夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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良い時代に、なりましたね
私がPMSに苦しんでいた頃
それはまだ市民権を得ていなかった
知る人ぞ知る、というか誰も知らない
(初めは自分でも知らなかった)
だからメンタルダウンもイライラも
単なる面倒くさい変な奴だと思われた
それが分かっていたから
あんな風に外に出すことなんて無理で
どれだけ心が乱れていようが
それは1人のときに発狂したりして
何とか普通を演じきって過ごしていた
そういう意味では、良い時代になりましたね
きっとパニック障害の人も、その昔は
なったら最後、誰にも知られないように
ひた隠しにして、生きていたのではないか
そんなこと知られたら社会復帰できない
そんな時代もあったのです
こういう題材が映画になること自体
とても良いと思います
作品は平凡でしたが、そういう意味で
有意義な作品だと思います
渋川清彦さんの表情がよかった
パニック障害の若い男性とPMSの若い女性が働く会社の、心優しい職場の人たちと、彼らを見守ってきた、心優しい前職の職場の人たちの心温まる、ほんわかと心が温まる作品。
他人の痛みに共感して見守る優しい人々の、それぞれ過去に秘められた艱難辛苦もチラ見せしながら、誰もが抱えている労苦を慮りながら、穏やかに、愛をもって共に生きようとする人々は、勤めているところが一流企業でもあろうと町工場であろうと「民度が高い人たち」と言い切ってもいいんじゃないかなと、この作品を見ながら感じました。職業や収入で人の価値は決まらない。幸せな生き方は人それぞれたという考え方は、世界的にあって『PERFECT DAYS』が海外でも高く評価されたことも、その流れがあったからだと思います。
パニック障害(PD)の男性山添さんを松村北斗さんが、PMSの女性藤村さんを上白石萌音さんがそれぞれ務められましたが、冒頭からいきなり上白石さんの演技にやられてしまい、心が持っていかれました。その後は穏やかにストーリーが進行して、観てるだけで癒されました。
山添さんと藤村さんがお互いを助け合うことで、お互いが成長していき、あんな理解のある会社があったら私も働きたい!
現実はシビアで、会社には毒蛇のようなお局様がいて、パワハラモラハラが蔓延しているということもあるので、私などはお局様の刀をどのように交わして逃げながら働くかが大きな課題で、それで頭を痛めていることがほとんどなのですが、この作品に出てくる職場の人たちは心優しい人たちで、前職の職場も、毒社員は見当たらず(いるのかもしれませんが、出てこない)。
なので、この作品は、PDやPMSに悩む方が見ても、つらくならないように配慮されていて、ほんとうに「元気になってほしい、あの人」や「この人」が念頭にあって制作された作品じゃないのかなと思いました。
二人が困難を抱えている障害の原因は、人間関係ではないところに原因があるようで(観客としては表層を見るしかありませんが)、その分、人のやさしさ、温かさが全面に出ていて、「人のあたたかさを描くのが目的の作品」なのかもしれない。
私は、いつも、その時の気分で見る映画を決めますが、その時「見たい」と感じた映画は、その時期の自分の人生の問題を打破するためのヒントが隠されていることがよくあるので、人生の転機になるヒントを映画からもらったり、励まされたりという経験をよくします。
この作品は、苦しむ人に、優しく、プレッシャーを与えない形で、ただただ共感を伝える形で、エールを送る作品で、「見る心のおクスリ」なのかな…と思いました。
低用量ピルを飲めない人もいます
封切から一年を経て、鑑賞
当初 朝ドラの夫婦役を
再度スクリーンで見る気は起きず
スルーしていた
先日 『ファーストキス 1ST KISS』で
松村北斗の演技を見て この作品も
履修必須と思っていたところ 市内の
劇場でリバイバル上映
俳優 松村北斗の
作品の空気にとっぷり浸り、
けして主張しない演技!
稀有な役者だと思う。
また、今までの映画やドラマで
描かれない描写が多数。
小規模経営の会社
(商店はイヤになるほどよくある)
が 細かくが描かれている
何か有ると お菓子を配りまくる女性社員
退社後に軽くメシを誘ってくるおじさん
そうか炭酸ミネラルウォーターのあの音
イヤな人っているんだな
それ以外でも 生理よりも辛いPMS
(これに低気圧が加わると 最低)
最後に残ったスナック菓子を容器から
直接『あ、これ良い?』とガーッと食べたり。
女の子の方が背が高い中学生の2人
~統計的には当たり前だが映画の中の
男子は長身イケメン
「トワイライト・ウォリアーズ」でも感じたが
無駄に作品に恋愛を絡ませない視点が良い
小さいけれど世の中の認識が、
変わって来てると感じ
時代は少しずつ変わってるんだ~と
気づかされた
良い作品だった。
誰もが持つ傷みを見つめて
なかなか嫌なことと向き合うのはムズカシイね。
自分の事すらよく分からなったりするし他人の事も理解なんて出来なかったりもする。
でもひょんなキッカケから手に取るように分かったりも出来るから人間なんて不思議な生き物やね。
星みたいに遠いのよ。でも強弱あるけど光っているのさ。
出来ることは見つけて見つめて見続けてその光に照らされて見えなかった自分の影を見て受け止めることかな?
