出す。
終盤であの二人だけがわかるサーブ、絶対やると思った。あれでアートはすべてを理解する。最初から仕組まれた試合だと。
それを知ったアートはあえてタイブレークに持ち込む、もはや八百長も何も関係ない。お互いアイコンタクトで意思が通じ合う二人。
ここからはタシは関係ない。今までのしこりも何もかも脱ぎ捨てての真剣勝負だ。お互い笑顔でそれを確かめ合う二人。そこからの彼らの意地と意地とのぶつかり合い。ラストのボール目線での激しいサーブの応酬、その打ち合いは凄まじい。
まさに手に汗握る応酬のラスト、勝負がついたまさにその瞬間にネットを超えて二人は抱きしめ合う。
あだち充の「タッチ」もこういう風にしたらよかったのに。一番の親友で恋敵の弟和也が途中退場は反則だよなあ。達也と和也が南をめぐってこういうどろどろした闘いを見せてほしかった。でも少年誌だから三人の3Pシーンは描けないか。見てみたい気もするけど。
本作はまさに大人版タッチだ。
この人がスポ根?と思いきや
同性愛の二人の男性をコッテリ描いた『君の名前で僕を呼んで』以来、『サスペリア』『ボーンズ アンド オール』とコッテリした愛憎世界を描き続けて来たルカ・グァダニーノ監督が撮ったテニス映画と聞いて、「何で、あの人がスポーツ映画を?」の興味が募っていた作品が公開です。
場面中で突如始まる劇伴を繰り返して物語にドライブ感を増し、時制の複雑な往復を見事な編集で混乱なく見せ、テニスシーンを迫力の映像で描き(特に、カメラに向かって飛んで来るボール)、そして、ゼンデイヤのキレキレ・ボディを強調してと魅力が溢れてはいるのですが、「男二人を翻弄する女の三角関係とスポ根という単純にも見える映画を何故この監督が今更撮るの?」と不審に感じながら観ていました。すると、終盤に、「くぅ~、やっぱりそう来たかぁ~」の展開で、降参しました。テニスは或る種のメタファーだったんだね。ルカ・グァダニーノ監督とはこれまで決して相性はよくなかったのですが、本作は遣られました。
恋の逆三角関係
さすがルカグア、一見高嶺のゼンデイヤ姫をめぐるテニス男子に2人よる恋の鞘当てゲームと思いきや、ゲイの皆さんが大喜びしそうな“恋の逆三角関係ラブコメディ”にゲーム・チェンジ?しているのである。大坂なおみと身長は同じぐらいで体重はその半分もなさそうなゼンデイヤ姫が、COME ON!と叫ぶ時、wwwのボルテージも一気に高まるスポすぽコンこんムービーなのである。
ティーンの頃から同じテニススクールに通っていたアート(マイク・ファイスト)とパトリック(ジョシュ・オコナー)は大の仲良し。奥手のアートにパトリックが“マスターベーション”を教えてあげて同じ部屋で“かきっこ”をするほどだ。そんな2人を手玉?にとるお蝶夫人のような存在のタシ・ダンカン(ゼンデイヤ)は、パトリックとアートの間をいったりきたり、2人の仲を引き裂くテニスコートのネットのような悪女なのである。そんなタシがプロになる直前選手生命を絶たれるような大怪我をしてしまう....
