劇場公開日 2024年2月9日

夜明けのすべてのレビュー・感想・評価

全424件中、101~120件目を表示

4.0誰にでも夜明けは訪れる

2024年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

 PMS(月経前症候群)やパニック障害について色々と知ることが出来たというだけでも本作を観た甲斐があったように思う。幸い自分の周りには藤沢や山添のような病気を抱えた人はいないが、もし偶然街中で遭遇したら…と思うと、決して他人事のようには観れない。現代は特にストレス社会である。精神的に疲弊してしまう人は多いのではないだろうか。そういう意味では、非常に現代的なテーマを扱っているように思った。

 ただ、作劇上、気になる点が幾つかあった。
 まず、藤沢や山添の周りに悪人が一切いないという点である。現実にはここに出てくる以上にシビアな状況があると思うのだが、それらが意図的にオミットされているような気がした。
 山添の恋人の退場の仕方も取って付けたようでいただけなかった。むしろ描かないことで物語に余白を残しておいた方が、観る方としても色々と想像できて良かったのではないだろうか。

 演出面でひっかりを覚える個所もあった。藤沢のモノローグで始まるオープニングシーンである。おそらくPMSの症状の解説という意味があったのかもしれないが、いささか安易な処理で個人的には余り感心しない。
 監督、共同脚本は「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱。本作には同名小説(未読)の原作があるが、これが原作準拠なのか、それとも監督のアイディアなのか分からない。しかし、少なくとも「ケイコ~」の三宅氏であればもっとスマートな演出が出来たのではないか…と落胆させられた。

 色々と不満を書いてしまったが、だからと言って本作が凡作と言うつもりはない。むしろこれらの不満点を補って余りある点もたくさんあったので述べておきたい。

 まず、藤沢が山添の散髪をするシーンがとても印象に残った。ここで山添は初めて笑みをこぼし、それまでの暗く鬱屈したキャラに一気に朗らかさが加味され印象がガラリと変わった。この演出は見事だと思う。

 山添の元上司も良い役所だった。特に、後半のレストランのシーンは見ているこちらも思わずホロリとさせられてしまった。余計な言葉など一切ない。その表情だけで感動を引き出す演出が素晴らしい。

 そして、本作の最大の美点は、藤沢と山添の関係を安易に恋愛に発展させなかったことだろう。他人には理解しづらい特別な病を抱える者同士。困った時には助け合い、時には厳しいことを言い合い、まるで人生の盟友のように並び立つその姿を見て何だか羨ましくなった。
 この”近からず遠からず”の距離感にも納得しかない。他者と深く関わらないことで傷つかない人生を送って来たであろう二人のバックストーリーが想像できた。

 クライマックスはかなりベタな展開ではあるものの、ここでの藤沢の朗読の内容も素晴らしかった。人生における金言と言ってもいいだろう。映画のタイトルの意味が噛み締められた。

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ありの

4.0鯛焼き

2024年3月5日
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食べ物の使い方がいい。シュークリーム、しば漬け、鯛焼き。

トンネルの使い方もうまい。あの風景はレイニーデイインニューヨークを思い出した。あのトンネルの向こうに行くかどうかが境界線。

人数が少ない分、会社の雰囲気は人次第な中小企業っぽさがよく出ていた(この会社は良い方に)。エンドクレジットでみるとチームビルディングの専門家も入っていたようでなるほどと思った。すごい目配り。

上白石萌音の朗読が上手!!圧巻。

同時代を生きている人が撮った映画だなあとしみじみ思う。細かなディテールが今なんだよなあ。

出てくる人も映るものもちゃんと考えられてて、なんでこれが?みたいのがない。

ジャンバーを着る場面がさりげない!!ここを居場所と思ったのでジャンバーを着ます!!!ってのではなく、ちょっと出てきまーすってときに着るの。周りもちょっと気づくけど何か言ったりしない。

オープニングの黒いスーツと第一ボタンまで留めた真っ白なシャツで、真面目な性格と、硬めの会社であることを説明するとか。

中学生ふたりも視点を変えるよいアクセントになっている。お母さんはシングルマザー?いろいろあったから優しいんだろなと思わせる。

エリート目指してそうな彼女との微妙な噛み合わなさ。好きだから理解して支えたいとは思ってるけど、どうしてももう気持ちが重ならない感じ。外で話せる?と言って、外で話すシーンはきっぱりカットも潔かった。

