劇場公開日 2024年2月9日

夜明けのすべてのレビュー・感想・評価

全392件中、21~40件目を表示

4.0夜と朝と人の暖かさ

2025年5月5日
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泣ける

幸せ

夜明けのすべて

このタイトルの意味が解った瞬間
涙が止まらなくなりました。

上白石さんは、いつも穏やかだで優しい配役をやるのですが
本作で時々出るブラック上白石

恐ろしくもあり、可哀そうでもあり…
映画ではあるが見ていて苦しかった。

こんなハッピーエンドもいいもんですね。

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takichi

5.0三宅監督が撮る光の中で

2025年4月26日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

三宅監督前作「ケイコ 目を澄ませて」同様、画面に陽が差し込むとこちらまで日光の暖かさを感じるような柔らかな空気感を映した本作。

そこに描かれるのは決してドラマチックではない、市井の人がただ"居た"という記録です。

登場人物に自分を重ねるわけでもなく、派手なドラマに心を動かされるわけでもなく、ただ彼らが出会い変わってゆく様をじっと見つめる。

私はこの映画が大好きです。

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あ

4.0エンドロールの動線の美しさ

2025年4月22日
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鑑賞方法:映画館

松村北斗くんは正直今まであまり気にしていなかった。それが、1sr kissでの彼の演技を観て良いなと思い、レビュー評価が高い夜明けのすべてを観ておけば良かったな、と思っていたところ、フォローしている方から再上映の情報をいただき、先日鑑賞しました(有難うございました!)。その後、かなり忙しくやっとレビューを投稿できる時間が取れました。

主人公達はそれぞれに病気を抱え、辛い時間を過ごしているはずなのに、見た目のストーリーは淡々と流れていく。自分の世界が狭くなってしまう苦しみ。もっと色々な選択肢があったはずなのに。もっと色々な事ができたはずなのに。それでも生きていかなければいけない。2人はそれぞれに自分の道を見出して、それぞれの道を歩いていく。
上白石萌音は徐々に仕事の選択肢が狭まっていく過程を。松村北斗はバックキャスティングで、今の状態になった過程や彼の病気の状態を映し出している。2人へのアプローチの違いが良いコントラストをもたらして、そのままだとテアトル新宿系になりそうな雰囲気や淡々と流れていくストーリーに明るさや変化を与えて飽きさせない。
ハッとしたのは、松村くんの、「自分の病気はどうにもならないかも知れないけれど、藤沢さんの事は助けられることもある」と言う言葉。自分が健常でなくてもできる事があり、その対象が他者だという事。辛さや苦しみを知っているから、気付く事ができる。優しくできる。それも人間の本質の一つだと思う。

人間関係も流れていく。だけれど、その時大切だった人を思い返して、良い出会いだった、と振り返る事ができるのは幸せだ。通り過ぎていく人と人。その中で交わるその点が、立体になり、また次に進んでいく。そのようなオブジェクトをしっかりと幾つか持つ事ができたなら、人生は充分だったと言えるのではないだろうか。

エンドロールのお昼休みの風景は良かった。何気ない日常の風景だが、これまでの過程を観てきたから感じるその大切さと愛おしさ。皆が流れていく動線がきれいだった。

あ、散髪のシーンは思わず吹き出して笑ってしまいました。笑

良い作品でした。

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Ton

4.5ネトフリで観たのですが、映画館の大画面で観たいとずっと思っていたと...

2025年4月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

ネトフリで観たのですが、映画館の大画面で観たいとずっと思っていたところ再上映があり念願叶って鑑賞。
映画館で観るのはやはりいいですね。
淡々とした内容の映画なのですが、主演の二人の演技力もあり、辛さの表現とか心情の変化とかがとても良い。
観た後にスッと優しい光が差すような映画。

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ももか

5.0暖かい気持ちになれる映画だった。

2025年4月14日
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鑑賞方法:VOD

暖かい気持ちになれる映画だった。

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百太郎

4.0観ているだけで優しい気持ちになる

2025年4月12日
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鑑賞方法:映画館

朝ドラで夫婦役を務めた二人が主演していることでも話題になった本作。

それが顕在化しているか、ぱっと見では分からないかは別として、学校や職場ではほとんどすべての人が多かれ少なかれ何らかの問題や悩みを抱えており、それらの人々とどう向き合い対応していくのかは、現代を生きているあらゆる人にとっての課題であろう。

