「七人の侍+SW」REBEL MOON パート1 炎の子 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
七人の侍+SW
既出感のある物語なので、とても分かりやすい。
というか…この手の話はどうしたって似てくるものなのだろうと思う。それ程までに七人の侍もSWも脚本プロットとして優秀なのであろう。
未だに色褪せない。
そうなればディテールを楽しむのが正解なのだろうと思う。
今作のヒロインは野生味溢れる女性であり、なかなかに魅力的だし、魅力的な過去もありそうだ。
帝国の一族が暗殺されるってエピソードがあり、おそらくなら彼女がその暗殺者のような気もする。
そんな彼女が、名もなき村の善良な人々の為に立ち上がる。
帝国に因縁のある歴戦の勇士を集めるって寸法だ。
物語の大半はその仲間の紹介で埋まる。
モンスターと意思疎通が出来る元王子
二刀を使う剣士
天才戦略家の元将軍
反乱軍のリーダー
魅惑のラインナップなのである。
9週間後の決戦で幕かなぁと思いきや、裏切り者がいて、彼女が仲間を集める=賞金首を一網打尽みたいな策略で、故郷に戻る前に決着がつく。
ラス殺陣も面白かったけど、アクションは全般的に凝った作りでHSがいい味出してた。
次作は本土決戦になるのかな?
というか…主人公の正体が知られてしまったのなら、物量と火力に物を言わせて圧勝できそうなもんだが。なんかカラクリを用意してくれるのかしら?
自立型AIも全然活躍してないし、隠し球はふんだんに用意されてるのかもしれず楽しみだ。
制圧隊の提督がめちゃくちゃお気に入りだ。
柔らかな物腰に残忍な性格。目線の芝居とか上手いなぁと思う。今作のラスボスだったから死んでしまうのだけれど…帝国に蘇生されたから、次回も楽しませてもらえるのだろうとワクワク。
久方ぶりのスペースオペラ。
SWに慣れ親しんだ世代なら疼くと思われる。
ただSWと違うのはベースが七人の侍ってところかしら。おそらく戦闘機が活躍するよりはボディアクションが主であり、帝国を倒すって事までにはならないのだと思われる。