何日何年かかっても小さくならなかったり消えなかったりわからなくなったりした後に、フッと見え方や感じ方が変わったりして。痛みや苦しみに歓びをその時に噛み締めたらまた違う自分に出会え別れる事が出来るのかもね。
この作品に出会えた事で自分の痛みが和らいだ気がしました。
配信で見せていただきました。
まったく予備知識もなく見ましたので、最初は単なるアイドル映画かと思い、話題になっているからちょっと見てみようかと思い、用事をしながら流していましたが、いつの間にか用事をしていた手も止まり、ソファに座って真剣に観てしまいました。
松村さんと上白石さんが、こんなにもお芝居が上手いとは驚愕でしたし、この映画のテーマもアイドルらしからぬもの。PMS(月経前症候群)を患う女性とパニック障害を持つ男性の奇妙な共感にも似た友情のお話。お涙頂戴でもなく、ちょっとコミカルだけど時にはシリアスでリアリティも感じる演出に、切なくなったり、ほっこりしたりと、とにかく楽しませていただきました。アニメばかりがヒットする日本の映画界でこんな素敵な映画は、もっと宣伝すべきではないかと思いました。
虚飾のない病に向き合った映画
とても地味なんだけど心に静かにしっかりと積もっていく重みのある映画でした。PMSとパニック障害に向き合う2人を余計な恋愛や綺麗に収める的なストーリー仕立てでなかったことがとても真摯に病気に向き合った映画だと感じた。上白石萌音と松村北斗の表情が本当に良い。こういう職場の人間関係が温かくて素晴らしい、こういう職場こそが出来すぎた設定、なんて言う悲しいことをいう社会であってはいけない。夜がやってくるから私たちは闇の向こうのとてつもない広がりを想像することができる、プラネタリウムでの解説のシーンはこのテーマの総まとめ、特にここが響いた。闇の中にいる人に希望が見えるといいなぁ、そういう人たちを通して見える景色を想像できる人でありたいなぁ。
合わなかった。。。劇場鑑賞なら確実に落ちてたzzz
今年の日本アカデミー賞・優秀作品賞で観てないのコレだけだったのでネトフリ鑑賞
朝ドラコンビの再共演ってのは知ってましたが・・・
これ、、、まぁデリケートなお話ですね
現代なのに昭和作品のような感じの画像で、淡々とゆっくりBGMも。。。。
深夜ふとチャンネル回したらやってるザ・ドキュメント風・・・
この高評価!!!
題材への興味ある無しで評価は変わるのかな!?
私は、劇場鑑賞なら確実に落ちてたzzz
俳優陣の演技力の高さに脱帽
静かで起伏のない映像作品は引き込まれなければそのままゆっくり眠れてしまう。
良い睡眠。
本作品は、PMSを抱えた女性のモノローグから始まります。
私は女性なのでぐっと意識を傾けられましたが、男性はどうなのでしょうか。
目に映るPMSの症状に苦しむ姿は別のものに映るかもしれませんね。
その後、淡々と静かに描かれる彼女の日常。
上京して一人暮らし。
新入社員の時に退職してしまっては友人もいないでしょう。
その雰囲気や孤独感や焦燥感が上白石萌音さんのちょっとした目線や後ろ姿がひしひしと伝えてきます。
パニック障害を抱えた社員の松村北斗さんも、いかにもエリートサラリーマンの都落ち感が駄々洩れていてすさんだ精神と虚栄心と病状のはざまで揺れ動く脆さを演じきっていたのではないでしょうか。
事情を抱えた彼女を受け入れてくれたアットホームな会社には彼女以外にも様々な事情のある社員がいるのだろうとチラリと色々なところに含ませているところも押しつけがましくない構成で淡々とした作品の雰囲気を崩さずに物語が進んでゆきます。
見守りながら支えながら病状を抱えたことを怖いものとせず受け入れて過ごす。
少しずつふたりの距離が縮まり、ふたりだけの不思議な絆が生まれてゆくあたたかな空間。
恋愛や親愛ともちがう、友情よりもプライベートな絆。
そんな静かだけど気が置けない二人がとても自然体で、鑑賞しているこちらがスクリーンの向こう側の物語という事の境目が無くなるようでした。
また、主人公ふたりのモノローグやセリフですごく感じたのですが、お二人とも声が良い。
とても良い。
優しくじんわりと耳から心地よくしみこんできました。
劇場でみるべきとまでは言いませんが、お時間のある時には観るといいよ~とお勧めしたい。
タイトルなし
これは映画か?