今やグランドスラムに一番近い男をと呼ばれるまでに成長したアートは、自身のテニスコーチでもあるタシと結婚一児をもうけるのだが、なぜか全米オープンにだけには勝てないでフラストレーションがたまり気味。もう一方のパトリックはといえば、プロテニスプレーヤーにはなったものの、2回戦以降に駒を進められずランキングも底辺をさ迷うホームレス状態だ。要するに、真のパートナーが側にいるにも関わらずそれに全く気づかない“イキきれてない”2人なのである。
アートが全米オープン出場直前の調整のために出場したマイナーなトーナメントの決勝で、なんと幼馴染みのパトリックと対戦することに。映画はこの2人の息詰まるような試合中継の合間に、過去におきた三角関係の顛末をカットバックさせる構成になっている。あわや3Pという出会いの場面でなぜか男二人のキスにもつれこんだり、細長いスナックを2人で仲良く分け合ったり、試合中パトリックが🍌を意味深に頬張れば、サウナで仲良くととのってしまう2人。ゲイであるルカグアの確信犯的演出だ。
ラケットのネックホールにテニスボールをあてがう仕草もシモっけたっぷりに描かれており、激しいラリーの応酬にそれを見ていたゼイデイヤ姫も思わず高まってきてしまうのである。そして、タイブレークにもつれた最終ショットで、アートとパトリックはお互い抱き合うようにして真の愛に目覚めるのである。それを見たゼンデイヤ姫、オルガスムスに達する前にペ◯スを引き抜かれたビッチのように思わずこう叫ぶのである。COME ON(そっち?)
支配からの“卒業“・・・by尾崎豊
ラストのアート&パトリックが、試合を放棄して抱き合うシーン、
開放感に満ちていて、アートとパトリックの絆の邪魔者、
タシ・ダンカンの呪縛から解放された幸福感に満ちていた。
これは、女王陛下タシ・ダンカンからの【支配からの卒業】
であり、3人ははじめて対等になった気がして爽やかだった。
そしてタシの叫ぶ、
ブラボー‼️はなんだろう?
「いい加減自分の頭で考えて行動しろよ!!」
的な気持ちだろうか?
とても今時の映画らしくない毛色の変わった作品で面白かった。
監督のルカ・ガルディーノはいい意味で次回作への期待を
ぶち壊してくれる。
「君の名前で僕を呼んで」
で、美少年の初恋が男性の大学生・・・という一夏の成長物語。
期待された次作はなんとシャラメ君が人肉を美味しそうに頬張る
吸血鬼映画の「ボーンズ・アンド・オール」
そしてまた最新作はなんの関連もないスポーツと友情と、
ひとりの女を好きになる男2人の3角関係。
12年前の学生時代、
試合で大怪我して選手の道を絶たれたカシ、
8年前の、アトランタ、
アートを選び婚約したカシは、その日もパトリックと消えて行く。
★そして12年後の現在。
4大大会を制覇した名声のあるプレイヤーになっているアート。
しかしキャリアは落ち目で勝てなくなっている。
妻はもちろんタシで、リリーと言う娘がおり、タシはアートの
マネージャーとして君臨している。
一方のパトリックは大学に行かずにプロテニスプレイヤーとして
ツアーをする生活を選んだが、12年後の彼は世界ランキング271位。
所持金七十ドルでモーテルにも泊まれずに車で寝泊まりしている有様。
★★そのアートとパトリックが、「チャレンジャーズカップ」の
決勝戦を戦うことになる。
前夜にカシは、「アートを勝たせて!!」と頼みに来る。
アートの引退の花道を作るつもりなのだ。
この最後の試合は、見てるわたしはかなり盛り上がった。
溜めを使った演出で、正直言って長すぎるし、細切れの試合で
回想が何回も入り、進まないのだが、
この古風な演出が結構悪くない。
ゼンディヤの強靭なまでの美貌に男たち同様に、
わたしも平伏す映画だった。
ゼンデイヤの180センチのプロポーションが贅肉ひとつなく、
そのスンナリと真っ直ぐ伸びた小麦色の脚線美は、
ミスユニバースのワールドチャンピオン並みに完璧だ。
主役としてなんの不足もない。
たまにはこんな変わった古風なスポ魂も映画も良いものだ。
新しい三角関係のカタチ!間違いなくゼンデイヤの代表作!!
