流転の地球 太陽系脱出計画のレビュー・感想・評価
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映像のみに力を入れ過ぎた
続編なのだが、前作は観ていない。
なので地球自体をこういう状況になっている点がわからない。
主人公たちが生きる時代もかなり飛び飛びになるのだけど、登場人物たちの関係性の描き方の薄さが目立つ。
またテロを起こすものたちとの争いも、テロ行為の対処のみとなり、対立構造ではなく事象を描いてて、戦いや破壊といった行為の映像のみに執着した様な感じがした。
ラストは観るものの感情を揺さぶろうとしてるのだろうけど、行為のみでは心には届かず、またどこか二番煎じを否めない。
全地球オススメ!
あまりに良くて2回目もいっちゃった♬評価、もっとあがっちゃった (*´∀`*) ノ
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参加した映画好きオフ会イベントでご一緒した方々が絶賛していた中国映画。
確かに気にはなっていたものの、自分初の「中華SF」で、「上映館少なめ(都内で2館)」、「Filmarks評価も✩⃛そこそこ」で、「3時間の長編」で、「本作がパート2でパート1にあたる『流転の地球/さまよえる地球』は未鑑賞」で、「自分のフォロワー/フォロイーのどちらも観ていない」状況だったため後回しにしていた作品。
そのトーク宅であまりに絶賛されたのでえ〜?そんなに〜?本当に〜?すごいの〜??と半信半疑もいいところ完全に疑ってかかってましたが、めちゃんこ凄かった!全地球オススメ!!簡単に言うと、オール巨人師匠にそっくりな中国人のおっちゃんの掌の上で全人類が転がされるSF映画。それだと身もふたもないのです少し補足。ただのSci-fiってだけでなく、コメディ要素あり、家族愛あり、地球へのリスペクトあり、共存共栄の精神ありでとにかくスケールが中国国土と同様にデッカいww中国と米国が話し合いながら事を進める様子は微笑ましい!でも切羽詰まってくるとみんな自分ファーストで喧嘩するのもリアルで良いのよねww
『アルマゲドン』と『タイタニック』、2つ併せてむしろ『ディープ・インパクト』だったり、『スターウォーズ』いや、TDLのアトラクション『スターツアーズ』に乗ってると錯覚するシーンだったり、『インターステラー』だったり。既視感はあるもののそれがどれも嫌な感じではなくとっても綺麗にまとまっていた素晴らしい作品。何をどう伝えても自分の陳腐なワードセンスではうまく伝わらないのがむず痒い。
ノーマークだったけど、アンディ・ラウが主要キャラとして登場。「インファナル・アフェア」の頃から微塵も変わっていないのでは?と思うほどアンチエイジングに成功している事例ww(元相棒のトニー・レオンの方は5月公開の『無名』の予告で見る限りいい感じに歳を重ねてイケおじ化してたな💜)
中国語が話せるようになりたくてお勉強してるけど、ぜ〜んぜんまだまだですな(←そりゃそぉかw)
肉入り月餅のジョークのくだりが理解できるようになりたい!!
