オットーという男のレビュー・感想・評価
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⭐︎4.2 / 5.0
8月24日(土) @ AP映画(2023)
オットーという男
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モノクロの心に色を付けたマリソル一家と「大きなハート」で過去を受入れたオットーじいじ🥹好きにならずにいられない🐈⬛
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心温まるヒューマンドラマ。 コメディタッチながらしっかり泣ける。 ...
心温まるヒューマンドラマ。
コメディタッチながらしっかり泣ける。
トム・ハンクスの息子さんが若き日のオットーを演じているのも興味深い。
子どもと猫がかわいい。
原作はスウェーデンで大変な人気だそうで今度観てみよう。
字幕が戸田奈津子さんだった。リスペクト。
比べてしまう
胸が熱くなる作品
この作品がどんな物語なのか、冒頭のオットーの首つり自殺の準備と回想に登場する妻の顔がすべてを物語っている。
同時にこの作品に向き合う角度がわかることで最後まで見る安心感を受取れた。
物語の型としてはありがちなものだが、主人公のデフォルメの面白さと伏線の貼り方のうまさ、わかっていながら涙してしまう鉄板的要素がうまくあしらわれている。
物語のどこかに非現実的な力のようなものが働いている設定があるのかと思ったがそんなことはなく、些細な歯車の変化のような日常のイレギュラーによって、オットーという人物の心の澱が取り払われるようになっていく。
それは誰にでもある過去の痛みで、その痛みが自分自身の心に蓋をし、同時にこの世界が思い通りにならない怒りを持つことで、必然的に物事すべてに文句が出る。
まるで私自身を見ているようだ。
毎日同じ時間と同じルーティーン
ゴミの分別を守らない怒り 駐車違反への怒り 「この町を守る」立場だったオットーは、いつの間にか住人に対する怒りまでをも噴出するようになっていた。
当然職場でも同様 仕事はできるが偏屈な頑固者というレッテルを最後まで貼り続けられる。会社以外の場所、町でも彼は有名人となっていた。
オットーにとって最初で最大かつ最後まで続いたイレギュラーは、マリソル一家が引っ越してきたことだろう。
彼らのルーツは家族や周囲との親密性を持っている。
オットーの不愛想な態度もシャットアウトせずうまくあしらって見せる。
このイレギュラーはオットーの自殺を度々阻害した。
彼は自殺を決意するたびに妻のソーニャを回想する。
その回想は次第に彼の心の澱の核心へと迫っていく。
「電話は貸さない どこにどんな理由でかけるのか言わない この前も急に態度を変えて家に帰ってカギをして呼んでも出てこない」
マリソルがオットーのことを本気で心配していたことが彼に伝わったとき、オットーはソーニャとのことを話し始めた。
「生きなくては」
ソーニャの言葉が耳から離れない。
「住宅設備が車いすに一切配慮されていないことなど、法律に抵触しない」
この言葉に対する怒りに、ソーニャはそう言った。
ソーニャの死因はガン
「自殺するつもりだった でも彼女が『生きなくては』と言っているように思えてならない」
やがて、
作品の中に散りばめられたすべてが伏線であり、それらが彼らの町を守ってくれる。
オットーは昔から心臓肥大症で寿命も長くはない。
彼が倒れ病院で看護師から病気のことを聞いたマリソルは声をあげて笑った。
なぜなら、こんなにも心の狭い男が心臓が大きくなる病気だからだ。
彼女にはそれがおかしくて仕方なかったのだろう。
すべての問題が解決され、すべてがうまくいった。
そしてオットーはようやく妻ソーニャの荷物を整理することができた。
妻の墓 空白の場所には当然いつかオットーの名前が刻まれる。
そこもまた伏線だった。
さて、
この物語にソーニャは介入していたのだろうか?
おそらくソーニャは、オットーと出会った時からオットーが死ぬまでずっとオットーに介入してきたのだと思う。
オットーの記憶の中の妻の言葉は、オットーがその時必要としている言葉を語る。
それは非現実的力などではなく、オットー自身がその言葉を求めていたからだろう。
自殺のたびに入る邪魔、最初の邪魔以外そもそもその邪魔の原因を作ったのはオットーだった。
同時に聞こえてきた妻の声。
周囲の困りごとを手助けしながら再びつながりが強くなってゆく。
それこそ彼が実現したかったことだったのだろう。
それこそがオットーが求めた喜びだったのだろう。
マリソルの生まれたばかりの息子を抱いたとき、ソーニャとできなかった夢をその手に抱くことができた。
あの日作ったベビーベッドにその子を寝かしてみる。
あの日思い描いた日常の幸せが、巡り巡って今目の前に現れた。
その子に、自分のことをお爺ちゃんと呼んで見せる幸せ。
失った幸せは消えたわけではなく、四季のように再び目の前に巡ってきた。
命尽きるまで幸せだったオットー
涙が止まらなくなる作品だった。
オットーと言う男の人間臭さ
オットーの頑固だけど頼まれたら断り切れない不器用な性格に人間臭さを感じました。周りの人々と接する中で少しずつ心を開き過去を乗り越え未来に進んでいく姿に感銘を受けました。自分の身の周りの人たちを大切にしていこうと思えるような映画です。
正統派?王道?