職場でも毎年のように研修を受けることが義務付けられているし、知識としてはそれなりに持っているとも言えるが、自分が常に正しい言動を行えるかといえば、そこまでの自信はない。

でも、特に大きなイベントがある訳でもない、ほんわかとした日常を描いた本作を観ているうちに、あれこれ難しいことなど考えずに、ただ誰に対しても「思いやり」を持って接すればいいだけじゃないのか、という気になってくる。

観ているだけで優しい気持ちになる佳作。

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Tofu

3.5渋川さんと光石さんという処方箋がほしい

2025年4月9日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

難しい

自分の弱さや羞恥な部分を誰かに理解してもらえないのは普通であってそれが当たり前。ほんの少しでいいから“人に甘える”これがもの凄く難しいからだ。
私の周りにも〇〇失調症やPMSの知り合いがいてそんな自分も10種類以上の薬を飲むような毎日を過ごしている。

山添くんの「全然違いますよね?(病気のランク付け)」は日常あるあるで藤沢さんに同情しちゃったな。
後半は2人でお互いを助け合うという概念が生まれこれが病気と上手く付き合うための希望になった。

ただ、正直周りに理解してもらったり助けてもらえる環境は何処にもないのが社会で現実なのである。だから鑑賞していて辛くて仕方がなかった。

作中の光石さん演じる社長の温かい眼差しと話し方、渋川さんが演じる元上司としての聞き手としての振る舞い方。お二人の存在が物語の中でとても柔らかエッセンスに感じ取れて心の処方箋になっていたのが良かったですね。

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月子

1.0主演のアイドルファンが評価してるだけ…

2025年3月29日
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鑑賞方法:その他

アカデミー賞作品賞にノミネートされてたし評価も高いから見てみたけど、冗長で退屈。
何でこんなに評価が高いのかと思ったら主演がアイドルだったので納得。
キネマ旬報もサブカル的な人気の作品に票を入れちゃうんですね…

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482

4.5優しくなれる、できない自分を許せる

2025年3月27日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

話題作をやっと観た。

松村北斗が、映画やドラマに露出が多い理由が分かった気がする。

性格の良さが自然体で表現されている。

上白石萌音の、不器用で真っ直ぐな主人公にも共感できた。

病気からくる辛さ、シンドさ、抑えきれないイライラ感が伝わってきた。

朝ドラの「カムカムエヴリバディ」の夫婦役だった二人が醸し出す雰囲気がとても心地よい。

社長役の光石研さん、さすが。

弟の位牌に献杯するシーン、松村北斗の山添がお酒をついで、二人で手を合わせるところ、自転車のヘルメットを被ったままの姿が、山添を思う優しい気持ちにあふれていた。

最近観たドラマ「アンサンブル」でも、主人公である松村北斗を愛情深く見守る(義理の)父親をやっていた。

少し残念だったのは上白石萌音の藤沢美沙と母の関係、転職を決意したのは母への思いからだったので、掘り下げて描いてほしかった。

でも、まわりに優しくなれる、できない自分を許せる気持ちにしてくれた映画だった。
2515

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まーさん

4.5恋愛につながらないもの、でいいのだ。

2025年3月20日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

日本アカデミー賞で知った映画。上白石さん、堂々として綺麗でした。人生って絶望感満載の、まさに夜明け前な時が度々訪れる。幸せそうな人に見えても心と身体は嵐の真っ最中とか。そんな希望のない毎日の中で起きた、お互い期待してない人間関係の中で神様はまた一本の「トラブル」の系を垂らす。何が自分に「世界」を繋げてくれるかわからない。自分以外の人が自分を理解しようとしてくれた、その想いを自分も汲み取れた時、ちいさな「奇跡」が起きるきっかけになるのかもと思った。2人の男女が恋愛に発展しなくても、好感度はお互い良い関係って奇跡だよね。焦らず、自分の気持ちや生活を大事にしながら正直な気持ちも伝え合える関係は、地味だけど最高の幸福感。時に期待は裏切られてもそれでもよし!私、できたよって思える階段を一歩づつ進む、それが気づけば夜明けになるって信じたい。
プラネタリウムの話が素敵で、宇宙と自分は無関係ではない。爽やかな風が吹いたような映画だった。身近なテーマがじんわり身に染みました。