元上司に復職希望伝えるのにエアロバイク漕ぎながらっていうのが今どきっ子〜。知り合いの20代男性ならありえる。リアルだ。絶妙だ。アラフォーは驚愕だよ。正座だよ、そもそもzoomでは無理だ。

グリーフケアのミーティングもさりげなく、関係性や彼らの背景がうまく説明されていた。お姉さんのこともあったからなおさら心配したんだよね

退職のはなしを仕事しながらさらっと伝えるのも、以前から転職しようとしてるのは伝えてたんだろうなあと、その関係性が現れていた。

ただ、2000円以下に見える商品をあんなちんたら箱詰めしてたら利益出ないでしょ〜というのは気になる。1箱15秒でしょ。社員8人くらいいたし。人件費、考えて。望遠鏡が利益率高いんだろうか。別工場で光学機器作ってるとかかもしれない。

身近な人がパニック障害なのでこんな風に辛いんだなあと思った。症状について知ってはいたけれど、演技で見るとまた身につまされる。

イライラしたとき、あんな風に対応してくれたらいいんだなあ。優しい時代になったものだ。そしたら私ももっとうまく優しくできたかもしれないな。私もあそこまでではないけどずいぶんイライラしてしまっていたから早く病院いけばよかった。

映画館、月曜の夜の回に20代くらいの人たちがよく入っていた。だれか俳優目当てなのかもしれないけれど、この感じが若い人に響くのかな。

本篇前の予告ではたくさん若い恋愛映画がかかっていて、つくづく興味ないのだなあと思う。年のせいか時代のせいか。恋愛以外の人間関係もあるよねえ

植物に水をあげるとき、おはようって言うのいいな

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hyvaayota26

4.5夜明け前の闇が一番暗いのなら、朝が来るまでうずくまってていいから生きよう。

2024年3月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

難しい

メンタルヘルスが言われて久しく、心療内科が家の最寄り駅近くにいくつかある現代。
「夜明けのすべて」は、PMS(月経前症候群)の藤沢さんやパニック障害の山添くんの日々ををのぞき見しているような気分になります。
しみじみと、心にしみわたる映画でした。

私は女性ですが、生理の時に体調や気分が悪くなることが全くなく、食欲が増進して2キロくらい増量するのがデフォです。
生理によってこんなに重い症状を抱えている人もいるのだとびっくりしました。
余談ですが、私の生理不順は、妊娠・出産でなおりました(生理周期が一定だと便利!)。
友人は、胃下垂が、妊娠時子宮が大きくなったことでなおり、栄養を十分吸収できるようになったそうです(その分、食べた分だけふっくらするようになりましたが)。
藤沢さんのような人も、妊娠・出産すると、体質が大きく変わる可能性はあります。

移動プラネタリウムの藤沢さんのナレーションは、素敵でした。
藤沢さんの声で語られる言葉に、共鳴しました。
「自転しながら公転している地球では、一度として同じ夜明けはない」
心して生きます。
この移動プラネタリウムのところで、唯一涙しました。

藤沢さんと山添さんの勤務先の社長の、自殺された弟さん。
映画では、弟さんは写真でしか登場しませんが、とても印象的でした。
彼は、移動プラネタリウムの原稿の元ネタになる音声と文章を遺していました。
頑張り屋さんで、昼よりも夜が好きで、きっと何らかの生きにくさを抱えていたのでしょう。
普通や常識に対する同調圧力や、違反者に対するヒステリックな反応を見ていると、少数派はしんどいと共感します。
彼の言葉をきちんと受け取りたいので、原作を読んでみます。
ちなみに、私は夜より昼が好きです、夜は得体がしれなくて怖いなと感じるからです。

個人の特性と、効率性や社会常識とのバランス。
自分を知り、社会との関係性を調整しながら、各々かけがえのない1日を積み重ねていけたらいいなと思います。

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のりたまちび

3.5人はみな支え合って生きてる😌

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

難しい

人はみな、各々が出来る事を一生懸命やって、支え合って生きてるんだなって、改めて実感されられる作品でした😌
良い映画でした。

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タモン

3.0しみじみとした優しさ

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

寝られる

優しい人たちがいっぱい出てきて温かい気持ちになりました。
主役2人の行動の随所にアスペルガー気味というか。ADHDかASDらしさが出ていた。
それらを嫌味なく表現できる、上白石萌音と松村北斗の演技力と2人の自然な透明感が良かった。

