沈黙の艦隊のレビュー・感想・評価
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クジラのように自由に、でも・・・
漫画が原作なのは知っている。
読んだことは無いが長編だし、それなりに面白いはずだし、
おまけに豪華キャストだし、と鑑賞。
実際のところ、スケールが大きく、よくぞここまで映像化したもんだ、
と驚きでした。
他のレビュー観ると、点数が低めだったのですが、すごいです。
減点ポイントは終わり方でしょうか。
これで続編が無ければ、オイオイ、って感じですよね笑
というわけですが、原作を読んだことがないにしても、。
こんなに潜水艦を自由に操れるものなのか。
そして、乗組員はクジラの中にいるが如く。。。
ただ、このクジラの意味合いもなにかありそうな気もする。
核をちらつかせる人類、クジラの滅亡の危機。
どちらにせよ、大作だし、続きがあるのなら、早く見せてほしい。
(漫画読め、というツッコミはなし)
長い予告編?
漫画の連載をリアルタイムで追い掛け、連載終了後も何度も読み返しているので物語そのものへの興味というより映像への期待が大きかった。潜水艦の後ろから更に潜水艦が現れるとか、空母の航跡に隠れて浮上するとか、マスカーを放出して魚雷から逃げるとか、アスロックの爆発深度から急浮上して逃れるとか、、、
結論から言うとアッと驚くような映像処理はなくてちょっと誤魔化された感じではあったが、その代わりに潜水艦司令室と戦闘指揮が(たぶん海上自衛隊の指導で)かなり丁寧に描かれていて漫画では味わいようのなかった臨場感は大変に良かった。
だいぶん時間が経過して、残り時間でどうやってニューヨークまで辿り着くのだろうと考えていたらいきなり予告編の最後に出てくるような「沈黙の艦隊」というロゴがドドーンと出てきてあっけなく終わってしまった。
えっ?!と思ったが、すぐに続編が今後公開されるのだろうと気付いた。
十分に面白かったので必ず見に行くので物語全体を映像化して欲しい。たぶん5部作くらいですかね。楽しみです。
評判以上の出来でした。
原作ファンです。公開後の評判がいまひとつだったので期待しないで見たのですが、予想外に良くて驚きました。原作にないエピソードも含めてストーリーはよく練られてます。場面転換もよく邦画的なダレは感じません。玉木宏演ずる深町は全くイメージではなかったのですが映画見て惚れました。最高です。次回作ではもっと活躍する場面が見たい。制作陣に情熱を感じるので、2部・3部くらいまでは続けて欲しいと思います。
原作者が『沈黙の艦隊』で1番好きなキャラはベネット
2023年映画館鑑賞53作品目
10月9日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
原作既読
原作は当時全巻買った
監督は『水曜日が消えた』『ハケンアニメ』の吉野耕平
高井光脚本作品初鑑賞
日本近海で海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」が事故で沈没し深海で大破した
艦長の海江田四郎を含む全76名の死亡が報道された
しかしそれは偽装工作で彼らは全員生きていた
日米政府が極秘に進めていたシーバット計画
米艦隊所属という名目で日本初の原子力潜水艦「シーバット」の乗組員となった元やまなみ隊員76名
だが海江田四郎は米国に反旗を翻しシーバットに核ミサイルを搭載し独立国家「やまと」を宣言し日本との同盟を求めた
原作は男ばかりの男くさい世界を描いているが映画化にする際はその設定を変えて一部女性に変更している
まさかの水川あさみ起用は悪くない
男が圧倒的に多い職場でも女性が1人くらいいないと息が詰まる
思いきっていっそのこと副官の方ではなく深町を女性に変更した方が良かったような気もする
原作ファンだがわりとそこは柔軟だ
原作厨ほど頭は硬くないし保守的な人間ではない
この作品の話のキモは細かい人物描写をそのまま再現することではない
そもそも専門家からすれば原作が色々とあり得ないという評価だし
好きな俳優が出てるからという理由で見た潜水艦音痴の人たちにはおそらく海中での「戦闘シーン」は退屈かもしれない
自分は原作ファンでもありわかっていてもハラハラしたけど
戦争モノというより政治モノといえる
日本政府の会議でのオタオタぶり
特に頼りない総理大臣
