「"コオロギ"」バディ・ホリー・ストーリー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0"コオロギ"

2023年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

サム・フリークス Vol.21
2023/02/04
ユーロライブにて鑑賞。

似ても似つかないゲイリー・ビジー(ビューシー)がバディ・ホリー役を黒縁メガネで誤魔化しながら演じているようで、優男のイメージがワイルドで逞しく思える印象が、デビュー前には大方の曲が完成されている演出描写と演奏シーンが多くて楽しめる反面でゲイリー・ビジーの歌やギターはどこまで本人がやっているのか、オスカーにノミネートされた訳で吹き替えなどは無しか?

リッチー・ヴァレンスを描いた『ラ★バンバ』やジェリー・リー・ルイスの『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』とルー・ダイアモンド・フィリップス、デニス・クエイドが演じてみせた若干の違和感とゲイリー・ビジーの大有りな違和感、どの作品もエンターテイメントとして楽しめる作りなのが共通にも、悲しい場面は映さずにステージで終わるエンディングが清々しく思えながらより悲しみが増してしまう。

サム・フリークスを主催する岡俊彦さんには感謝しかない、去年のウディ・ガスリーもそうだが観たくても観れない作品を上映してくれる、しかもチケット代が安い、本作を映画館で観れる日が訪れるとは思いもしなかった、久々に念入りにバディ・ホリーを聴き込もう!!

万年 東一