「長編原作を実写化をするなら受け容れられるべき結果とそれを選択し成功させた勇気と手腕に拍手」沈黙の艦隊 こーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
長編原作を実写化をするなら受け容れられるべき結果とそれを選択し成功させた勇気と手腕に拍手
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原作を知ってる人ならご存知でしょうが、この映画は「沈黙の艦隊」ストーリー全体の序の序。全体の1割かそれにも満たないでしょう。しかし、実写化でよく言われる「原作レ◯プ」と言うのは、概して「尺が足りない事に基づく切り取り」と「新機軸を盛り込む為に無理やり入れられる人や描写」でしょう。この映画は前者をそもそも諦めて「映画の尺に収まる分だけ映像化する」という思い切った選択をしています。
それがまぁ成功してるの何のって。映画的に収まりが悪くはありますが、そもそも長尺の原作を映画にしようと言うのが難しい話。変に収めてコケるくらいな圧倒的にマシです。
俳優陣の演技も良く、特に「やまと」艦長 海江田の迫力が凄い。また、描写も比較的リアル志向で現代に合わせた武装が出てくるのも旨味(ウェポンアルファ→アスロック 等)。
「今のどうやって避けた?」とか所々首を傾げるシーンもありますが、総じて満足、納得いく映画ですね。
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