リーダシップをはかる次期総理最有力候補であろう官房長官
防衛大臣と外務大臣の対立
総理大臣より偉そうなシーバット計画の黒幕でもある内閣官房参与
あの人間模様が面白い
女性防衛大臣というと『シン・ゴジラ』の余貴美子を思い出す
言論統制も政府の圧力というよりコロナワクチンやそれまでのジャニーズに対する忖度を思うと日本のマスコミの腐敗ぶりがリアルに再現してる
誘拐事件の報道自粛と同じ感覚なんだろう
大東亜戦争における戦争報道の反省は全く生かされていないというわけだ
その偽善ぶりに反吐が出る
そしてこれからというときにエンドロール
B'z音楽提供だがなぜか稲葉浩志本人ではなく「うっせぇわ」でブレイクしたAdoが熱唱してる
年配からすれば「あど」といえば関根勤がかつてよく真似した水森亜土だが彼女とは全く関係ない
エンドロールのあとに続編近日公開発表もなし
実写版の『ドラゴンボール』のようなことはあるまい
『猿の惑星』や『バックトゥザフューチャー』と違い『キングダム』のように初めから続編ありきのはず
中村錦之助主演『宮本武蔵』五部作で一本目見終わったあと「佐々木小次郎はどうした」「巌流島の戦いは?」「けしからん」と怒るようなマネは私はやらない
続編制作を信じて楽しみに待とう
評価は難しいが星3.5にしておこう
娯楽映画として楽しませてもらったことは間違いない
少なくとも星一つ二つは自分としては全くあり得ない
配役
アメリカ海軍原子力潜水艦「シーバット」艦長の海江田四郎に大沢たかお
「シーバット」副長の山中栄治に中村蒼
「シーバット」IC員の入江覚士に松岡広大
「シーバット」ソナーマンの溝口拓男に前原滉
太平洋艦隊司令官のローガン・スタイガーにアレクス・ポーノヴィッチ
ディーゼル潜水艦「たつなみ」艦長の深町洋に玉木宏
「たつなみ」副長の速水貴子に水川あさみ
「たつなみ」ソナーマンの南波栄一にユースケ・サンタマリア
覚士の兄でディーゼル潜水艦「ゆうなみ」の隊員の入江蒼士に中村倫也
統合幕僚長の赤垣浩次に手塚とおる
潜水艦隊司令官の田所進に大河内浩
内閣総理大臣の竹上登志雄に笹野高史
内閣官房長官の海原渉に江口洋介
外務大臣の影山誠司に酒向芳
防衛大臣の曽根崎仁美に夏川結衣
官房長官秘書の舟尾亮子に岡本多緒
内閣官房参与の海原大悟
アメリカ大統領のニコラス・ベネットにリック・アムスバリー
ニュースキャスターの市谷裕美に上戸彩
ドキドキハラハラ大迫力の映画!
原作は人気漫画ということで、今回の映画では明らかにストーリーとして未完成でした。ただ、観終わった後に続編が観たいなと思えたので良かったと思います。
この映画を観る前にレビューを確認してから観たのですが、場面が潜水艦か船舶場か首相官邸が主だったという意見があり、実際その通りでした。ただ私はそこについて飽きや退屈さは感じませんでした。そこは人によって感じ方が変わると思います。
次に気になった点ですが、作品のキャストで三番目に表記してあった上戸彩さんが、数分しか出てきていないことに疑問が浮かびました。おそらくこの先重要なキャラクターになってくるからという作品全体を通しての序列なのでしょうが、今回の映画だけに関しては流石に出演時間が少なすぎたので気になりました。
また個人的に好きなシーンですが、タイトルにも書いた通りスリリングなシーンが良かったと思います。特に魚雷を発射するシーンなどは、見入ってしまいました。
また大沢たかおの演じるキャラクターの考えていることが、わかるようでわからないもどかしさはありました。この先のストーリーで納得のいく意見は出てくると思います。
総評としては、漫画原作映画ならではの中途半端さがありつつも、ストーリー展開が面白くとても見入ってしまう面白い作品だったと思います。冒頭でも述べましたが、続きが気になるので続編に期待したいです。
臨場感はすごい。
臨場感あって良かったよ。大沢たかおのミステリアスな雰囲気も良い。
2時間ちょい、あっという間でした。
ただまたスッキリする終わり方ではないねえ。裏切られた。
CGは綺麗で凄い。ただあの潜水艦の上に付けたカメラみたいなやつの画質が見てられん。実際に撮ったんだろうけどあれは冷めるね。
あとさ、アメリカの首脳の中に、あのザキヤマの「フューチャートゥーメン」の相手の俳優さんいてわらっちまったぜぇ
ストーリー 89点
配役 90点
音楽・映像 86点
全体 87点
続編に期待!?