PMSでイライラする気持ちはよく分かる。自分ではどうにもならない衝動は辛い。逆に女友達から急にイライラぶつけられる側の辛さも分かる。
病気をどう解決するかではなく、現状を受け入れ、今よりも生きやすくするには…というのが現実的なアプローチで良かった。

また会社の人々が本当に優しくて泣けた。

静かで良い映画なのだけど、ところどころ眠くなってしまった…。

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みかん

4.0邦画の良さがギュっと詰まった大傑作

2024年3月3日
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鑑賞方法:試写会

幸せ

(試写にて鑑賞)
観終わった瞬間から、周りに優しくしようと思える作品。
それぞれの苦しみは当人にしかわからないけど、少しでも手を差し伸べる努力はできるのではないか。夜明け前の最も暗い瞬間にいる人々にとって、栗田科学は一筋の希望の光のようで…。

そして作中に散りばめられた気の抜けるような笑いの瞬間たちが、本作をほっこりとした雰囲気にしてくれていた。

主演の二人が下手に目立たず、周りと程よく溶け合っている様が非常に心地よい作品でした。

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MarieFilm

5.0日常を覗いている感じ

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館
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otaku

4.0歩きみかん…^_^

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

主役2人の演技は、それがリアルかどうかはともかく、感心した。自然に“変”。
散髪してあげる方も、させる方もどっかおかしいが、距離が近づくエピソードとしてとても面白いし、実際笑った。
こんな理想的な職場はそうないだろうし、実際に疾患に苦しんでいる人たちが見たら“何を気軽に描いてんだ”と思うかもしれない。
だけど、いい映画だし、人間が一段親切になれる映画かな、と。

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Ferma

4.5世界は救わない...でも社員を救うヒーロー

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

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LittleTitan

4.0やさしい気持ちになれる映画

2024年3月2日
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幸せ

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スパイク

5.0やさしい時間をありがとう。

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

なんでもテキパキ仕事をこなせる人だけが評価される世の中。
のんびり屋さんやおっとりした優しい人、いろいろな特性を抱える人もたくさんいるのに、窮屈な世界だな、仕事がなかなか出来ない自分はペット以下なのかなと悩んでいました。
映画では、終始優しい時間の中で流れる人々の温かさに触れることが出来ました。
こんな社会があるのかもしれないなと希望が持てました。

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mikansuisei

5.0持ちつ持たれつ、お互いがお互いを自由に。

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

PMSに悩まされる藤沢さんと
パニック障害に悩まされる山添くん。

生きたいとは思わないけど死にたくはない。
そんなふうに思いながら生きていくのは
とてもつらくて毎日が退屈で苦行。
電車に乗れず行動できる範囲が狭く世界も狭い。
ひとりの世界に閉じこもるような山添くん。

普段は温厚で人当たりが良さそうな藤沢さんは
月経の前になるとまるで人が変わる。
ちょっとしたことですごく怒る。
炭酸水を開ける音にさえ怒る。

そんな2人が徐々に心を開いていって
お互いがお互いの世界を広げてあげるような話。

そのきっかけになったのは…
山添くんの髪の毛を藤沢さんが切ってあげたこと。
なのではないか?と個人的に思っている。

このシーンはゆるいオーダーを受けて
あとは北斗さんと萌音さんのアドリブだったのか?
と思うくらいに自然だった。すごく面白かった。
北斗さんの笑い方がほんとに弾けていました。

山添くんはPMSを理解しようと
パニック障害のかかりつけのクリニックで
本を借りて読んでみたり…

藤沢さんは電車に乗れない山添くんの
行動範囲が広がればと乗らない自転車をあげたり…

あたたかな人間関係がおだやかに築かれていく。
観ていて心が和やかになっていきます。

山添くんと藤沢さんが勤めている
中小企業の方々もすごくアットホーム。
一緒に働く方にも2人は恵まれていたと思う。

僕も昔、中小企業に勤めていたんだけれど
なんだかとても懐かしかったな。(余談)

