「心を病む人に元気を・・」夜明けのすべて odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
心を病む人に元気を・・
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PMS(月経前症候群)の藤沢美紗(上白石萌音)とパニック障害の山添孝俊(松村北斗)、病名は違っても心の病を抱える二人が最初はぶつかるものの次第に相互理解の心が目覚め助け合ってゆく様を描いています。
夜明けの意味については終盤のプラネタリウムの中で語っています。
「夜がやってくるから私たちは闇の向こうのとてつもない広がりを想像することができる。地球が公転する限り同じ朝や夜は存在しない、今、ここにしかない闇と光、全ては移り変わってゆく、喜びに満ちた日も悲しみに沈んだ日も必ず終わる、そして新しい夜明けがやってくる。」
原作の瀬尾まいこさんは過去にパニック障害を患っていた経験があり、その経験が代表作『夜明けのすべて』の執筆に繋がっています。ブラック企業でなくとも働くことはそう簡単ではないし職場それぞれの人間関係の難しさは避けられない、悩みを抱える若者たちに元気を授けたいと創られた映画でしょう・・。
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