30年くらい前の名作マンガの実写化。まだ先は長く、海江田艦長の意図が伝わらないまま終わった感じが残念。いずれにしても、アメリカが「世界の警察」ではなくなった今、ストーリーを繋げるのが難しいかも…
原潜泥棒は「序章」に過ぎないのか。
かわぐちかいじの原作が、発表当時話題になったことは知っているが読んだことはない。映画の第一印象としては、海中と地上で緊迫感のあるやり取りがいろいろあって面白かった。一人の潜水艦長の常軌を逸した行動に日本もアメリカも振り回されるのが愉快である。しかし肝心の海江田の意図が伝わってこないのでモヤモヤする。世界平和を目指しているらしいが、潜水艦の乗っ取りとどういう関係にあるのかよく飲み込めないし、なぜ乗組員が全員この無謀な企てに賛同しているのか不思議である。多分、入江が言っていたように、卓越した操船技術とカリスマ性が人をひきつけているのだろうが、日米両国を敵に回すような動機が見えない。核ミサイルを持っているぞと脅すだけで独立国家を名乗れるほど現実は甘くないと思うのですが。
深町にとって海江田は潜水艦乗りとして認められないという思いがあるようだから、人物的には悪役の面があるのかもしれない。ヒーローでも悪役でもどちらでもいいけれど、もう少し共感できる部分がないと作品としてはなかなか評価しにくい。
音だけを頼りにする潜水艦内の様子が丁寧に描かれているし、海中での潜水艦の動きや攻撃もリアル感があってとても良いと思う。
この中途半端な終わり方はきっと序章に過ぎないと思う。次回は海江田の事を掘り下げて密着して描くことになるだろうから、きっともっと面白くなるだろう。核抑止力の問題ももう少し現実味が出てくるかもしれない。
「キングダム」と同手法での制作か
連載当時、高度な政治学の知識や、近現代史、国際情勢が分らないと、充分、楽しめないと言われた原作漫画を、精一杯、分かりやすく纏めた脚本は上出来だと思った。
VFX技術の発達で、「レッドオクトーバーを追え」の様な迫力のある潜水艦映画を、日本でも作れる様になったというのは、中々、感慨があった。
多分、映画「キングダム」の様に、何作も作られていくんだろうと、続編に期待が高まる。
最後に、こうしたポリティカルアクションの作品を見るたびに、淀川長治が生前「映画鑑賞は娯楽ではなく、学習だ」というコメントを思い出す。
原作を読んでないと、、、
原作を読まずに観賞。
正直、話がわかりづらい。
特に、話の導入部、もう少し詳細を描いたほうが良かったのではないかと思う。
映像の迫力、豪華な各役者の白熱した演技はみるべきものあっただけに残念な気がした。
タイトルなし
悪くはないです。至る所に漫画のシーンを彷彿させるシーンがありました。ただ、漫画で描いていた海江田艦長が大沢さんと合わなかったかなと。漫画を読んでいない人にとってはいいかも知れませんが、もう少し若くはつらつとした感じが漫画には描かれていたので、いまいち入り込めませんでした。あと迫力不足と突然終わったのを総合すると★2・5かなと
率直に面白かったです。原作知らない方が楽しめるのかも知れません。
原作読まれた方の評価がイマイチ?この作品は原作知らない方が楽しめるのかも知れません。潜水艦の戦闘シーンは迫力満点で、同じ潜水艦映画2005年公開のローレライ(これも評価イマイチですが・・・)よりCG技術が相当進歩した結果だと思います。少々驚きました。
この部分はIMAXで観ると迫力満点です。
最初に映画.comで予習してたので、次作前提なのは理解していたので「え、これで終わり?」とはなりませんでした。はじまりに過ぎない部分だったので、次回作がホント楽しみです。
マガポケで結構な量が読めます。なんと今回は僅か2巻でした。シリーズ10くらい行ってしまう気が。。。
約2時間に全てを詰め込まなかった事に拍手&感謝
私は原作ファンなのですが、あの長い原作全てを約2時間に詰め込まなかった事に拍手を贈りたい。公開前は『30巻超えの原作を、どうやって2時間そこそこにするのだろう。どう考えても無理がある』と否定的な私。長い原作を2時間くらいに押し込んで、タイトルだけ同じでまるで別物になってしまった作品がたくさん存在します。『続編あるんだろうな?』ごもっともな話で、でも話を端折りすぎてストーリーが破綻するのなら、このくらいのペースで作ってくれて良かった。『尻切れトンボやないか』そうだね。良いところで終わってます。それでも・・・もうね、感謝しかない。映像も迫力あるし、キャストも強面揃えて、音楽も合っていると思うし、なによりAmazonが絡んでるから、意地でも続きを作るでしょ。べつに今作が大ヒットできなくて続編が劇場公開できなくても、アマゾンプライムあるしね。
酷評してる人がたくさんいますけど、私には刺さりました。傑作では?。
とホメてて気がついた。この監督・・・ほぼ実写洋画のBlu-rayしか買わない私に、邦画の『ハケンアニメ』・・・しかも初回豪華版を買わせた男だった。観終わってから気がついたぜ。何十年ぶりかの実写邦画の円盤購入でしたねえ。けっこう好みの作風なのかも。
なかなかいいんじゃない?けどわからない人が沢山いるヨ!!
