バービーのレビュー・感想・評価
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林家ペー・パーなら違和感なし
日本では著名漫画家のX投稿や原爆ネタなどでアンチに盛り上がっていた本作。玩具の世界を下敷きにしたコメディ風味のドント・ウォーリー・ダーリン?と想像していたのだが、一方的なフェニミズムの話ではなく、変化と成長と生と死と…多様なテーマを含んだ作品だった。マーゴット・ロビーの定番バービーもフツーの人の活躍という点でLEGOムービーを想起。
冒頭の2001年パロディを観せられて、これはバービーに触れて女児・女性は進化を…と説明したくなるところ、ゴッドファーザーの解説やら、車の性能自慢、パソコンアプリの使い方教授などなどマンスプを皮肉られて、あイタタ…となる自分がいた(爆)。
自社の黒歴史も含めて作品に協力するマテル社はふところが深いというか、本作が今年No.1ヒットで大ウケのあちらの国では当然の社会認識なのだろう。ちなみにネットフリックスのドキュメンタリー、ボクらを作ったオモチャたちのバービー回は、バービーの歴史を知るには勉強になったのでご興味ある方はどうぞ。
マーゴット・ロビーを満喫
皮肉や社会批判がたっぷり入っていて面白い映画でした。
どの映画を観てもグレタ・ガーウィグ監督はセンスがあると思う。
大好きなマーゴット・ロビーを理想的な造形(笑)で満喫できました。
世界観はおもしろいけど…
子供の頃にお人形あそびをした人には、ささる場面が多かったと思う。
カッチカチの牛乳パック、水の出ないシャワー、外から丸見えのドールハウス…そして階段を使わない移動手段など。
観てて、あるある!懐かしい!ってなった。
あと、変てこバービーが出てきたときに申し訳なくなった。
私もリカちゃんの髪を切って、ショートヘアにしようとしたり、めっちゃ開脚させたな…。
ストーリーに関してはすごく良い!とは思えなかった。
突然ミュージカルになったり、バービーランドを知ってる人間がいたり、ファンタジーなとんでも展開が多かった。
そこはコメディだし、バービー人形の世界観がおもしろくて良かったけど。
人間界でバービーがやたらセクハラされたり、女の管理職が全くいなかったりするのは、誇張されてはいるけれど、そういう社会が確実に存在するから問題視すべきって主張を感じて良かった。
ただ、女性の権利!とか、現実世界で女は虐げられている!とか、フェミニズムが強すぎるなって思う時はあった。
女の解放を強く願いすぎてて、同じ女だけどちょっとしんどい。
それにケンが報われない。
フェミニズムって全ての性の人が平等であることを願うはずなのに、ケンは一昔前の女性と同じような扱いのまま。
企業が商品として販売してないから、重要な職を任せられなかったのかもしれないけど、なんか微妙な気がする。
これは、まあ、女の子のための映画だなって感じだった。
単なるルッキズムの象徴では無い。Barbieを通して監督の言いたかった事。
先ず前提として大変に楽しく愉快に観終わった事だけは強調しておきます。
特に冒頭の2001年宇宙の旅のパロディや、マテル社CEOや重役たちのドジなマトリックスのエージェント的ポンコツぶり、ビーチで争うケンたちのまるでジェット団vsシャーク団の様なダサいミュージカル群舞、には笑いを堪えるのに必死でした。思想やテーマなんて深く考えずに単純にブラックユーモア溢れるコメディ映画としてだけでも十分に楽しむことが出来ます。
その上で種々論じられているフェミニズム臭や女性優位の強烈さと言う点の個人的考察ですが、私が理解した範囲では、第一波から四波に至ると言われてるフェミニズム史の要素を全てバービーランドとバービー達の行動に詰め込む事で、
寧ろそれを強烈だと感じるその先入観、或いは感情的な思い込みを解く試みなのでは無いのかと感じました。それぞれの波で露呈してきたフェミニズムの限界や問題点や課題はブラックユーモアの中でコミカルに表現しつつ、人の有り様はもっと自然で自由でシンプルなものの筈よ、とグレタ・ガーウィグ監督は言いたかったのでは無いかなと。
だから添え物のビーチボーイケンもありのままのケンで良いし、標準バービーも大統領バービーじゃなくそのままでいい。或いは、すべからくこうあるべき論とか或いはこうあってはならない的な狭量で攻撃的なポリコレやフィルターバブル世論に振り回される必要もない。
