「美しき旅路」パリタクシー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
美しき旅路
金も免許の点数もかつかつなやさぐれタクシー運転手が、パリの反対側にある施設に行きたいという92歳の女性を乗せる話。
パリの面積は山手線とほぼ同じ面積と聞いたことがあるけれど、そんな距離を面倒臭がるって、そりゃあ稼ぎも少ないわ!なシャルル。
昔住んでいたところをみたいと言う10分の遠回りに始まって、ハチミツとオレンジの階段を経由しつつマドレーヌの昔話に花を咲かせていくストーリーで、優しく温かい物語なのかと思っていたら、まあ確かにそうなんだけど、なかなか壮絶なお話しに。
いつしか心を通わせて最高の1日を過ごした2人と、少し読めてしまうけれど胸アツなラストと、とても良いお話しだった。
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