「渡る世間はパストライブス」パスト ライブス 再会 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
渡る世間はパストライブス
国民性や文化の違い、
というのは、
どうやら脳内の分泌物の量の違いというのが、
関係しているようだという話題を、
少なからず見かけるようになった。
意味は正確ではないかもしれないが、
アドレナリン
興奮
ドーパミン
刺激
以上を重視する作品、
いわゆるハリウッド作品。
そして、
セロトニン
安心
オキシトシン
幸福。
は、
日本映画や、
サーチライトピクチャーズ。
何も起きない喜び、
何も起きない哀しみ、
アドレナリン、ドーパミン系作品より、
今は旬なのかもしれない。
小さな幸せと不幸せを、
集めて積み上げていくような、
そんな目立たない作品。
10年以上ぶりに会った仲間とハグをすると、
うるうるしてしまう。
お互いに、
流した涙の量、
眠れなかった夜の数、
だいたい同じだったろう感になってしまうのは、
わからないでもない。
が、
マラソンでいうと、
折り返し地点まできていない、
そこまでで、
というなら、
確かに芝居はうまい。
ここまで連れてきてくれたひとに差はない。
続編、その後の三部作くらいで、
旦那、友達との二転三転を描いて、
前世、
円形のバー、
メリーゴーランド、
PAST LIVES /渡る世間はパストライブス、
感が出てくると、
オスカー受賞もあったかもしれない。
しらんけど
コメントする