「最後の涙を受け止めたパートナーの心境はいかに」パスト ライブス 再会 zzzzzさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の涙を受け止めたパートナーの心境はいかに
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小学生の頃に親の転勤で離ればなれになってしまった幼馴染と大人になってからSNSで再開し、インターネット上で逢瀬を重ねる二人。幼馴染フィルタで思い出は美化されオンライン上でしか関係値を作ってないため良いとこしか見えてない二人。だけどやっぱり韓国とNYとでなかなかすぐには会えない二人は、連絡取ることをやめてしまう。
そして十数年後、既婚となった主人公はパートナーの許可を取った上で幼馴染の彼にNYで再会する。パートナーはもやもやしながらも彼女の大切な思い出の人だからと笑顔で見送る(さらには3人で会ったりもする)
なーーーーんかめちゃくちゃ気持ち悪い関係性でした。
若いときにときめいてた相手に今更会って、何を期待してたんですかね。昔好きだった気持ちとか思い出してどうするんですかね。てか昔そんなに好きだったら何がなんでも会いに行けばよかったのに。それもせずに今更とても大切な人…みたいな感を出されても…。いま大切にしてくれてる人との関係に誠実に向き合いなよと思った。
ひとつ良かったシーンは、韓国語がわからないアメリカ人のパートナーが「君が寝言を言う時はいつも韓国語/僕がわからない言葉で君は夢を見てる/それがまるで君の中には僕が行けない場所があるように感じる/だから僕は韓国語を学ぼうとした」と言うところ。めちゃくちゃ彼女のこと好きじゃん。なんていじらしくて愛らしいのか。
※ちなみにそれに対する主人公の返しは「(寝言なんだから)意味のない言葉よ」でした。終わってる。
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