※本作パート1にあたる『流転の地球/さまよえる地球』はNetflixにて視聴可能。このパート2の後に続くお話らしいです。が、評価はイマイチなのでよほど観るものがないときまで観ることはないと思われますwww
中華人民共和国のSF映画作品
率直な感想。まあまあ。
キャスト違いでNetflix (ネットフリックス) でも観れます。
幼稚園の時に観た妖星ゴラスそのもの(>_<)
(パクリじゃあないと思います)
ウー・ジンやアンディ・ラウが観れただけよかったかな。
確かに地球をロケット化にするシーンは分かりにくかったです。
約3時間、何とか耐えました(笑)
特撮も良いけど人間模様もね。
ちょっとだけ話題だし中国の特撮ものなんて見たことないから冷やかしで見に行きました。
面白かった。
妖星ゴラスを思い出したけどこっちも面白い。
登場人物の思いが伝わって来て泣けます。
各国の中国との関係も反映されてて興味深いです。
日本人の感覚とはちょっと違いますね。
長いのが難だが、誰がみても一定程度の満足はある映画。
今年141本目(合計1,233本目/今月(2024年4月度)15本目)。
(前の作品 「秒速5センチメートル」→この作品「流転の地球 太陽系脱出計画」→次の作品「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」)
この作品の特徴は何と言っても、「インド映画でもないのに3時間級」といったところでしょうか。
ストーリーに関しては多くの方が書かれているので基本的なところは飛ばすとして、既存の作品、特にあげられている方も多いですが「インターステラー」等と世界観が若干似ているのかな…と思いました。ただどう解釈してもSFものである点は変わらず、よって中国映画で武侠もの、京劇ものでもないのに3時間級は普通ないので、やはり何か「似たもの」を連想しやすい(それはパクリだとか何だとか責められるものではそもそもない)点はありましょう。
3時間ほどなのでストーリーも濃厚ですが、独特の単語を飛ばしてくるところがやや厳しいところですが、看板などで漢字表記される場合は漢字から意味を類推することは可能です(中国映画に対して、日本に在住して日本語を使いこなせてよかったなと思えるときがこういうとき)。
また、いわゆる「自己犠牲もの」に一部該当しうるものの(詳細ネタバレ回避)、この点に関しては程度の差はあっても中国映画の「上層部の指導」なのか何なのかそういう映画にしないと通らないのか(?)、そういう映画が多いです。ただそうであろうと、この映画で描かれるような状況では人数の問題はあっても「誰かが犠牲になる」という展開は理解できるし、そこまでの傷はないかなといったところです。
なお、ネットフリックスほかアマゾンプライムなどでも「~1」にあたる作品は無料や300円ほどで見ることができるので、そちらを見てからがおすすめだろうと思います(私もそれを知らずに本作だけみたら???になって、アマゾンプライムで「~1」を見て、なるほどねと思った点がいくつもあった)
採点に関しては以下を気にしました。
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(減点0.2/固有名詞で一部難解な点がある)
これらの点はほぼ字幕経由ですが、「漢字のかたまりが多い」という性質があります。中国映画だからです(字幕でなくても、背景でうつっているものも)。ただ、漢字それぞれの意味は類推ができるので、「漢字文化圏である日本では」(ほか、韓国、台湾など)意味を類推することも可能だろうということで、そこまで大きくは引きませんでした。
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繰り返しになりますが、3時間級と長いですし、前作はネットフリックスほかで見ることができるので、観る観ないの判断はネットフリックスほかでの判断の後でも構わないのではと思います。
中国映画の総力を結集!圧倒的なVFX!で 1962年の東宝特撮映画「妖星ゴラス」をリアルに再現! 2時間53分の長時間超大作!面白かった!が…
2000年の短編小説『流浪地球』の映画化、『流転の地球』の前日譚で続編。
…というが前作はNetFlixで見れるのに見逃したまま、鑑賞。
100年後の太陽の膨張、300年後の太陽系消滅という予測を前に、地球連合政府は地球に1万基のロケットエンジンを設置し、太陽系から離脱させるという壮大なプロジェクト「移山計画」を始動させる。
とにかく金がかかっていて、CGも壮大なスケール!!
しかし、1962年の東宝特撮映画「妖星ゴラス」と同じアイディア。
今さら、現代の視点でリアルにパクった作品でした。
計画の大成功での名セリフ「We did it!!」も再現してました!
その大命題を中心に、計画に参画した宇宙飛行士ペアの人生と、科学者の父がAIで蘇らせた娘の物語が描かれ、その展開が泣ける。
宇宙エレベーターに宇宙ステーション!
地球政府グループと反対貼れ路リストの攻防戦!
CGに継ぐCG、見せ場の連続!
光陰矢の如しという壮大な大河ドラマで、2時間53分という長編も飽きずに観られて、面白かった!
