「あの夏の潮風も、陽射しも、笑顔もまぶしくて、切ない。」aftersun アフターサン 山田あゆみさんの映画レビュー(感想・評価)
あの夏の潮風も、陽射しも、笑顔もまぶしくて、切ない。
照りつける太陽が作り出す影のような父。
思い出の父の年齢になっても、あの父には追いつけない。
夏の休暇が一生続けばいいのにと願ったのは、娘よりも父だったのでは。
潮の香混じりの風や、肌を焼く陽光。
あの場所に確かにあった物に映る2人。
2人を見つめる切ない眼差しに涙が滲んだ。
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ど直球に突き刺さりました。。
予告から伝わってきていたあの悲しい匂い。
説明は少なめですが、あの鬱々しさは読み取れる表現で盛り込まれています。
そこに思春期の娘ソフィの瑞々しさや、少し大人に手を伸ばしたい焦ったさが可愛い。
あとは、被写体に心をうつす表現。ぜひこれは観て欲しい。このエモさ…監督のセンス素晴らしい。
あの夏のリゾートですごした感情が、そしてそれを見る感情が、時の流れと共にどう心を動かしていくかがそこに写されていると感じました。
オンライン試写で鑑賞しましたが、映画館に絶対観にいきます…!👒
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