「こころ優しき人達のこころ暖まる映画。でも、これで良いのだろうか?」夜明けのすべて いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
こころ優しき人達のこころ暖まる映画。でも、これで良いのだろうか?
このところ洋画鑑賞が続いているので、邦画を観たくなった。その中でレビュー評価が高かったこの映画を観た。
また以前、監督の前作品「ケイコ、…」を鑑賞していて良い印象を持っていた。
心や体調に不調をもたらす病気(パニック障害、月経前症候群)を持ちながらも、他人を思いやる行為や感情を表わす人達の物語。要約するとこのようになる。
この映画には善人しか出てこない。自殺した家族を持つ人達の集まりとか、心に傷を抱えた人達ばかりだ。その人達が互いに支え合って、人生を生きて行こうとする映画。確かに「ほっこり」とさせてはくれるけど、長続きしない。現実にはありえないからだ。
この世の中、善人が1割、悪人が1割。どちらへでも転ぶ人が8割だと私は思っている。
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かばこさんのコメント
2024年5月24日
山添くんはあまりやってないですが、藤沢さんの方は周囲に嫌われないように気を配ってたと思います。
現実にはありえず、理想の世界だと私も思います。
栗田工業がなくなったら崩壊する危うさを感じます
トミーさんのコメント
2024年2月18日
もしこの作品で悪人が出て来るとしたら、病気や失敗を責めるか、陰口と叩く体の人間でしょう。現在はそういう◯◯ハラは致命傷になってしまうので、悪人あぶり出しは困難を極めますし、逆にちょっと怖い感じもしますね。