バービーは決して単なるルッキズムの象徴なのでは無い。正しさを巡る二項対立ではなく男も女も誰もが「そのままの自分自身に戻る機会」への気づきをバービーの辿った歴史が象徴している、そんな風に読み取れました。
「今はまるでみんながきつく張ったロープの上にいて、一歩間違えば全員が粉々に崩れ落ちてしまうような世界にいる。」「努力して成し遂げるべき外見的な評価などない、そのままの自分で十分だと感じられたらいい。」
グレタ・ガーウィグ…やはりただものでは無いですね。それにしてもマーゴット・ロビーの演じたバービーの何と生き生きとしている事でしょう、彼女以外では決して成しえなかったと思えるほどにお見事でした。
※2回目を観て作品の印象と感想がかなり変わったので、レビュー後半は大幅に加筆訂正しました。
Barbie人形はよく知りませんが 大好きな俳優陣と監督さんの作品...
Barbie人形はよく知りませんが
大好きな俳優陣と監督さんの作品なので観てみました。
とても笑いました。
米国らしさがたくさん詰まった素敵な作品でした。
Barbie人形ネタが分かっていたらさらに笑えていたと思います。
例の一件は全く関連がなかったので安心しました。
なかなかの珍品?
さすがインディーズ出身の
グレタ・ガーヴィック監督。
分かる人にはわかるギャグ、
ユーモアを散りばめながら
フェミニズムメッセージを
ビシッと突き刺します。
ピンク一色のカラフルな
バービーランドは、毎日ダンス&
パーティーのような夢のような街。
けれど、身体に起きたある異変を
感じたバービーは、人間社会へ。
あまりの現実世界に戸惑いながらも
バービーは大きな決心をする。
その決意とは……。
なんて話なんですが、会話が結構理屈っぽく
哲学的な要素も入ったりして、笑いとマジメの
バランスが妙な感じで、いい意味で変な、
珍しい作品だと僕は思いました。
でも考えてみると、バービーやリカちゃん人形の
世界って、今の時代から見ると不思議な気もしますよね。
面白かった。 バービーランドとリアルワールドの繋がりがよくわからな...
面白かった。
バービーランドとリアルワールドの繋がりがよくわからなかったけどあまり気にならない
最初のツァラトゥストラでこの世界の設定はこうですっての良かった
バービー>おもちゃ>子供が使うもの>子供の記憶と偏見したのを咎めてくれたのが一番の収穫
自分は何者なのかの問いに対して見事な着地だった
イメージが真っピンク過ぎて敬遠されがちだとおもうけど、楽しくなれる映画だと思う
一番楽しめるのはバービー人形で遊んだことある人なのは間違いないと思うが
バービーの光と影をポップにしっとりと描く
人間の思いがバービーに影響を与え、バービーが人間的な感情を持ち合わせてしまったことから、人間界とバービーランドの裂け目の修復目的で人間界へ赴くバービー(と勝手について来たケン)。
2人が人間界を経験したことによりバービーランドのパワーバランスが変わり、女性優位から男性優位のケンダムランドへ、そしてラストシーンを迎える本作。
バービーランドと人間社会の2つの世界を描くことで、人形のフラットな世界観から、立体的に見えてくる面白さを描く。
人間がバービーに影響を与えるのはともかく、バービー人形が独立した考えを持ち、行動していくのは、AIバービー的で違和感を感じずにはいられないが、バービーが人間的感情を持ち合わせたら、というイフが展開されているのだと思い、大目にみたい。
盛り込むテーマや配慮すべき項目が多く、コンセプトが全体的にボヤけたしまった印象がある。
ケン役をライアンが演じるのはあまりに老けすぎているが、マーゴットロビーも年齢的には成熟しているのでなんとか許容できるキャスティングにはなっている。2人とも圧巻の演技であることに異論はないが。
ベティでお馴染み、アメリカフェレーラのポリコレ批判の長回しは、多くの女性が共感するだろうし、ある種映画の肝の部分になっているので、注目したい。
バービーランドの世界観のつくりこみはすばらしいし、愛を感じる。音楽もアイススパイス、ニッキーをはじめ、豪華女性アーティストが楽曲提供しており、聴き応え十分である。
マテル社との軋轢も多かったことが予想される本作。子供から大人まで楽しめる作品を求められ、多大なプレッシャーも多かっただろうが、見事着地させたグレタカーヴィクの力量に賞賛の拍手を送りたくなった。
えっ、面白い!