思わぬ怪我でプレイヤーからコーチになったタシ(ゼンデイヤ)と
夫婦である超一流テニスプレーヤーアート(マイク・ファイスト)、
アートと幼馴染みのテニスプレーヤーパトリック(ジョシュ・オコナー)による
テニスを軸とした三角関係を描いた作品と捉えました。
三角関係はタシと男たちのみならず、アートとパトリックもそうだと思いました。
冒頭のタシとの3人でのキスシーンからのいつの間にか男2人での長いキスシーンだったり
ふたりの幼い頃の恥ずかしいエピソードだったり、チュロスを2人で一緒に食べるシーンだったり、
サウナで一緒に入ることになってしまったシーンとこれでもか!と2人の関係性の強さを表現したシーンを見せつけられます。
タシは男2人を振り回しているようでいて、アートとパトリックの関係性が羨ましかったりもするのかなと
思いましたね。
この作品って本当にタシが主人公と言っていいのだろうか、、、3人とも主人公では?と思いながら観ていました。
3人の関係性を冒頭のテニス大会のシーン(現在)から、過去に行ったり現在に戻ったりすることで
多層的に浮かび上がらせてからの
ラストシーン。スマッシュするかと思いきやネットを飛び越し抱き合う2人に納得してしまいました。
久々に「やられた!」と感じたラストでした。
こうきたか、、、と。これは読めていませんでしたし、納得感があってシビれる終い方でした。
音楽もほぼテクノが鳴っていて、映画自体、気分が高揚するつくりになっていることから
非常にマッチしていましたね。カッコよかったです。
それからテニスの試合シーンのカメラワーク、特にボールの飛び方や突然プレーヤー視点になったりと
映画における新たなチャレンジも感じました。
それにしてもゼンデイヤの演技がすごい!表情や目の演技が迫力ありました!
間違いなく彼女の代表作になったのではと思います。
この映画はスクリーンで観たかった!それだけが心残りです。
流石トレント!
◇ テニスボーイの憂鬱
テニスというスポーツはネットを挟んでラケットでボールを打ち合います。私が大学時代に住んでた学生寮の真前にはテニスコートがあって、休日早朝、テニスボール🎾が跳ねる音と「ナイスコースです❗️」という掛け声が目覚ましになっていた事を思い出します。真剣にテニス競技している人にとって、この物語はどのように受け止められるのか気になるところです。
二人の男と一人の女を巡るテニスコートを舞台にした三角関係のメロドラマです。男女の12年の月日を前後するように進行する昼メロ的な恋愛関係の絡み合いは、略奪愛の応酬の物語。もはやコメディにさえ思えてくるような展開。ラケットもバナナもチュロスも全て性的隠喩に見えてくるのは私自身のお下劣さの現れでしょうか。もはや「t」⇆「p」を置き換える低俗なダジャレさえ思い浮かびます。
しかし、結末はネットを挟んで戦っていた二人の深い結びつき、人種も性別も越えて人と人の関係性は複雑怪奇に絡み合い飛躍するのです。コートで跳ね上がるテニスボール🎾のように、愛が人を結び付ける瞬間のリズム、押して押して迫り来るように響き合うのでした。
サイン欲しい
最高にクールでホットでセクシーでダンシングでスピーディーでスローでラフでしたたかでスポーティでクレイジーでアートでチャレンジャーな映画でした。
タシを中心に2人の男がラリーをするというトライアングルの描写がとてもうまい。そして目線の先には審判が…っていうね。
最後のカモン!
には痺れてしばらく動けなかった。
でもなんだかんだで審判が一番イケてた。
退屈
個人的には全然合わず🤢
人間模様はまぁ面白いけど
タシの欲望と
アートの自信のなさと
パトリックの才能あるのに没落した理由
そんなところがもっと詳しく観たかったかな。
テニスの事がもっと詳しくて好きなら
楽しめたのかな。
ゼンディヤの破壊力ハンパない!