原作のコミック全32巻持って昔、夢中で読んでいたものの映画公開ということで何十年かぶりに一人で映画館に行って観ました。
結論は映像化は難しいのでは?と危惧していましたが自分的にはとても満足のいくものでした。
ただ観ていて気になったのは戦闘シーンの中で米軍の発射した魚雷がなぜエラーを起こしてしまうのか、とかフローティングアンテナをスクリューに巻き込んで航行不能になるシーンとかは原作を読んでいない人には何が起きているのか全くわからないことだと思いました。まぁ自分的にはあぁ、あのシーンなんだな!ってわかりましたけど…。映画で原作を忠実に再現しようとしてもあまりにも長すぎだし超マニアック過ぎなので仕方ないと思いますがまぁ、映画として原作の出版から30年以上も前から世界の情勢も変化している背景での本作は、シビアに原作と比較すると人物のキャスティングや登場人物達の関係性など看過できないかもしれませんが、一つの映画作品として観るのであればこれは有りだと自分は納得できました。ただし、原作を熟読して最後はどうなるのか、まで知っている人間にはこの映画を理解できますが、知らない人には???ってなってしまったのではないかと思います。この流れでは当然次回の続編も制作される筈ってことで自分的には納得していますが、次回作も沢山の人に観てほしいと考えているのであれば、もっと解説的な台詞を言わせるようにしないと厳しいなと思うので、自分的にはとても面白かったけどマイナス☆1ですね。あ〜また観たい!!
これをシリーズ化出来るのか
昔原作マンガを読んだ。
結構面白かった記憶はあるが、結末がどうにも思い出せない。
戦争映画のサブジャンルとして、潜水艦物はある一定の面白さが保証されていると個人的には思っている。
ただ、この手のジャンルを邦画で制作するにはなかなか思い通りにはいかないものだが、果たしてどうだろうか。
今作は原作の序盤部分なんだが、どれくらいの規模でシリーズ化するのか気になるところである。
次回作に期待したい。
IMAX
原作には忠実だけど蛇足も多い
VFXは邦画にしては良くやっている。
しかし、ゲーム会社の協力を得られればもっと良くなるはずだと邦画CGを見るたびに思う。
いっそ模型を使ってもよかったんじゃないか。
ストーリーは原作で言えば序盤の序盤、アニメで言えばVOYAGE1まで。
しかし2時間もあったのに、1時間40分のアニメより密度は薄い。結構端折っている。
ところどころテーマからハズレたシーンが入るのも蛇足。それが密度希釈の原因。
『たつなみクルーや入江(やまとクルー)の人物描写』とか、『働く女性の活躍模様』とか。
テーマを無視して入れたい事(あるいは入れろと言われた事)を詰め込んだ結果、芯がぼやけて作品がべちゃっとしてる。
シーンを加筆するならやまとクルーがどれだけ真剣に仕事をしてるかを登場人物に喋らせるんじゃなく行動で描写すべきだったんじゃないか。
そこを入れたいならそういう作品でやれば良いと思う。
半沢直樹のはなさん好きなんだけど、残念ながらこの作品での上戸彩さんはめっちゃ場違い。
半沢直樹なら違和感はないけど、軍事、政治、シリアス全開のコメディ風味な箸休めを必要としてない作品にはとことん向いてない。
個人の明るさを必要としてる作品で活躍してほしい。
沈黙の艦隊がなぜ『沈黙』でなぜ『艦隊』なのか、そこか明かされるまでだいぶ遠いけどそこまでやるんだろうか?
正直作るならドラマの方が良かったんじゃないかと思っている。
戦闘シーンはそこそこの迫力があったが、そこは演出家とIMAXのおかげかもしれない。
といっても戦闘シーンはほぼほぼ漫画やOVAアニメのなぞりではある。
ぶっちゃけ内容はアニメ版とほぼ変わらない。
しかし内容の濃密さはアニメ以下。
アマプラでアニメを先に見なければもっと楽しめたんじゃないかと思っている。
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