が、それでもやはり長いのと、宇宙飛行士夫妻とAI娘という全く別の2つの話があることが面白くもありつつ、強引に1本に詰め込んだことに微妙に違和感も感じる。
そして、中国中心の展開が鼻につく。
中国映画特有のナショナリズムが見え隠れして、普通に観れないのが残念。
国を揚げて製作すれば、そりゃあこれ位の映画を作るのはいとも簡単なことなのでしょう、と。
『妖星ゴラス』+『さよならジュピター』の235倍
原作未読ながら、あらすじ読んだ時点で「『妖星ゴラス』じゃん!」と思った。観てみたら『妖星ゴラス』+『さよならジュピター』的な感じなんだけど、『3体』同様にリウ・ジキンの大風呂敷でその235倍くらい派手になってた。
雰囲気が似てるのは内容だけじゃなくて、高度成長で国際的なプレゼンスが増してることから来る自国の評価とか、自己犠牲的な特攻精神とか、そういうところも似てる。自己犠牲に志願するのが235人だったかな、てことで235倍にしたんだけど。
しかしただでもクライマックスが4ヶ所くらいモリモリで入ってるのに、ウー・ジンとアンディ・ラウ両方の「ホントに必要〜?」と思っちゃうような家族エピソードもマシて、ホントお腹いっぱい…
感傷的な感動シーンをもう少しちゃっちゃとやって貰って、もう少しコンパクトにして欲しかった…
とても楽しめました
んな訳あるかい!なとことか、カッコいいのは中国人だけ、とかはありながらも、3時間はあっという間でした。飽きさせないハラハラするストーリーや、ゴジラの100倍くらい金がかかってそうなVFXなど、とても楽しめました。中国映画、大したモンです。
スケールの大きさと迫力のVFXは楽しめるが、肝心の「地球のロケット化」が置き去りにされた物足りなさが残る
2500年をかけて、地球を他の太陽系に移動させるという遠大な計画に、いかにも中国らしいスケールの大きさを感じ取ることができる。
だが、宇宙エレベーターの崩壊や、核兵器による月の爆破、あるいは海中のインターネット拠点の復旧といった見せ場が、迫真の映像とサスペンスフルな展開でたっぷりと描かれるのに比べて、肝心要の地球のロケット化や地下都市建設の経緯が、ほとんど描かれないのはどうしたことだろう?
例えば、ロケット・エンジンの構造にしても、まさか化石燃料を使っているはずがないので、おそらく、この映画の先駆的な作品である「妖星ゴラス」と同様に、核融合を活用しているのだろうが、そうした説明が一切ないのは、物足りないとしか言いようがない。
太陽系消滅の危機から逃れる方策が、「生命のデジタル化」と「地球のロケット化」という二者択一で、誰もが真っ先に考えつきそうな「多数の巨大なロケットによる地球からの脱出」という方法が検討されないことにも、違和感を覚えざるを得ない。
ロケットに乗れる人間の「選別」の問題を回避して、全人類を救うためなのかもしれないが、地球をロケット化しても、結局、地下都市に移住できる人間を「選別」しなければならないので、限られた人間のみが生き延びられるということに変わりはないだろう。
それから、「連合政府」なる国際機関が、物語の冒頭で、既に樹立されてしまっているが、人類共通の危機を前にして、国家という枠組みを越えて人類が協力し合うようになるプロセスを、ドラマチックに描くこともできたはずである。
あるいは、描き方次第では、資金の供出や役割分担を巡る国家間のエゴの衝突や、駆け引きのようなものに焦点を当てることもできたのではないだろうか?
