オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版のレビュー・感想・評価
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【”俺の生きる道。”今作は、オートレースで念願のトップを極めながら大事故による大手術、リハビリを乗り越えた不撓不屈、有言実行の男の姿を追った熱いモノが込み上げるドキュメンタリー映画である。】
ー 最初に敢えて書くが、そしてファンの方々からは叱られそうだが、私は森且行氏を知らなかった。序に言えばオートレースの仕組みも良く知らなかった。
だが、この映画のフライヤーを読んだ時に、観賞を即決した作品である。
結論から書くと、今作は観賞して良かったし、随所で感動したドキュメンタリー映画である。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・オートレースを良く知らないために、序盤で流れた”最速150キロ、ブレーキ無しのバイク”と聞いて、吃驚仰天する。
オイオイ、しかもバイクだぞ!危険過ぎるじゃないか!!
・人気絶頂のアイドルグループを夢を叶えるために22歳で脱退し、日本選手権で46歳にして悲願の初優勝を遂げてから、二か月半後に森さんは転倒車に巻き込まれ、大怪我をする所から本格的に映画は始まる。
複数回の大手術後、最初は、リハビリ。歩くこともやっとである。松葉づえで歩くところから始まり、階段を何度も歩いて登る姿。
・けれども、森さんは弱音を吐かない。常に爽やかな笑顔を表情に浮かべている。凄い精神力である。選手生命がどうなるのか分からないのに。いや、その前に元の身体に戻る事が出来るのかすら分からないのに・・。
■このドキュメンタリー映画で、熱いモノが込み上げてきたシーンが幾つかある。
1.森さんに重傷を負わせてしまった後輩選手に懸ける言葉である。作品内でその選手が優勝インタビューの中で”森さんに謝罪したいです・・。”と涙ながらに語るシーンがあるのだが、彼は事故後に酷い中傷をされたそうである。
森さんは、復帰戦で自分のバイクのメンテナンスを黙々とする彼に笑顔で、優しい言葉を掛けるのである。ナカナカ出来る事ではないよね。可なり沁みたなあ、このシーンは。その選手は涙ぐんでいるんだよね。
2.そして、復帰戦で途中に僅かに開いた隙を突き、彼の前を走っていた数台をあっと言う間に抜き去り見事にぶっちぎりで優勝するシーン。スカッとしたし、興奮したけれども、一番沁みたのは、彼を応援していた執刀医の石井先生やリハビリを指導していた先生が涙を流して喜ぶ姿である。
熱いモノが込み上げて来てしまったよ。一緒に森さんと戦って来た戦友だもんなあ。
・森さんが、お兄さんとと共に、小さい頃に大変だった生活を振り返る時も、ポジティブ思考の人だった事が分かるのである。苦を糧にし、伸びていく人なんだね。
<”諦めなければ、夢は叶う。”と言う言葉も森さんが言うと、説得力抜群なのである。それにしても、森さんの年齢が50歳と出た時にはビックリしたなあ。とてもそうは見えないんだよね。
常に笑顔で、謙虚で、優しくて、けれども自分には厳しい森さんの姿は、刺激になったなあ。
今作は、オートレースで念願のトップを極めながら大事故による大手術、リハビリを乗り越えた不撓不屈、有言実行の男の姿を追ったムネアツなるドキュメンタリー映画なのであります。>
俺の生きる道
絶頂期のSMAPを卒業してまで、突き進んだオートレーサーの道。命懸けの勝負の道は、一筋縄ではいかなかったであろう。大ケガを乗り越えて、ひたむきに挑む姿は、感動しかない。5人との約束を守る「オートレーサー森且行」カッコ良すぎる。
森ファンの人と一緒に見に行った これ見ると、少なくともいくらかはこ...
森ファンの人と一緒に見に行った
これ見ると、少なくともいくらかはこの人のファンになると思う
ドキュメントとしてもよく出来てた
失礼だけど、ここまでちゃんとした作品だとは思っていなかった
周りの人たちに愛されていることが分かる
なんだかんだいって、神様にも愛されているのかも
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