「最後のシーンが深い」バービー Reiさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のシーンが深い
バービーはプラスチックの人形で、下はツルペタ。
最後のシーンで婦人科に行ったのは、人間になる事を選び最初に女性という自分の体を知る為=自分をきちんと理解してケアする。というメッセージだったのかな。
サンダル履いてたから、てっきり妊婦健診かと思ったけど違うみたい。
人間は死があるがゆえに人生は一度きり=人間の生に対する喜びをバービーは感じたかった。か、興味本位か。
鑑賞後しばらくレビューを書けずにいた。
それは、あまりにも女性が強すぎる内容だったから。
私は女性だから、理解できる部分は沢山あった。
でも、あまりにも女性本位に見えた。
ケンが弱々しかったからかな、、、
男女共に手を取り、助け合い、切磋琢磨するパートナーとして描かれていない。
私は私。あなたはあなた。女性や権力をお飾りにしなくても、あなたはあなた自身で十分。バービーはケンに伝える。
あるポッドキャストで男性が言ってたのは、「女性は社会から離され家事育児をしていた。男性がいざ社会から切り離されたら何が残る?女性はその孤独に耐え頑張っている。男にそれができるのか」みたいな内容だった。
ケンは身一つで立ち上がらなければならない。
だけど、「あなたはあなたでいい」がアバウト過ぎて、突き放された感覚。
久しぶりにネガティブな事書いてしまったが、
世界観はとても可愛らしく徹底されている。
ファッションもステキだし、バービーの悩みながらもポジティブな姿がマーゴット・ロビーによって完璧に表現されていると思う。
センシティブな内容だけど、笑いどころ満載で、鑑賞後に自分らの考えや気づきをディスカッションするきっかけになる映画。
Netflixの「ボクらを作ったオモチャたち」で、バービーの歴史や登場するキャラクターを知る事ができるので合わせて観るのがおすすめ。
ガル・ガドットのバービーも見たかったなー✨