ただ、連合政府の中国代表が「互助と団結」を説くシーンでは、「どの口が言う?」とシラケてしまったのは事実だし、下手に国家のエゴを描くと、「天に唾する」行為になりかねないのも確かなので、これが現在の中国映画の限界でもあるのだろう。
度々画面に映し出される「○○まで□時間」といった表示にしても、「○○」が、まだ発生してもいないし、あるいは、それが成功するかどうかが分かってもいないのに、そのことをネタバレしてしまっているのは、緊迫感を盛り上げるどころか、逆効果になっているとしか思えない。
その一方で、安っぽさや稚拙さを感じさせない迫力のあるVFXは見応えがあるし、自己犠牲の尊さを前面に押し出したクライマックスも、ベタな展開ながら、グッとくるものがあった。
主要なキャラクターを、宇宙飛行士、コンピューター・サイエンティスト、連合政府中国代表の3つのグループに絞り込んだ物語は単純で分かりやすいし、ロケット・エンジンの点火が、それとは関係ないと思われた、死んだ娘をデジタルで蘇らせるというエピソードと結び付くラストにも、ニヤリとさせられた。
特に、コンピューターの、「550W」を上下逆さまにした「MOSS」という名前や、「2001年宇宙の旅」のHALと同様に赤く光るレンズからは、作り手の遊び心さえ感じ取ることもできる。
いずれにしても、ハリウッドに負けないSF大作を作ろうとした中国の本気度は、確かに感じることができた。
これって妖星ゴラスじゃないか
妖星ゴラスの代わりに月が地球に衝突する。南極にロケットを付けて地球の軌道を変える。同じだ。1962年の円谷英二による東宝の映画。CGでグレードアップしただけか。
初めて中華SF映画を観ましたが、想像以上に面白くてビックリしました...
初めて中華SF映画を観ましたが、想像以上に面白くてビックリしました
人類存続の危機、危機にまとまらない各国と人々、そしていよいよ追い詰められていく人類といった内容
SF欲張りセットな設定と展開で理解するのがちょっと大変ですが、そう言ったことが苦手な人でも分かりやすい見せ場がちゃんと用意されているので、誰でも楽しめるかと
詰め込みすぎで・・・凄いとは思うが
100年後に太陽が老化による膨張で地球を飲み込み、300年後には太陽系が消滅するという予測が立てられた。地球連合政府はロケットエンジンを使って地球を太陽系から離脱させる壮大なプロジェクト、移山計画の実験を開始していた。各国の思惑や争いが有る中、飛行士リウは宇宙へと旅立った。一方、量子科学研究者トゥーはデジタル技術により、事故死した娘をよみがえらせようと禁断の研究を続けていた。連合政府へのテロ行為も有り、地球はどうなる、という話。
前作は未鑑賞で理解が追いつかない面が多かった。
2044年の宇宙エレベーターが襲われ、宇宙ステーションが墜落するテロ事件など、2078まで色々な事件が起き、月でのロケットエンジンの実験、交通事故で死んだ娘をデジタル技術で復活・成長させるとか、宇宙飛行士同士の愛とか、いろんな事が詰め込んであり、凄いのはわかる。
地球連合政府を中国が中心になって運営しているような近未来の希望的状況で作られてるのも我慢しよう。
各国のニュースを放送するシーンで日本語は有るが、日本人の登場人物が居ないのもまぁ良しとしよう。
すでに現在でも中国は日本を相手にしていないと思ってるのだろうから。
これだけいろんな事を詰め込み、信じている、という事で北京のシステムが動き出すなんて、中国の大国意識、中華思想というのか、ちょっと白けてしまった。
前作を観たいとは思わなかったし、次回作をワクワクして待つ,という気にもなれなかった。