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マルマル

3.5良い時代に、なりましたね

2025年3月19日
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鑑賞方法:VOD

単純

知的

難しい

私がPMSに苦しんでいた頃
それはまだ市民権を得ていなかった
知る人ぞ知る、というか誰も知らない
(初めは自分でも知らなかった)
だからメンタルダウンもイライラも
単なる面倒くさい変な奴だと思われた
それが分かっていたから
あんな風に外に出すことなんて無理で
どれだけ心が乱れていようが
それは1人のときに発狂したりして
何とか普通を演じきって過ごしていた

そういう意味では、良い時代になりましたね
きっとパニック障害の人も、その昔は
なったら最後、誰にも知られないように
ひた隠しにして、生きていたのではないか
そんなこと知られたら社会復帰できない
そんな時代もあったのです

こういう題材が映画になること自体
とても良いと思います
作品は平凡でしたが、そういう意味で
有意義な作品だと思います

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ke_yo

3.0渋川清彦さんの表情がよかった

2025年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

パニック障害の若い男性とPMSの若い女性が働く会社の、心優しい職場の人たちと、彼らを見守ってきた、心優しい前職の職場の人たちの心温まる、ほんわかと心が温まる作品。

他人の痛みに共感して見守る優しい人々の、それぞれ過去に秘められた艱難辛苦もチラ見せしながら、誰もが抱えている労苦を慮りながら、穏やかに、愛をもって共に生きようとする人々は、勤めているところが一流企業でもあろうと町工場であろうと「民度が高い人たち」と言い切ってもいいんじゃないかなと、この作品を見ながら感じました。職業や収入で人の価値は決まらない。幸せな生き方は人それぞれたという考え方は、世界的にあって『PERFECT DAYS』が海外でも高く評価されたことも、その流れがあったからだと思います。

パニック障害(PD)の男性山添さんを松村北斗さんが、PMSの女性藤村さんを上白石萌音さんがそれぞれ務められましたが、冒頭からいきなり上白石さんの演技にやられてしまい、心が持っていかれました。その後は穏やかにストーリーが進行して、観てるだけで癒されました。
山添さんと藤村さんがお互いを助け合うことで、お互いが成長していき、あんな理解のある会社があったら私も働きたい!

現実はシビアで、会社には毒蛇のようなお局様がいて、パワハラモラハラが蔓延しているということもあるので、私などはお局様の刀をどのように交わして逃げながら働くかが大きな課題で、それで頭を痛めていることがほとんどなのですが、この作品に出てくる職場の人たちは心優しい人たちで、前職の職場も、毒社員は見当たらず(いるのかもしれませんが、出てこない)。

なので、この作品は、PDやPMSに悩む方が見ても、つらくならないように配慮されていて、ほんとうに「元気になってほしい、あの人」や「この人」が念頭にあって制作された作品じゃないのかなと思いました。

二人が困難を抱えている障害の原因は、人間関係ではないところに原因があるようで(観客としては表層を見るしかありませんが)、その分、人のやさしさ、温かさが全面に出ていて、「人のあたたかさを描くのが目的の作品」なのかもしれない。

私は、いつも、その時の気分で見る映画を決めますが、その時「見たい」と感じた映画は、その時期の自分の人生の問題を打破するためのヒントが隠されていることがよくあるので、人生の転機になるヒントを映画からもらったり、励まされたりという経験をよくします。

この作品は、苦しむ人に、優しく、プレッシャーを与えない形で、ただただ共感を伝える形で、エールを送る作品で、「見る心のおクスリ」なのかな…と思いました。

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山川夏子

4.0すげ

2025年3月13日
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演技上手い。

くだらない恋愛映画にならない上品さ

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ボケ山田ひろし

4.0低用量ピルを飲めない人もいます

2025年3月12日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

封切から一年を経て、鑑賞
当初 朝ドラの夫婦役を
再度スクリーンで見る気は起きず
スルーしていた

先日 『ファーストキス 1ST KISS』で
松村北斗の演技を見て この作品も
履修必須と思っていたところ 市内の
劇場でリバイバル上映

俳優 松村北斗の
作品の空気にとっぷり浸り、
けして主張しない演技!
稀有な役者だと思う。

また、今までの映画やドラマで
描かれない描写が多数。

小規模経営の会社
(商店はイヤになるほどよくある)
が 細かくが描かれている

何か有ると お菓子を配りまくる女性社員
退社後に軽くメシを誘ってくるおじさん

そうか炭酸ミネラルウォーターのあの音
イヤな人っているんだな

それ以外でも 生理よりも辛いPMS
(これに低気圧が加わると 最低)