もっと主義主張の激しい映画かと思ったけど、ちゃんと世界観、キャラで面白おかしく味付けしてあって面白かった!
しっかりしたミュージカルコメディ映画。
マーゴットロビーのバービーっぷりが素晴らしい。
バービーに詳しくないけど、詳しい人からすると色々とネタが分かってより面白いと思う。
あと映画に詳しい人。
世界観は設定ガバガバだけど、そんなことはどうでもいいのだ。
しっかり言いたいことを言いつつ、笑わせてくれるんだから凄いよ。
子ども騙しではない完璧な娯楽映画
グダグダのアイドル映画か、強強のポリコレ・フェミニスト映画かと思ったら、決して子ども騙しではない巧みなストーリー。過去の失敗作も繰り出し、果てしない自虐を厭わない遊び心溢れるマテル社の全面協力も見事。空想界と現実界のそれぞれの意味を失わせず包摂する世界観作りも上手。最後のオチはこれ以上は考えられない。娯楽作品として完璧。
オシャレでポップな自己探求
オシャレなドリームバービーランド。そこではみんなバービーで、みんながケン。唯一無二の存在のアラン(笑)!ケンもバカっぽいけど、ちゃんとアイデンティティーについて考えている。深い。みんな違って、みんないい。楽しく、いろいろ考えさせられる時間だった。
可愛い世界観!
Barbie landはポップで可愛いプラスチックの世界として、クオリティの高い映像だった。音楽も多く、楽しい雰囲気で見れた。ただ、real worldの方は複雑が故、私に刺さるようなリアルさが不十分だったかなと思う。結末の持っていき方もなーー、、。なんかな。とにかく衣装は可愛い。
多様性?
女性が責任ある役職をどんどんやっていくことも素晴らしくて、家庭を第一優先に生きていきたい人がそうすることも素晴らしい。
男性がプライベートを優先に働くことも、仕事で自己実現することも素敵だと思う。
性差による得意不得意はあれど、"らしさ"や"べき"に自分が縛られていないのであれば健全なんだろう。
気づけなかったユーモアやギャグがたくさんあった気がして悔しかった。
幼い頃お人形遊びの楽しさが分からなかった。バービーの世界に惹かれたことがなかったけれど、スクリーンで見たお人形の世界はとってもチャーミングで出てくる女優さん皆可愛らしくてキラキラしていた。こんな風に子供の頃に無かった感性が今の自分の中にあることを発見してくれるエンタメがありがたい。
中盤少し物語から気が逸れてしまった為3.5。
期待していたよりもはるかにブラックユーモアたっぷりで最初から最後ま...
期待していたよりもはるかにブラックユーモアたっぷりで最初から最後までずっとクスクスしっぱなし😂😂😂
ライアン・ゴズリング演じるケンの当初の屑っぷりがかなりイラつく感じではあったけど↓↓↓
怒りゲージ
MIN ■■■■■■■□□□ MAX (("o(-"-;)プルプル
現実世界に飛び込んだケンはこれまでの価値観を完全に覆す衝撃的な新しい価値観を知って人が(いや人形が、か?)変わる。それって誰にでも起こりうること。無知ほど怖いことはない。やはり変革は『意識と知識』から。
でもそんなのぜーんぶ抜きにして、ポジティブハッピーパワー満載で元気になれるスーパームービー✨✨✨
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