名前はよくわからなかったが、宇宙飛行士の女優と、ヤーヤー役の子役は可愛かった。
奇想天外で壮大なスケール
原作は読みました。
奇想天外で壮大なスケールの話なので、どのように映像化したのか楽しみでしたが、VFXの迫力ある映像は凄かったです。今の時代だからできる作品ですね。
ただ、中国の作品なので当たり前ではあるのですが、中国人は賢く、どんな困難にもあきらめず立ち向かう強い心を持ち・・・といった点が前に出過ぎていると感じました。
欧米人が活躍する場面もあるのですが、アリバイ工作的に見えて鼻につきます。
あと、ちょっと長すぎて冗長でしたね。
宇宙船地球号
かつての東宝の空想科学映画を彷彿させるロマンあふれる作品。特に本作は「妖星ゴラス」をリスペクトしていて見ていて楽しい。どうせなら怪獣マグマも出してほしかったな。
理論上は可能とされるスラスターによる天体の軌道変更。本来なら移民船による地球脱出の方がより現実的ではあるが、地球を丸ごと宇宙船にしてしまう発想にはやはりロマンを感じる。
物語としてはデジタル生命体賛成派がなぜ移山計画を阻止しようとするのがわからなかった。人間の意識をデジタル化して生きながらえるにしても相応の設備が必要なわけで、太陽系が消滅するような事態では、太陽系から脱出する計画を邪魔する理由は見当たらない。戦闘シーンを描きたいがために無理くりに作った感じがする。
あと前半のラブコメチックな演出には参った。全編こんなノリの作品なのか、これは本作の鑑賞したのは失敗だったと思ったが、アンディ・ラウが出てきてからはガラッと変わって安心した。客層を広げるためとはいえあれはほんと勘弁してほしい。
ラウが死んでデジタル生命体となって娘と再会するシーンは予想していてもほろりとさせられた。あそこは本作での白眉だった。
さすがに製作費かけただけあってCG映像のクオリティーは高い。ただ既視感があるのは否めないが。メカのデザインはよかった。特に足だけのゲートロボットの万能っぷりと軍用犬ロボットがとてもかわいかった。
過去のSFディザスタームービーの寄せ集めであり焼き写しといえなくもないが、東宝特撮映画に幼い頃はまっていた人には楽しめる作品だと思う。前作は未鑑賞だが、本作単体で見ても何の問題もない。
SF的説得力はないけど、VFX的納得力は満載
いやー、壮大な大風呂敷広げてますね。
その昔、SFファンには愛想をつかされ、それでも一般の方々には大ウケした「アルマゲドン」というトンデモ映画がありましたが、あれを100倍増しにしたような感じ。
そもそもの設定である地球にロケットエンジンをつけて惑星ごと太陽系脱出ってのが無理筋なんだが、それをたっぷり資金を入れた最新SFXのチカラワザで見せます。科学的説得力はゼロですが、映画的納得力は充分。主役の2人、ウー・ジンとアンディ・ラウらも魅力的。
プロットのもうひとつの柱となっているデジタル生命体のストーリーを、クライマックスでメインの地球脱出計画と重ねたところはなかなかうまい脚本だと思う。
画で魅せる作品なんで、これは劇場大画面でないと魅力半減。
余談だが、この予算レベルとVFX技術で小松左京の「さよならジュピター」をリメイクしてくれないかな。地球に突っ込んでくるブラックホールを木星をぶつけて軌道をかえるってプロット、とても魅力的なんでいまなら結構面白く作れると思うんだが。あ、宇宙SEXとイルカ&ヒッピーはなしでね。
ずっと泣いてた
なんだかレビュー少ないし、最初から1日一回しか上映しないし、三時間だし、前作観てないし。観る価値あるのかなぁ、でも中国のSFってどんな感じなんだろ?くらいの気持ちで鑑賞。
いや、おもしろかったっす。
三時間?もう経ったんだ?