最後に残ったスナック菓子を容器から
直接『あ、これ良い?』とガーッと食べたり。

女の子の方が背が高い中学生の2人
~統計的には当たり前だが映画の中の
男子は長身イケメン

「トワイライト・ウォリアーズ」でも感じたが
無駄に作品に恋愛を絡ませない視点が良い

小さいけれど世の中の認識が、
変わって来てると感じ
時代は少しずつ変わってるんだ~と
気づかされた

良い作品だった。

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虎吉

3.0物語の起伏が

2025年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

物語の起伏が余りなく少し退屈でした☆

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hide1095

0.5ずーっと退屈。全く刺さらない。 PMSは本当に人それぞれだけど、あ...

2025年3月6日
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ずーっと退屈。全く刺さらない。
PMSは本当に人それぞれだけど、あそこまで酷い人ってなかなかいない。
何か持病があれば人に優しくなれるってのは ちょっと傲慢かな。世の中そんな優しい人ばかりじゃない。

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Nacchanmama

5.0めちゃ良い!!

2025年3月5日
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鑑賞方法:その他

暗い映画だろうと観ていなかったが、キネマ旬報ベストテンに選ばれたことを知り、観た。とっても面白い。
観て良かった映画。昔勤めていた会社が大田区だったので、場所や風景に懐かしさを感じました。

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のん

5.0誰もが持つ傷みを見つめて

2025年3月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

難しい

幸せ

なかなか嫌なことと向き合うのはムズカシイね。
自分の事すらよく分からなったりするし他人の事も理解なんて出来なかったりもする。
でもひょんなキッカケから手に取るように分かったりも出来るから人間なんて不思議な生き物やね。
星みたいに遠いのよ。でも強弱あるけど光っているのさ。
出来ることは見つけて見つめて見続けてその光に照らされて見えなかった自分の影を見て受け止めることかな?
何日何年かかっても小さくならなかったり消えなかったりわからなくなったりした後に、フッと見え方や感じ方が変わったりして。痛みや苦しみに歓びをその時に噛み締めたらまた違う自分に出会え別れる事が出来るのかもね。
この作品に出会えた事で自分の痛みが和らいだ気がしました。

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すけちゃん

4.0配信で見せていただきました。

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

まったく予備知識もなく見ましたので、最初は単なるアイドル映画かと思い、話題になっているからちょっと見てみようかと思い、用事をしながら流していましたが、いつの間にか用事をしていた手も止まり、ソファに座って真剣に観てしまいました。
松村さんと上白石さんが、こんなにもお芝居が上手いとは驚愕でしたし、この映画のテーマもアイドルらしからぬもの。PMS(月経前症候群)を患う女性とパニック障害を持つ男性の奇妙な共感にも似た友情のお話。お涙頂戴でもなく、ちょっとコミカルだけど時にはシリアスでリアリティも感じる演出に、切なくなったり、ほっこりしたりと、とにかく楽しませていただきました。アニメばかりがヒットする日本の映画界でこんな素敵な映画は、もっと宣伝すべきではないかと思いました。

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いざ行かん

5.0虚飾のない病に向き合った映画

2025年2月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とても地味なんだけど心に静かにしっかりと積もっていく重みのある映画でした。PMSとパニック障害に向き合う2人を余計な恋愛や綺麗に収める的なストーリー仕立てでなかったことがとても真摯に病気に向き合った映画だと感じた。上白石萌音と松村北斗の表情が本当に良い。こういう職場の人間関係が温かくて素晴らしい、こういう職場こそが出来すぎた設定、なんて言う悲しいことをいう社会であってはいけない。夜がやってくるから私たちは闇の向こうのとてつもない広がりを想像することができる、プラネタリウムでの解説のシーンはこのテーマの総まとめ、特にここが響いた。闇の中にいる人に希望が見えるといいなぁ、そういう人たちを通して見える景色を想像できる人でありたいなぁ。

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Sheeta
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