「まあまあだった」aftersun アフターサン 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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11歳の女の子がお父さんと同じ年になった31歳に過去のビデオ映像とトルコ旅行を振り返るという構成なのだけど、スケッチ的な場面描写で非常に淡々としていてドラマとしてフックがない。女の子はかわいいし、とても自然で映像も美しいけど、飽きる。
その後お父さんがどうやら自殺か何かで亡くなっていることが匂わされる。死の匂いが漂っている感じがするくらいで、読み取れと言わんばかりだ。物語が面白くて、深読みしたくなるようなものなら、読み取りたくもなるのだけど、全体的に退屈でさあ読めと言われても別にとしか思わない。制作のスタンスとして厚かましい。
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