本作品の8割はモノローグとダイアローグで成り立っている。前編から2/3はほぼカメラは固定で、物語に起伏がない。テーマ提起はあるがそれだけで食いつくには映像に派手さはない。むしろ地味と言って良い。ところが後半すぎたあたりから少しづつ物語が動き出す。物語が動くと言うより登場人物に血が通いだすと言った方がいいかもしれない。映像にも少しづつだが作為が感じられるようなカットが挿み込めれるようになり、地味ながらハッとする。ただそのままエンディングへとなだれ込み観客は放置されるのである。そして放置されたまましばらくしてその意味するところがジワリと湧いてくる。まるで満潮の潮の迫り方のように・・・意識して作ってあるなら凄い。
退職できる職場
原作もちゃんと読みたいなと思った。 松村さんも上白石さんも派手すぎ...
原作もちゃんと読みたいなと思った。
松村さんも上白石さんも派手すぎずリアルにいそうな感じなのがよかった。
理解してくれる会社があったり、寄り添ってくれる人がいるのが素敵。
大きな問題が起きたりする話ではない日常のストーリーだけど飽きずに楽しめた。
淡々とした雰囲気が
「夜明け前が一番暗い」【12月16日追記】日本アカデミー賞優秀賞3部門受賞・キネマ旬報ベスト・テン5部門受賞!
【12月16日レビュー追記】
タイトルは、英国の諺 “The darkest hour is just before the dawn” から。「苦しい時期というのは、それが終わる寸前が最も苦しい。それを乗り越えれば、陽はまた昇り事態は良くなる」
「ささやかな、でも確かなつながりが照らす、かけがえのない物語」「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる」という宣伝コピー通り。観た方には伝わると思いますが、「不寛容社会の御守りのような映画」です。
最近知人から教えてもらった「アサーション(assertion)」。相手と自分を互いに尊重した上で、自己主張するコミュニケーション。この映画はとても「アサーティブ」な作品です。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を好演した、上白石萌音さんと松村北斗さんが映画で再共演。という事前情報くらいで、今年2月の公開時に見逃していました。
原作も映画も国内外で評判が良かったこと、更に原作と映画は設定が異なると知って、その設定変更がどうしても映画館で観たい理由になりました。
今年のTAMA映画賞で最優秀3部門受賞、報知映画賞で最多6部門ノミネート。受賞を記念して11月に1週間の再上映が決まり、映画館で鑑賞できました。
藤沢さん(上白石萌音)と同僚の山添くん(松村北斗)の、「恋愛」でも「友情」でもない関係の距離感。クスッと笑ったり、涙が流れたり、暖かくなったり、「しばらく一人で怒っててもらっていいですか」は最高でした。
パニック障害について表面的な知識しか無かった私は、「行き付けのラーメン屋さんで、いつものラーメンの味がしなくて不味く感じた」という病識の表現に、ハッとさせられました。
W主演の松村北斗さんは、旧J事務所というバイアス無しで評価されるべき俳優。演技の仕事に集中できれば、菅田将暉さんや磯村勇斗さんのような俳優を目指せる可能性を感じました。
三宅唱監督は、今年の上海映画祭で「中国の映画ファンが今最も好きな日本人映画監督」特集が上映される程、中国でも人気があるという映画祭報告を読みました。
今や北米を超える映画人口の中国で、日本と同じような生きづらさを感じ、この小さな日本映画にも共感してくれる人が多いことは、うれしいニュースでした。
P.S.
栗田科学の事務所に貼られている、ポスターや2ヶ月カレンダーに気付きましたか?
ポスターには『人にやさしく、自分にもやさしく』の「アサーション」のメッセージ。カレンダーは映画公開の2月に追い付き通り過ぎて、「未来」の3月のイベント開催を伝えています。
P.S.2
2/5「第98回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位)・日本映画監督賞・主演男優賞・読者選出日本映画ベスト・テン第1位・読者選出日本映画監督賞5部門受賞
1/21「第48回日本アカデミー賞」優秀作品賞・優秀監督賞・優秀主演女優賞3部門受賞
1/17「第79回毎日映画コンクール」日本映画大賞・監督賞・TSUTAYA DISCAS映画ファン賞3冠受賞
2025/1/3「第67回ブルーリボン賞」1部門ノミネート
12/26「第37回日刊スポーツ映画大賞」ファンが選ぶ最高作品賞・ファンが選ぶ最高演技賞2冠受賞
12/19「第79回毎日映画コンクール」最多7賞ノミネート
12/1「第46回ヨコハマ映画祭」作品賞受賞・2024年日本映画ベストテン1位
11/12「第49回報知映画賞」最多6部門ノミネート
2024/10/3「第16回TAMA映画賞」最優秀作品賞・最優秀主演女優賞・最優秀新進男優賞3部門受賞
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今年は邦画の当たり年で豊作だった、という声をよく聞きます。
初日に鑑賞して、映画館でリピートした作品が何作もありました。
私の2024年ベスト3候補は、この映画です。
今まで映画.comはほぼ見る専門でしたが、★★★★★の作品には評価とレビューの投稿を最近始めました。
他の方のレビューを読むと自分の語彙力と文才の無さで、好きな映画ほど言葉が見つからなくなります。
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2024年11月1日映画館で鑑賞
11月27日配信で鑑賞
11月1日★★★★★評価
12月2日レビュー投稿
12月16日レビュー追記
2025年2月5日レビューP.S.2映画賞追記
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