「子鹿を躱しただけなのに」告白、あるいは完璧な弁護 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
子鹿を躱しただけなのに
ミンホとヤンの対話を軸にした、サスペンス・ミステリ。
しかし残念ながら、最序盤に電話番号の登録名を変えているところでヤンが偽物だと分かってしまう。
しかも、登場人物も少ないのでソンジェの母というところまで察しがつく。
中盤でフロント係にミスリードするものの、母親の顔を映さない演出で確信。
最初のシーンを削るだけで全然違ったハズなのに、何故入れたのか…
回想シーンも結構穴だらけで、フロント係が母親説だけでも、
・真冬でコートを掛ける可能性も高いのにクローゼットに隠れる
・外壁を渡るリスクが高すぎる(せめて低層階にしとけ)
・ドサクサに鍵をかけるのは、警察が全員ミンホに集中するという偶然に頼りすぎている
という3つが気になってしまう。
勿論これは偽の推論なので構わないのだけど、観てるこちらがミスリードされない。
とはいえ、本筋のところの整合性は取れているし、散々嘘回想見せられた割に混乱もしない。
脚本の組み立てが非常によくできていたのだと思う。
ただ、ラスト車の引き上げを長々と映すのは蛇足。
ミンホかヒジョンの心理面にフォーカスして終わってほしかった。
初見だがナナがとても美しく、北川景子をベースに、角度や表情で池田エライザなど様々な美女を彷彿とさせた。
こんばんは。
残念な所や穴が多かったとのご指摘。uzさんのレビューを拝読して、そうだったな。。と今は思いますw が、私は単純なので、えっ?!偽物?!!、やっ!お母さん?!!とナイスリアクションでまんまと騙されていました(°▽°)
脚本が素晴らしかったです。同感です。
車のシーンは確かに長かったですね。池の氷割る鉄球すごーー!と思いました。
なるほど!ミンホかビジョンの心理面に触れていたラストなら、鑑賞後の余韻が又違ったものになったでしょうね♪ すばらしい。。
リバー、もうご覧になられたのですね!!高評価じゃないですか!気になる〜!!
近場に上映館がなくて。。でも絶対観ます♪ そしたら又レビュー拝読させて頂きます(o^^o)