オットーという男のレビュー・感想・評価
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OTTO
昔々、子供の頃に思っていたのは
人は老人になると皆んな欲とか憎しみとかがなくなって穏やかで幸せな性格になるのかと思ってた
少なくとも私の周りの老人たちがそうだったから皆んなそうかと思ってた
自分もどんどん歳をとりどちらかと言えばもう老人側に行っているけど一向に悟りの境地などとは程遠い俗物の塊のようなものだ
それでも色々な経験はそれなりに積んだつもりで入る
いくらか人を好きにもなったし人からも愛されていた時もある、もっとも相手の言葉を信じればの話だが…
大災害などの経験はなく比較的のほほんと生きてきた
そいで今、どんどん身体が言うことを聞かなくなっていく
とても幸せな気持ちでなんていられない
不安で仕方がない
当たり前のことだといつも自分に言い聞かせている
仕方のないこと、あらがっても期待はできない
オットーのようになりはしないだろうか
諦めたくない
諦めないぞ
生きることを
トム・ハンクスの偏屈な老人役、なかなかよかった。 妻が人生の全てで...
トム・ハンクスの偏屈な老人役、なかなかよかった。
妻が人生の全てであり、妻のいない世界など生きている価値がないとまで考えてしまう、そこまでの人に巡り合えたのは実に幸せなことだと思う。
ところがそんな世界でも生きようと心変わりした仲間や、ネコの存在が実に暖かい。
地域に愛されるおじさんに。
偏屈おじさんが地域に愛されるおじさんに。
近所に引っ越してきたマリソルさんのおかげでした。
こういう近所付き合いって田舎ではあったけど都会では無いなぁ・・。
何か物を借りに行くとか、子供の面倒を見てもらうとかって小さい頃はあったなぁ・・。
1人ぼっちになっても、生きる。1人ぼっちになっても、地域に貢献する。1人ぼっちになっても、地域に愛される。そしてこういうお葬式をしてもらうのはいいなぁ・・・。マリソルさんのおかげでした。
大きいハート
オットーが嫌われているようには見えなかった。不動産会社からしてみたら面倒くさい人なのかも知れないが、住民からしてみたらただ皆んなの為に善意で動く素晴らしい人だと思う。今時なかなかこんな人いない。あまりプライベートに踏み込まれるのは嫌だが、何だか温かい気持ちになれた。
変わっていくのは当然
妻に先立たれ、口やかましい頑固老人となったオットー。生きていくのが嫌になり自殺しようとするも、向かいに引っ越してきたマリソルの一家に邪魔される。彼らと過ごすうち、生きていくのが。
他のあらすじには、嫌われ者とあるオットー。彼にあまりなじみのない人には、とっつきにくいかもしれません。けど彼をよく知る人は、挨拶するし結末でも嫌われ者と言うわけではありませんでした。そんな彼に対し、引っ越してきたばかりのマリソルが良い役で、とてもを好感持てます。さらにおいしい料理、幼い女の子、猫が絡んできて、彼の気が変わっていくのは当然。観てる方も、とても和やかな気分になります。いいシーンがいっぱいありますが、妻の教え子マルコムとの会話や、ルーベンがホースをつかむところが気に入りました。
「グラントリノ」「セントオブウーマン」を思い出しました。
オットーの若いときを演じるのは、息子ハンクス。トム・ハンクスの感動映画ということで、良くも悪くも想像通り映画でした。オリジナルの「幸せなひとりぼっち」も観ようと思います。
普通だった
偏屈じいさんが、人生の全てだった妻が死んで後を追おうとするが死ねずに、
近所の友達の大事さを知って心変わりするって話。
話としては普通だったかな。
トム・ハンクスもさすがに歳を召された。
そういう役だったというのもあるかな。
辛辣で無愛想だけど優しさが溢れ出ちゃってる
こんな無愛想で、口うるさいトムハンクスは初めてで新鮮でした。
でも、そこはトムハンクス。
どんなに嫌なやつを演じても優しさと、懐の深さが滲み出ちゃってる。
だからこそこのキャスティングは成功してますね。
無愛想だけど、本当は優しいオットーにピッタリ。
向かいにあのドタバタ家族が引っ越してきてよかった。
あの、かなりおせっかいな奥さんじゃなければオットーの心は凍ったままでしたね。
じいじのオットー。
最後は幸せで良かった。
心温まる良作でした。
名優トム•ハンクス
トムが出演してる作品は大概面白い。
本作はゆったりと流れるテンポの中で、人々の人情に溢れる作品。ハートフルな作品です。
観た後に、人に優しくありたいと思える作品。
大切な家族、仲間を大事にしようと思える作品。
常に与えられた環境に感謝するって意外とできないものだよな。
いつもありがとう!僕のまわりの方々!ありがとう!
映画最高!
人はひとりでは暮らしていけない
さすがトム・ハンクス!
この映画はトム・ハンクスの演技力が際立っている。
気難しい、頑固者のオットーですが
妻に先立たれ、仕事もなくしてしまったら
こうなってしまうのも分かるような気もする。
でも人はひとりでは暮らしていけない。
やっぱり周りの人との繋がりで人は変わるもの。
オットーの人生は再出発して、新しい幸せを得ることが出来ました。
妻に先立たれた男の悲哀
トムハンクス扮するオットーアンダーソンは鉄鋼会社を定年退職したが半年前に妻を亡くしていた。
妻に先立たれた男の悲哀が良く出ていたね。仕事も定年退職して妻もいないとなると今さらやることが無いから見回りだとか雪かきだとかルーティンワークをやるしかなかったんだろうね。自殺を試みても何度も失敗していたけど、基本的には優しいところがあったから近所にも慕われたんだね。トムハンクスも年を取ったなと言う感じだからオットーの心情も良くでていたよね。
ちょっとした違和感?
自分が愛してやまない人が不幸に見舞われ、絶望し、厭世的というか、死を選ぼうとする主人公。
ここらあたりの空気感は、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を彷彿させる。キライではない。
レビュータイトルに挙げた違和感の正体は、
トム・ハンクスの放つ強烈な存在感やオーラにある。
色気、と言ってもいいかもしれない。
悪役だってできるトム・ハンクスだから、演技力にケチをつけてるのではない。
市井の小市民を演じるには、存在感がありすぎて
移民夫婦とのコントラストが、大と小、明と暗、という同次元のものでなくなってしまっている。
もちろん、そうであってこそのスターなのだが。
泣かせたい一心
冒頭の5分くらいトム・ハンクスがホントにイヤな奴で、今までいい人役しか見たことなかったからさすが名優ねーなんて感心してたんだけど、観客を泣かせたすぎる制作の意図に辟易。だって奥さん死んだの半年前ならオットーのこのネジ曲がった性格はいつからだったわけ?ホンの半年の間に瞬間醸成されたの?まず筋の通った話を作ってから泣かせる場面考えなさいよ。
ほんのりと後味のある映画
オリジナルは知らず、他の映画の予告で知って見てみたいと思った映画。
涙腺の弱い私は序盤からうるっと来ることが多かったです。
最愛の人が全てで、それ以外を求めない主人公のオットー。
だけど彼が死のうとするたびに死ねない理由は、彼自身の本来の優しさが引き寄せた縁。
偏屈で面倒くさい頑固親父に見えて、優しさを捨てきれない不器用な人。
そんな彼を知ってか知らずか関わり続けようとする新しい隣人と、昔からの友人たち。
期待通りの話でした。
原作も見たいと思った。
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