トムハンクスがねw
いいんですよ!
ジャックニコルソンでもなくアンソニーホプキンスでもなく
はたまたデニーロでもない。
トムハンクスなんですよw
これじゃ意味不明ですねwwww
偏屈堅物を演じて似合う俳優かなってw
トムハンクスだと若干丸さが出ちゃうかな?
なんてとんでもないです
どはまり!
そで、観勧めていくとマリアナトレビーニョさんが
とてつもなく可愛らしくっていいんです。
そもそも堅物の偏屈おやじでありながらも
生きてきた道のりでまっとうで
ちょっとこだわりが強いだけで
優しさは持っていたんですよ。
久しぶりに地味に泣きましたね。
いい作品でした。
心にしみる。
は、言い過ぎかもしれないけど
なんかね
いいんですよ。
これはいろんな人に観てもらいたい作品ですね。
本当に観てよかった!
まさかの戸田奈津子翻訳!
今アマプラで観終わりました。
本作はリメイク版の様ですが、オリジナルを知らない私にとっては、文句のつけどころの無い名作としか、評価のしようがありませんでした。
始終不機嫌な老いた主人公に、お節介でやかましい隣人。シナリオとしては『グラントリノ』に通ずる所が多かったです。
ストーリーが進むにつれ、主人公の素性が明らかになっていき、物語終盤には周囲に心を閉ざす彼に感情移入して目が離せなくなり、観入ってしまいます。
中盤以降、マリアナ・トレヴィノ扮するお節介なメキシコ系奥様の溢れ出す魅力にKOされてしまいました。
誰もが内に“オットー”が居ると思います。その内なるオットーに支配されず、周囲の人と併せて上手に付き合って行く事が大切だと、この映画を通じて感じました。
辛いシーンがあり、切ない映画ですが、家族で観て頂きたい作品です!
オットー
口うるさい頑固なおじさん
人生にはマリソルみたいな人が必要だ。
安定の作品
つい最近の2回目鑑賞
オットーという夫
主演トム・ハンクス。
原作はフレドリック・バックマン著『オーヴェと呼ばれた男(邦題・幸せなひとりぼっち)』を映像化した同名のスウェーデン映画。
【ストーリー】
ペンシルバニア州ピッツバーグ。
長年勤めあげた鉄工所を定年退職し、半年前に妻ソーニャ(レイチェル・ケラー)に先立たれたオットー・アンダーソン(トム・ハンクス)は、日々の中に生きる意味を見いだせないでいた。
彼にとって妻は、生きがいそのものだった。
元より生真面目な男ではあったが、歳をとってすっかり偏屈になったオットーは、ホームセンターで自殺用ロープを買うにも無駄な支出が許せない。
郊外の小さな区画にある自宅での生活も、古なじみの隣人たちともうまくいかなくなり始めていた。
そこに娘二人を連れた若い(たぶん)ブラジル人夫婦が引っ越してくる。
何くれと構おうとする彼らを古気質のオットーはつっぱねるのだが、ラテン系の彼らには通じず、自殺を何度も失敗してしまう。
「人は何かに忠誠を立てるべきだ。たとえそれがフォードであっても」
周りからは理解しがたい、堅固なポリシーに従って生きる男、オットー。
若いころに生活のため軍隊に志願するも先天性心筋肥大症で入隊かなわず、だけどそんな彼に価値を見出してくれたのがソーニャでした。
何よりも大切な彼女のためにあった自分の人生。
そんな人生の羅針盤ともいえるソーニャが喪われたとき、自分の価値もまた失われてしまったように彼は感じてしまいます。
強情なオットーはとにかく自分の考えを曲げようとしないので、人間関係の緩衝役として優秀だったソーニャと結婚してなかったらどうなってたことやら。
そんな彼の頑なな心の扉を、お向かいの一家やまわりの住人、ねこ、そしてソーニャの元教え子のマルコムとの出会いが徐々に開けてゆきます。
演出はそつなくリズムよくストーリーテリングは丁寧、さらに主演は名優トム・ハンクス。
実際のプライベートでもこんな人なんじゃないかと思わせてくれるような自然な老ヤンキーを演じてくれてます。
老いも孤独もいつかは訪れるもの。
歳をとって物覚えが悪くなったなあとか、体のあちこちガタがきてるなあとか加齢とともにいろんな不具合が増えてきますけれど、この映画を見てちょっと自分を省みてもいいかもしれませんね。
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