私、前世は中国人だったんか?というくらい泣きました。
いや、これ、そこがツボの映画じゃないでしょ?なんだけど(笑)
SF的にはあれれ?どーなの?って展開もみられるけど、基本ベースが漫画な私には問題なし。
むしろあのエレベーター凄すぎて。
乗ってみたーい!でも絶対耳から血が出るよー
太陽系脱出って発想がすごすぎる。
戦争してる場合じゃない。もっとみんな明日のことを真剣に考えるべき。
あれで地球が動くとは思えないが、とにかく凄えこと考えるなあと思える映画でした
2024.3.27 字幕 TOHOシネマズ二条
2023年の中国映画(125分、G)
原作はリウ・ツーシンの小説『流転地球(邦題:さまよえる地球)』
前作『流転の地球(2019年)』の続編で、前日譚にあたる物語
監督はグオ・フォン
脚本は王紅衛&楊治学&龔格爾&郭帆&葉濡暢
原題は『流転地球2』、英題は『The Wandering Earth 2』で、「さまよえる地球」という意味
物語は、2044年の地球にて、太陽フレアの影響のために太陽系から脱出しなければならない状況が描かれて始まる
世界では主に二つの研究が進んでいて、ひとつは「デジタル生命体」の研究で、もうひとつは「地球エンジン」の開発だった
人権問題を憂慮して、デジタル生命体の研究は禁止され、それによって、世界のインターネット網も停止させられてしまう
「地球エンジン」は地球に無数のエンジンを取り付けて、その推進力で太陽系を脱出しようとするもので、今ではそれが可能かどうかを月面で実験をしているという段階だった
その任務に就いていたパイロットのリウ・ペイチアン(ウー・ジン)は、実習生として、宇宙エレベーターに乗り込んだ
恩師・シャオ・ポン(シャー・イー)は地球に残り、友人のゴラシノフ(ヴァティリ・マカチェフ)とともに、その様子を見守っている
だが、何者かによって宇宙エレベーターの制御コンピューターがハッキングされ、さらにドローンシステムまでもが奪われてしまう
ドローン戦闘機は宇宙エレベーターにミサイルを放ち、その犠牲になって、エレベーターは次々と落ちてしまう
そんな折、テロリストと相対することになったペイチアンは、同乗したハン・ドゥオドゥオ(ワン・ジー)とともにテロリストの制圧に成功する
だが、ドローンは宇宙ステーションに到達し、ステーションは藻屑と化してしまうのである
この事態は世界政府の方針転換を強いることになり、月面での起爆実験を急がせることになる
月面での起爆には新型コンピューターも必要ということで、北京から量子コンピューターの専門家トン・ホンユー(アンディ・ラウ)とバー・ジャオ(ニン・リー)がミッションに向かっていた
全世界が見守る中、起爆実験は成功し、世界政府は「地球エンジン計画」を推し進めることになったのである
映画は、ペイチアン&ドゥオドゥオのカップルの物語と、トン・ホンユーと娘トウ・ヤーヤー(ワン・ルオシー)の物語、そして政府側としてジョウ・ジョウジー(リー・シュエチェン)&ハオ・シャオシー(シュ・ヤマンツー)の中国大使が他の国との主導権争いをしている様子を描いている
いわゆる群像劇のような感じになっていて、この3組が交わることはない
ペイチアンはエレベーターテロと月面への核兵器設置を担い、ホンユーは月面実験の後は北京のインターネット復旧の任務にあたっていく
故に、違う場所で奮闘した人々が成功によって抱き合って、というエンディングにはなっていかないのである
『流転の地球』は、地球が動き出した後に起こるトラブルを描いていて、ペイチアンの息子たちの世代が活躍する内容になっている
あの世界観にどのように繋がっていくのかがメインではあるものの、前作の視聴はほぼ不要の内容になっている
科学的検証などを考えてはダメな映画で、とにかくスケールのでっかい映像をスクリーンで体験するのが醍醐味となっている
おそらくデバイスで観ても面白くないと思うので、興味のある人は映画館に行っても良いのでは無いだろうか
いずれにせよ、中国映画ということもあって、あまり情報がないので下調べは大変である
登場人物も結構多いので、顔を覚えるのが大変で、パンフレットも無いので予習すらできない
基本的に中国映画なので、中国が有能で切り札になるのはお約束だが、アメリカの司令官が使えない設定で、ロシアのパイロットと仲が良いというのは現実的だなあと思った
日本描写はほとんどなく、東京のインターネットの復旧はきちんと終わらせていたので、有能グループの方に入っていたのかもしれない
見どころは後半の決死隊の選出シーンであるが、こういった価値観は全世界共通なのかなあと思ってしまった
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