「ちょっと、キュッとなりました。」パスト ライブス 再会 ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと、キュッとなりました。
メリーゴーランド前に座る二人のカットが素敵だなと思い、あまり事前情報を入れずに映画館へ。スタイリッシュな印象を持ってましたが、映像も素敵で良かったです。
セリーヌ・ソン監督、今後も楽しみです。
幼い頃の恋心は、同じ好きでも、本気の好きと、仲良しの延長戦上ぐらいの好きもあるでしょうし、ヘソンは前者だなあ…なんて思って見てました。いずれにしても初恋は、うまく気持ちを伝えられないことの方が多いかもしれませんね。
この二人には少し温度差があったような、コンタクトもヘソンから取ったのが始まりだし、ノラ(ナヨン)の方が目指しているものがあるだけに、ドライに感じました。
なので、ヘソンの方が泣き虫キャラっぽく思えました。
10年じゃなく、12年区切りなのは何故だろう、干支が一周まわってしまう…なんてことはさておき、20代の一番動けそうな時に会いに行けなかったもんかなとか思いますが、実際なかなか行かれなかったりしますね。
縁とは、必ずしも現世で一緒になることではないのだなと思い切なくなりました。
俳優さんたちは初見ですが、素敵でした。
ヘソン役のユ・テオが時々、現・松本幸四郎(松たか子兄)に見えました。あと、顔に対して結構がたい がいい。鍛えてるんだろうなあ。
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内容は違うけど、離ればなれの二人が海外で会う……ちょっと「冷静と情熱のあいだ」を思い出しました。
そして、最後は割りきってるんだけどスッキリしない感、私には「マチネの終わりに」と同じ気分でした。
共感&フォローありがとうございます。
自分も「マチネ・・」それも原作の方を思い起こしました。女の方が割り切ってるように見えましたが、最後はちょっと感極まって・・理屈じゃないのは少し解る気がします。
コメントありがとうございます。フォローも!(私もよくやってしまうんですよね😭)
回転木馬のカット、本当に美しかったですね。ふわりさんがおっしゃるように20代で再会してたら…何かが変わっていたかも。
踏み出すタイミングも人生の選択、そしてイニョンですね。
「冷静と情熱のあいだ」に頷きました☝️
トロントは大都会なイメージありますね。一度行きましたが、広過ぎて迷子になり、あまりいい印象が…w。だから、野心家のヒロインにピッタリな街だし、やっぱりあのオチになるよねーと思いましたwww
共感ありがとうございました。
終わり方はかなりリアルで、監督さんの実体験に近いんじゃないかなと思いました。大したドラマが起きないからこそ、大人になる切なさを、ひしひしと感じますね。