「まったくの偶然で「父の日」に見ることができた幸せ」aftersun アフターサン Mさんの映画レビュー(感想・評価)
まったくの偶然で「父の日」に見ることができた幸せ
11歳の時の思い出を、ただただ淡々と流すだけの映画。なのに、とても心に残る。たまたま父の日だったこととも無関係ではないかもしれない。
ちなみに「aftersun」とは、日焼けの跡のこと。暑い夏の日の後に残った日焼けの跡。なんか、この映画にふさわしい題名ですね。日焼けの後に塗るローションのことも「Aftersun」と言うそうです。
見終わった後になって、じんわりと心に響いてくる。
きっと自分の父親のことを思い出すだろう。そして、親として自分は子どもに何をしてあげたかなと考えてしまうだろう。
クィーン(とボウイ)の「Under Pressure」が心に残る。
追記
ある記事の中の感想「すべての完璧でない親たちと、これからの子どもたちの未来に優しく寄り添ってくれているような気がして、泣いてしまった」という言葉に、こちらが泣きそうになった。
Мさん
フランキー・コリオの、映画鑑賞後の監督への抗議 ―
そうだったんですね。
監督の手法としては
「結末を知らない小役には」
「結末を知らせずに撮る」。
・・これだったのでしょう。敢えて箝口令を敷いて、ソフィには教えていなかったんだろうなあ。だからこそあの子はあそこまで自然体でカメラの前に立てたという訳ですね。
ではまた。
Мさん
素晴らしい作品なのに、観る側も心に痛手を負って、血を流してしまう映画でした。
悲しいのは、ビデオ映像には、お父さんがソフィのためにビデオカメラを使って語りかけるお別れのメッセージが無かったことでした。殆どソフィの手による父親の映像。
でもそんな断片の父親の姿でも、「あのバカンスは楽しかった」という確かな事実を思い出させてくれる「縁ヨスガ」になってくれれば救われます。
「父の日」にご覧になったのでしたら、思う事も多々。なおさら魂を揺すぶられた事でしょう。
映画の凄みですよね。
コメントありがとうございました。
コメントありがとうございます。
少し前に日本で、父が生まれてくる娘の映像を撮り始め、成長、結婚、出産、そして父の退職と父の葬式の映像を今度が娘が撮り収める。
それを単につなぎ合わせた作品があったのを思い出します。
当然映像には作為はなく、物語としての内容も伴ってないただの家族の記録なのですが、誰もが涙する作品となっていました。
「アフターサン」にも似たような空気感があります。
ただそれはほんの短い間のバカンスでのひと時です。
しかしこの背後に隠された家族のことや父のことが汲み取れることで、胸が熱くなってしまいます。
毎年このような楽しみがあって欲しい。
この時間が、振り返れば人生最高の瞬間だった。
ソフィにとって、その幸せの背後に隠れ忍び寄っていた不幸など知る由もなかったのですが、大人になった現在もどうしても思い出さずにはいられない記憶と、それを映しとった映像が誕生日にループしてしまうのでしょう。
それは誰にでもあることですが、だからこそ人を惹きつける作品なのでしょうね。
こんばんは♪共感ありがとうございます😊
本作わけわからないので、何回も観ました。でも、まだ、父の気持ちわかってないです。
女性監督でご自身の経験が元になっているらしいですね。
コメントありがとうございます。確かに、悲しいだけでなく、自分の親とか、子供とかの関わりを改めて思い出させてもくれました。反省が多いですが。
でもこんなに奥深い作品を初監督で取るとは、次はどんなの?と期待が高まりますね。
ウーマンは 違う作品を優先してしまいまだみてなくて今週末に見る予定です!
あとアフターサンが来年1月にDVDとブルーレイで発売きまりましたね!
あと参考までにアフターサンレベルの作品という面では 韓国の 悪の偶像が同じくらい考察しないと 面白くないダメ作品と言われるやつで
これも監督頭オカシイよってくらい難易度高い内容ですよ
テネットは何回みても完全には理解出来ないです
クロースがベスト1とか思ってましたが 2回観て完璧にアフターサンが今年のベスト1てなりました 次はクロース 死霊のはらわたライジング ター 怪物って感じですね 死霊のはらわたは3回連続で見たくらい今の時代にあり得ない事やってました(笑)
2回目のターみたらまた変わるかもです。
本日急遽一週間限定再公開になったアフターサンを見て色々と拾えた部分を全て感想に書き加えたので是非
ちなみに2回目の鑑賞でわかったのが 前半全ての会話に意味があって 前半退屈どころか 完璧に計算されてる演出で異次元の出来栄えなのがわかりましたよ
あと2回目じゃないと拾えないような部分がめちゃくちゃありました アフターサンヤバイです
失礼します
コメント&共感ポイントありがとうございます
経済事情で観る本数を減らす中で、ハズレの無い様、選ぶ物差しを探してしまうと、今度は感動も半減してしまう矛盾に苛まれています(苦笑
ホントはハズレも含めて『映画』なんですけどね・・・
確かに今作はご指摘の通り、直後の感想はなにも響いてこない無味無臭なストーリーで、昔の父親との旅行を懐かしむ娘の話なのですが、死を匂わせるシーン、劇判、撮影のアングルや、鏡&テレビ画面の映り込み効果に於けるネガティヴ心象の表現等を織り交ぜて観客に父親の深い闇を表現しているのですが、こういうメタファー、又は台詞の中の行間を読むこと、解釈の深さみたいな、頭と心を酷使する作品は、本当に難しいものですね どうしてもサブテキストに頼ってしまいがちですが、でももし読み説く力に添えることは、『優しさ』なんだと、抽象的ですみませんがそういうことなのかなと・・・ 寄り添える事が出来る人が、心のヒダを解釈できるのかなと、僭越ながら感じました
父の日での観賞、色々な感情が綯い交ぜになったことと、不躾ながら感慨に耽りました
失礼しました
コメントありがとうございました。
主役の子のエピソードもありがとうございます。なるほど…。
そうかもしれないですね😌
愛に溢れた思い出と今ならではの切ない心境が交差する位置にソフィを通じて立ち、私も娘として母としていろいろな思いに駆られました🥹
素敵な作品でした。