劇場公開日 2023年9月29日

  • 予告編を見る

「不動の男・大沢たかお」沈黙の艦隊 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5不動の男・大沢たかお

2023年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

難しい

王騎将軍の次に選んだ役は、まさかの艦長。
原作は未読だが、王騎と似た大沢たかおの佇まいに惚れ、不安要素は随所にありながらもそこそこ期待していた本作。もちろん、公開日でIMAX。上映時間が割と短いことに直近で気付き、原作が30巻もあるのに足りるのか?と思っていたが、案の定足りなかった。まあ続編作る気満々ということは承知の上だったけど、にしても1本の映画として不完全。もう終わり...?と思ってしまった。

IMAXである意味は無し。
せっかく大スケールで、「沈黙の艦隊」というタイトルなんだから、音響にはもっと拘って欲しかった。地響きするほどの爆音でも良かったし、何より音楽がチープでガッカリ。交響曲なのに重厚感が無い。主題歌も雰囲気とあって無さすぎる。映像の迫力は凄まじいだけに、「音」がどれもこれも安っぽくて残念でした。

政界、海江田サイド、深町サイド、そしてアメリカ軍目線から描かれる本作。大沢たかおを含め、キャスティングの妙である。政界の面々が三谷幸喜、池井戸潤作品好きにはたまらない。最近大好きな酒向芳も重鎮として出演しているから、最高の一言。ただ、この短い尺ではバランスに偏りがあり、中盤から何も話が進展していないように思える。橋爪功なんて、結局誰なんだい。まあ続編に期待したいところではあるが、1本で満足出来ないのはちょっと気に食わない。

日本初、Amazon100%出資で製作された映画。
おかげで、アメリカとの連携も素晴らしかったし、お金かかっているなぁと随所で感じられた。プロデューサーには大沢たかおの名前も。キングダムの成功からとことんリアルを追求している、そんな彼の姿が想像出来る。しかも、監督は昨年の大傑作「ハケンアニメ」の吉野耕平。演出(特に過去パートへの挿入部分)は、全身を震わせるほど優れています。だからより、脚本の詰めの甘さが気になるんだよなぁ...。

しかしながら、今後にものすごく期待できたし、原作も読んでみたいと本気で思えた。実写化としては成功の部類に入ると思う。やはり王騎の面影が残る大沢たかおは、今回も120点の笑みを見せてくれました。んふっ。

サプライズ
wizard03-angel32さんのコメント
2023年10月2日

まあとりあえず、原作読んでみれば見方も変わるかもしれませんね。

wizard03-angel32
満塁本塁打さんのコメント
2023年10月1日

返信お気遣いありがとうございます。😊笹のサンの総理 いくらなんでも現実には・・でした。

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2023年10月1日

お金かかった映像でした。ストーリーついてけませんでした。政界の描写 江口洋介官房長官のキレだけで 他のキャラがショボく感じました。

満塁本塁打