「やっぱり、パリは良い!」パリタクシー マーベリックさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり、パリは良い!
老人ホームに入居予定の老婦人と、それを送りとどけるタクシードライバーの交流の一日を描いただけの映画なんですが、なんとも味わいのあるロードムービーです。入居施設に向かう途中で、ワガママを言い出し、人生を振り返る場所のそこここに立ち寄る老婦人のお茶目さ、品の良さとフラッシュバックする壮絶な過去(少しスラムドックミリオネア風な?) 。くたびれ中年ドライバーの、ありがちなやさぐれた態度からの変化。一日の最後にディナーを共にするシーンはとても素敵でした。作品のオチは少しありきたりでしたが、なんとも心温まるような。そして、タクシーが巡るパリの街並みが最高です!原題もUne belle courseですから「美しき道のり(ドライブ、人生)」と言うべきなのかな? あー、パリに行きたい!
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