「映像と間と秒速」パスト ライブス 再会 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
映像と間と秒速
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まず特筆すべきは写真家ソウルライターを想起させもする美しい映像。ところどころ長回しで間を取る演出も持たせられる。筋はなんともやるせない気持ちにさせるものだが、大人が見るのに適した良い作品だと思う。
子供の頃好きだった相手をずっと引きずる男といい思い出ではあるが男ほど引きずってはいない女。新海誠の「秒速5センチメートル」を思い出したりする。二人の感情には東洋と西洋の違いや、別れた後の人生の充実度なども影響している。またそれでも女は別れたあとに、夫に抱きついて嗚咽も漏らす。一面では語れない。
ちなみに主役のグレタ・リーはAppleTV+の傑作ドラマ「モーニングショー」で顔なじみだったことも鑑賞の動機なのであった。
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お主ナトゥはご存じか2世さんのコメント
2024年4月16日
ラストのあの部分だけで 見た人とだったら10分くらい楽勝で語れるくらい三人三様の複雑な場面の演出だったっすから!待っていたアーサーの心理状態はあえて書かなかったですが これまた複雑な状態であそこで待って居て 盗み聞きしてる訳でも無く待って居て
ノラに出来るのはアレしかないだろうし 本当に名ラストですよ!