「キラキラしたものとモヤモヤしたもの」aftersun アフターサン ***さんの映画レビュー(感想・評価)
キラキラしたものとモヤモヤしたもの
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映像のハレーション、マイクのハウリング、低解像度の映像、懐かしさを感じるキラキラした夏休み。
父親は何でギブスをしているのか、何で故郷に居場所がないのか、何で母親と結婚しなかったのか、なぜ歌は嫌いなのに踊るのは好きなのか。
疑問が当時のソフィーの気持ちとリンクする。
真夜中の漆黒の海。
彼はいつもああいう場所にいるのだろう。
打ち付ける波の音が大き過ぎて痛さと恐怖を感じた。
最後の長めのbye-byeを観ていて不安で仕方がなかった。
父が出て行った扉が病院の扉に見えてしまい、その後の展開を想像し、涙が止まらなくなった。
今となっては父親が分かったところで当時のソフィーには何も出来なかっただろう
少しわだかまりを残す作品でした
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