ゼンディヤ目当ての鑑賞だったので、思う存分堪能いたしました。
破壊力ハンパない。
タシ・ダンカン、
気強そうな、イヤ、ホンマに強い女性だったな。
ものすごーくハマってた。
怖いわぁー。
正直、アートとパトリックの印象薄くなっちゃってます。
お話し的には、ちょっと何が言いたかったのか、良く判らなかったです。
時代もあっちゃこっちゃで、
三人の髪型や髭などの容姿の変化でがんばって理解するように務めたけど、
ちょっとこんがらがり気味でした…。
女に振り回され、男の友情にヒビが入るというあるあるなのかと思いきや、
ラストの試合のシーン、
二人にしか判らない言葉を使わない伝言で、
ニヤッとして、白熱のボレー合戦の末に、抱き合って…
結局、男の友情(それとも愛情?)の方が勝ったってこと???
で、タシ・ダンカンはテニスに燃える男たちに、萌える女子ってこと???
まっ、ゼンディヤの抜群のスタイルを目いっぱい拝めたので良しとしよう!
なんか、彼女を観てるだけでテンション上がりました!!
固定概念をぶち壊し狂気で楽しませてくれる。これはクラブかも。
三角関係
音楽やカメラワークを駆使し、飽きさせることなく駆け抜けた表現方法は見事でテニスのラリーの如く疾走感が凄かった。
観客席から試合を見ていたタシは
2人の人生すらも観客席から見ていたのか。
彼女はどこまでいってもテニスには一途だが
男たちにはどこか曖昧で不誠実。
タシとアートとパトリックの三角関係というよりは、タシとアート&パトリックとテニスとの三角関係のような印象を受けた。
試合終盤
サーブを打つ時「ヤッた」のサインをいつ出すのか?アートは八百長をするのか?
最後までスピードを緩めさせない工夫がみえた。
そのサインを見たあとにアイスからファイヤーに変わったアートが深く印象に残った。
複雑さと魅力の狭間で揺れる物語
レイトショーで見たら途中から眠くなってしまった。
●独特な物語構造と演出
本作では時間軸を行き来する独特な構造によって、アート、パトリック、タシの3人の関係性が徐々に明らかになっていく。この手法は、彼らの友情と恋愛の変遷が単純なものではなかったという印象を鑑賞者に与えている。しかし、時間軸の行き来がわかりづらく、混乱を招くこともあった。
全体として、単純な物語を複雑に見せようとしているため、ストーリーの理解を難しくしている点があげられる。スポーツと人間関係のメタファーを追求するあまり、キャラクターそのものの深掘りが不足している点も気になった。
例えば、タシの野心や、アートの自信の欠如、パトリックの挫折感などが、もう少し掘り下げて描かれていれば、より共感できたかもしれない。
音楽面では、テクノ調のサウンドトラックが印象的で、テニスの緊張感を表現するのに効果的な役割を発揮していたように思う。しかし、後半になるにつれて音楽の使用が過剰に感じられ、やや飽きてしまったようにも感じた。
これらの要素が相まって、全体としては野心的な試みではあったものの、その複雑さゆえに眠くなってしまったように思う。
エロチシズム溢れた人間ドラマ
ゼンデイア見たさに鑑賞。
彼女の肉体美と優雅さが存分に堪能出来てそれだけでも満足したが、人間ドラマが予想以上に良かったのが驚きの嬉しさ。
エンドロールで知ったのが「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督作。
納得の濃密なドラマだった。
特に映画史に残るであろう濃密な3Pキスは圧巻で、これがあってこの映画のテーマが見事に生み出された。
テニスシーンも圧巻でプロテニスプレーヤーの動きに俳優の身体をCGで作り上げたのか?それとも本当にプレーしてるのか?プレーそのものがセックスを思わせるエロチシズムで溢れている。
セリフに頼らない動きでドラマを見せる高等な映画術が痺れる。
来年のアカデミー脚本賞にノミネートされそうです。
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