バービーのレビュー・感想・評価
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バービィだか、カービィだか知らないが・・・・・
序盤のファンシーな世界は実写化作品とはいえ、忠実的に作りこまれているだろうけれど、どこか居心地の悪さを
感じた。楽しさよりも不気味さがまさるバービーランド。
バービーたちは人形という存在のようで
人形が現実世界にやってきて文化の違いに影響を受ける話らしいのだが
現実世界ではバービーやケンがほかの人間とは違う異質な存在として
描かれていて、気が気でなかった
果たしてこのノリについてこれるのか不安になるスタート
爆笑できるコメディ作品というよりかは苦笑いするしかないどこかおかしい変な映画を観たなという印象でした。
女性の自立か自由か男性の復権か
テーマがあやふやすぎて、よく伝わりずらかった。
トイストーリーみたいに
バービーやケンもお互い役割という呪縛にとらわれて、自我を取り戻し
自分らしさアイデンティティを確立するお話なのかな
それだと少しエピソードが弱いように感じるが許容範囲といこう
しかし少しほろりとさせられるところもあり、
ある人物が女性としての悩みを吐露する場面は男性である私にも
刺さりました。
ミュージカル部分も割と楽しめたのでそこは吉。
文化や思想やギャグもどこか海外テイストで日本人には受けずらいかもしれない。作品自体のノリのついていくのに時間がかかった。
洋画はたまにこういった海外の文化や背景をよく勉強しないと
面白がれない、理解できないというところが難点だと思う。
エドガーライトみたいな日本人受けするようなギャグ
ラ・ラ・ランドみたいなミュージカルみたいなのを
期待しないように。
海外ではとてつもなく人気で海外の人には受けはかなりいいが
日本人はこれ面白がれるのでしょうか!?どうなんでしょうか、これ!!
幼少期の頃にバービー人形を手にして遊んだ経験があるのならわかるのかもしれない。女性なら共感できるのかも。
私はよくわからなかった。
初見なので表層的な部分しかみれなかったかな。
社会派的なメッセージはどうでもいいたちなので
あまり僕の好みではなかったかな。
人を選ぶ映画です!!!!!
ちょいと勉強して出直してきまーーーす!!
疲れた
確かに今年最高かもしれない。
率直に観た方がいい映画。
これグチグチいうヤツは現実で手のつけようない面倒くさいヤツになりかけてるというリトマス試験紙になる。
と言われるのもわかる気がする。
女の子は勇気をもらうだろうし、男は脱げない鎧がほろっと外れる経験が出来る。
オッサンの私には食指が動かないなと思ったが、帰りにはマグマカップとパンフレットを40にもなって買って帰った。
フェミニスト映画だと思い込んでる人いるが、私も少し構えていた。だがすぐにスタートと共にこれは違うと気付いた。これは全方向にありとあらゆるモノを皮肉っている。
そして物語の着地には、男女関係なく問われるもので非常に秀逸だった。バービーという一つの人形を通してたくさんの人の物語を映し出し、それをコミカルにユーモアたっぷりに描く。
バービーランドと人間界の境界線、映画を観てる私達との境界線。ここが非常にうまい。俯瞰しやすい作りになっている。
何より秘書の女性だったかな、彼女の演説が痺れる。
誰もが人生で吐き出しかったこと。
ここはもう愛する人が隣にいたら、強く手を握りたい。
あと内容とは別で、
マーゴットの演技が抜群に上手い。昔から好きな役者だが明らかに成長を感じた。この映画で不動の地位、新しいアイコンに確実にしたなと感慨深いもんがあった。
そして賛否あったがライアンゴズリングについてだが、やっぱりディズニー出身の彼のダンスや歌、そして幅の広く演じられる力。彼が出るべきだったし、彼の作品選びは流石だと思った。
見ない人も見た人の中にも粗探ししたい人もいるだろうけど、それこそ不毛だし、あなたの事を愛してる人はそんな事望んでいないし、なりたかったあなたはそんなあなたではないハズ。
素直に私はこの映画に拍手を贈りたい。
そしてこれは協調性や同調圧力、所属意識の強い日本人に対して響くと思う。
余談だが、幼かった頃、私はキティちゃんや、セーラームーン、りぼんが好きだった。それをひた隠し男社会で生き、したくもない男の子の不毛な競争をした。
気付いていたら好きだったモノを手離し思い出しもしないまま、社会人になり男らしさを着て男の役割を真っ当しようと背負い込んでいた。
私は女性が好きだし、marvelのような映画もオッパイも好きだ。だけどこのバービーを見てそんな自分のいつの間にか着込んだ鎧がこんなにも重くなってる事に気付いた。
だからピンクのハートの取っ手が付いたバービーマグカップを私は買った。
オープニング!!
