「やさしく人間が生きることの素晴らしさを感じられた」パリタクシー モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
やさしく人間が生きることの素晴らしさを感じられた
タクシー運転手とこれから老人ホームに入所する老婆とのストーリー。
老婆のこれまでの歴史を回想する形で、老婆の過去が明らかになっていく。
フランス映画らしく、物語に大きな抑揚はなく淡々と物語が進んでいくが、テンポが良いためあきることはなかった。
この老婆は特別な経験をしてきた人生であると思いつつも、どんな人間にもそれぞれ特別な経験をしているのだなとも同時に思わされて、人間が生きること、人生とは悪いものではないなと思わせてくれる作品であった。
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