「同じ様な歌を歌う物理的な男性にはやがて、髭がはえてくる」バービー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
同じ様な歌を歌う物理的な男性にはやがて、髭がはえてくる
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「私はもう美しくない。」
「とても綺麗よ」
「定番レベルの美しさじゃない」
すると、天の声が「マーゴット・ロビーが言うと説得力なし♥」
「神は最初に自分達を模して人間を作られた」と聖書の創世記に記載されている。
この映画を鑑賞していて、最初にその言葉が思い立った。
つまり、実存哲学そのもの。しかし、キリスト教的な観念は余り含んでいない。なぜなら、ルース・ハンドラーさんはユダヤ系ポーランド人の移民の方。
マーゴット・ロビーさんの化粧もかなり薄くして、ソバカスをギリギリ隠す程度に抑えている。そこが彼女の美しさだと僕は思う。
「人間として生きるのは大変よ。そして結末は一つ」と言うとバービーは
「それでも、人間として生きて意味を見つけたい」
と言う願い。アンデルセンの「人魚姫」をリスペクト♥バービーは泡となるのか?
四時間も同じ様な歌を歌う物理的な男性にはやがて、髭がはえてくる。鳥肌モノ。
やっぱり、女性の演出家だった。
傑作だ。
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