生きても死んでもどっちも良さそうな山添くんが
希望を見出して「すごくないですか⁈」って
前職の上司に仕事の話をしていたシーンは
僕もその上司と泣いていました。

出会う人、出会う環境よって、
人は変われる。生き方が変わる。

山添くんと藤沢さん以外の登場人物も
重い問題を抱えているのだけれど
みんなで支え合って生きているという描写が
しっかりとあって全体を通してあたたかな作品です。

エンドロールがこれまた良かったです…

山添くん、これからもゆったりと生きてね。
藤沢さん、辛くなったらまた戻ってきなね。

そう、声をかけたくなりました。

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羊

4.5「夜明けは必ず来る」

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

今年26本目。

「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督。助けられるものはある、いい言葉。松村北斗が自転車に乗って行く時の太陽の光が何と美しいのでしょう。どんな事でも夜明けは必ず来る、そう思います。

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ヨッシー

4.0全てが優しい良い映画だった。俳優陣全員素敵で、上白石さんが特に良か...

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

全てが優しい良い映画だった。俳優陣全員素敵で、上白石さんが特に良かった。劇伴の入り方、映像の質感、リズム感、星との自然な関わり方感、どれも丁寧で良かった。
しいていえば、終わりがあっさりだったので、少し期待しすぎてしまった感はある。

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おれ

4.5三宅唱らしさは所々にあって。でも彼特有の若さ・瑞瑞しさ故の荒々しさ...

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

三宅唱らしさは所々にあって。でも彼特有の若さ・瑞瑞しさ故の荒々しさはなく。ベテランのような、巨匠のような。「きみの鳥はうたえる」のラストの素晴らしさが大好きな自分にとっては寂しいけれど、
しかし彼の作品を見るには今が一番いい時かも知れない。嵐と静粛の間。

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kazuyuki

5.0未だ頭の隅にひっそりと

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

3回観ました。1回はコメンタリー付き上映です。
主人公ふたりはあるきっかけをもとにお互いが「相手に何かできないか」と考え
始めることでストーリーが動きだします。

ふたりが恋愛には発展しない物語というのは知ってたとはいえ、お互いを気遣い
相手の為に一生懸命何かをしてあげたり、ふたりきりのシーンが多いと普通なら恋愛に
発展しない訳はないと思うのですが、目を合わせて会話することがほとんどなく、
萌音さんと北斗さんの自然な演技で「このふたりは無いな」と思わせてくれます。

ふたり以外の登場人物もとても魅力的に描かれていて、そんな優しい人ばっかり
いるわけない!ではなくどこかに優しい人がたくさん集まった場所がひょっとしたら
あるのかもしれないと希望が見えました。
静かに、贅沢に、心に残る余韻にずっと浸れる作品です。

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えこ

1.0自分には合わない

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

高評価なんだけど、自分には合わなかった
グッとくるところもなかったし、ワクワクも感動もなかった
ただ、淡々と日常が描かれている。また、そこがいいんだと言われればそれまでなんだけどね。

同じ病で苦しんでいる人の辛さや大変さがすこしでも世の人々に浸透してくれればいいなと願う

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千恵蔵

3.5人生の接点での深い出来事

2024年3月2日
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PMSの若い女性と、パニック障害の青年。その病が泣さなければ出会わなかったかもしれない二人が、成り行きで会社で隣同士の席となる。
誰しもその人生でたくさんの人と出会い、すれ違うが、ほんの短い期間、あるいは一度切りの接点しかなく、場合によっては名前も知らないその人から、大きな気づきや深い学びを受け取ることがある。そんなことを思い起こさせてくれる作品だった。

【注】以下は若干ネタバレ。
プラネタリウムでの、社長の弟の言葉。地球が公転し、自転し続ける限り、一度として同じ夜はない。夜は必ず明ける。
自ら人生を終えているその弟のことをあえて描かず、観客に委ねたところにも、監督の哲学を観た思いがした。

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ダーレム

4.5好きです、この映画

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

とても良い映画だった。
現代社会で生きることの辛さが根底にありつつ、
なんかほっこり、観ていて嬉しくなる、優しい映画。
すきですね😊

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しょうたろう

5.0生きづらさを感じる人たちと社会の距離感

2024年3月1日
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ポスター見て恋愛ものか‥といかないつもりだったけど、勧められたのでいったけどよかった‥!
生きづらさを感じる人たちと社会との距離感の話だった
恋愛とかベタベタしたところではなく、いい距離感を保ち見守って人たちのいる職場(社会)は優しい
ラストの夜明けについての語りがいい
主演の2人がよかった。見てよかったな

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サート