◎
万人にお勧めはできません…
子供の頃はもっぱらリカちゃん人形で遊んでいたので正直、バービー人形のことはよく知りません。海外の人形で時折炎上しているイメージがあるくらいです。
さてこんな私が楽しめたのかというと…
意外にも楽しめました。
バービーをそこまで知らない人でも楽しめるので、バービー人形で遊んでいた人にはもっと楽しめるのではないかと思います。
まず冒頭、バービー人形の登場により子供たちが今まで遊んでいた赤ちゃん人形を地面に叩きつけるシーンで吹き出してしまいました。
キラキラな王道ファンタジーものかと思っていた私の予想を冒頭から見事に砕かれました。
そこからは風刺の効いたコメディが繰り出され、クスッとは笑えますが裏に隠されたメッセージが垣間見えてあまり笑えませんでした。
(あぁこういう主張をしたいのね)とどうしても考えさせられる描写が多く、真剣に観るか頭空っぽで楽しむかの鑑賞スタイルが定まらないまま観てしまったので何とも中途半端な気持ちで観終わりスッキリしませんでした。
後半、世間が求める女性像について捲し立てるシーンがあるのですが…こう、主張というかメッセージ性が強すぎて内心引き気味に観てしまいました。言いたいことは分かるのですが、これバービー人形でやる必要があったのでしょうか。バービーランドを楽しんでいたはずなのに、現実に一気に戻されるような感じで苦手です。
今作で一番気に入ったのはケンです。
あのキザなようなヘタレのような絶妙な顔と表情で、バービーよりもケンに目線がいってしまいました。
ケンが「らしさ」とか関係なく「ケンはケンよ」という言葉でアイデンティティを自ら確立していったので、もはやケンが主人公だったのではないかと思いました。
勿論、バービーも綺麗で可愛いです。まさに女の子の憧れというものでしょう。…あ、こういう偏見はNGでしたね、男の子の憧れでもあるでしょう。
あなたはあなた、そして何にでもなれる存在!
そんな自己肯定感を高めてくれる映画でした。
ただし子供向けではありません。大人向けかつ見る人を選ぶ作品なので万人にお勧めできないのが残念です。
82点 バービーワールド!
クドいಠಗಠ
林家ペー・パーなら違和感なし
日本では著名漫画家のX投稿や原爆ネタなどでアンチに盛り上がっていた本作。玩具の世界を下敷きにしたコメディ風味のドント・ウォーリー・ダーリン?と想像していたのだが、一方的なフェニミズムの話ではなく、変化と成長と生と死と…多様なテーマを含んだ作品だった。マーゴット・ロビーの定番バービーもフツーの人の活躍という点でLEGOムービーを想起。
冒頭の2001年パロディを観せられて、これはバービーに触れて女児・女性は進化を…と説明したくなるところ、ゴッドファーザーの解説やら、車の性能自慢、パソコンアプリの使い方教授などなどマンスプを皮肉られて、あイタタ…となる自分がいた(爆)。
自社の黒歴史も含めて作品に協力するマテル社はふところが深いというか、本作が今年No.1ヒットで大ウケのあちらの国では当然の社会認識なのだろう。ちなみにネットフリックスのドキュメンタリー、ボクらを作ったオモチャたちのバービー回は、バービーの歴史を知るには勉強になったのでご興味ある方はどうぞ。
世界観はおもしろいけど…
子供の頃にお人形あそびをした人には、ささる場面が多かったと思う。
カッチカチの牛乳パック、水の出ないシャワー、外から丸見えのドールハウス…そして階段を使わない移動手段など。
観てて、あるある!懐かしい!ってなった。
あと、変てこバービーが出てきたときに申し訳なくなった。
私もリカちゃんの髪を切って、ショートヘアにしようとしたり、めっちゃ開脚させたな…。
ストーリーに関してはすごく良い!とは思えなかった。
突然ミュージカルになったり、バービーランドを知ってる人間がいたり、ファンタジーなとんでも展開が多かった。
そこはコメディだし、バービー人形の世界観がおもしろくて良かったけど。
人間界でバービーがやたらセクハラされたり、女の管理職が全くいなかったりするのは、誇張されてはいるけれど、そういう社会が確実に存在するから問題視すべきって主張を感じて良かった。
ただ、女性の権利!とか、現実世界で女は虐げられている!とか、フェミニズムが強すぎるなって思う時はあった。
女の解放を強く願いすぎてて、同じ女だけどちょっとしんどい。
それにケンが報われない。
フェミニズムって全ての性の人が平等であることを願うはずなのに、ケンは一昔前の女性と同じような扱いのまま。
企業が商品として販売してないから、重要な職を任せられなかったのかもしれないけど、なんか微妙な気がする。
これは、まあ、女の子のための映画だなって感じだった。
単なるルッキズムの象徴では無い。Barbieを通して監督の言いたかった事。
先ず前提として大変に楽しく愉快に観終わった事だけは強調しておきます。
特に冒頭の2001年宇宙の旅のパロディや、マテル社CEOや重役たちのドジなマトリックスのエージェント的ポンコツぶり、ビーチで争うケンたちのまるでジェット団vsシャーク団の様なダサいミュージカル群舞、には笑いを堪えるのに必死でした。思想やテーマなんて深く考えずに単純にブラックユーモア溢れるコメディ映画としてだけでも十分に楽しむことが出来ます。
その上で種々論じられているフェミニズム臭や女性優位の強烈さと言う点の個人的考察ですが、私が理解した範囲では、第一波から四波に至ると言われてるフェミニズム史の要素を全てバービーランドとバービー達の行動に詰め込む事で、
寧ろそれを強烈だと感じるその先入観、或いは感情的な思い込みを解く試みなのでは無いのかと感じました。それぞれの波で露呈してきたフェミニズムの限界や問題点や課題はブラックユーモアの中でコミカルに表現しつつ、人の有り様はもっと自然で自由でシンプルなものの筈よ、とグレタ・ガーウィグ監督は言いたかったのでは無いかなと。
だから添え物のビーチボーイケンもありのままのケンで良いし、標準バービーも大統領バービーじゃなくそのままでいい。或いは、すべからくこうあるべき論とか或いはこうあってはならない的な狭量で攻撃的なポリコレやフィルターバブル世論に振り回される必要もない。
バービーは決して単なるルッキズムの象徴なのでは無い。正しさを巡る二項対立ではなく男も女も誰もが「そのままの自分自身に戻る機会」への気づきをバービーの辿った歴史が象徴している、そんな風に読み取れました。
「今はまるでみんながきつく張ったロープの上にいて、一歩間違えば全員が粉々に崩れ落ちてしまうような世界にいる。」「努力して成し遂げるべき外見的な評価などない、そのままの自分で十分だと感じられたらいい。」
グレタ・ガーウィグ…やはりただものでは無いですね。それにしてもマーゴット・ロビーの演じたバービーの何と生き生きとしている事でしょう、彼女以外では決して成しえなかったと思えるほどにお見事でした。
※2回目を観て作品の印象と感想がかなり変わったので、レビュー後半は大幅に加筆訂正しました。
Barbie人形はよく知りませんが 大好きな俳優陣と監督さんの作品...
なかなかの珍品?
さすがインディーズ出身の
グレタ・ガーヴィック監督。
分かる人にはわかるギャグ、
ユーモアを散りばめながら
フェミニズムメッセージを
ビシッと突き刺します。
ピンク一色のカラフルな
バービーランドは、毎日ダンス&
パーティーのような夢のような街。
けれど、身体に起きたある異変を
感じたバービーは、人間社会へ。
あまりの現実世界に戸惑いながらも
バービーは大きな決心をする。
その決意とは……。
なんて話なんですが、会話が結構理屈っぽく
哲学的な要素も入ったりして、笑いとマジメの
バランスが妙な感じで、いい意味で変な、
珍しい作品だと僕は思いました。
でも考えてみると、バービーやリカちゃん人形の
世界って、今の時代から見ると不思議な気もしますよね。
面白かった。 バービーランドとリアルワールドの繋がりがよくわからな...
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