オットーという男のレビュー・感想・評価
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Idiot... This is living.
バカモン…!みんなに愛される名優でお人好しの代名詞トム・ハンクスが、近所の見回りが日課で規則に厳しく眉間にシワを寄せた超堅物偏屈爺さんに。『エルビス』では観客から嫌われること必至の悪徳マネージャーの役柄を演じていた彼によるこのリメイクは、痩せてトム・ハンクスにはまだ役の幅があることを証明してみせるショーケースになった。大きなハートを持ったトム・ハンクスの完璧なリード、悪くない。
マーク・フォースター監督(『ネバーランド』『プーと大人になった僕』)らしい作品のあったかなトーン温度感でキレイにまとまっている、現在と過去が交互に入り交じる語り口。"お父さんの名前"。実の息子トゥルーマン・ハンクスが若い頃を演じている。
口酸っぱく、ゲートを閉めろ!パブリックイメージまんまな(ex. 黒人のコメディリリーフ)いかにもメキシコ系口うるさいハイテンション・キャラ妻 & 運転の下手な夫で、お節介な家族が近所に越してきた。ドンドンドンドン!お願いしたいことが!人の優しさあたたかさに触れるうちに、オットーも少しずつ変わっていく…。自分の問題に囚われて他人のことを考えていなかった。
死にたいのに死ねない。まだそっちに行けない、思ったより難しくて。同居人もできた。猫という象徴的存在。つらいのは分かるけど、でも生きていかなくては。生きることが大切。
人が線路に落ちているのに、先ずすることがスマホで録画回す・撮影するのはクソすぎ。人として終わっている現代人の権化・象徴、こうはなりたくないね。けど、そんな人ほど(皮肉にも)本作のこと好きそう?本作内での使われ方も結果的にそれがさも悪いことではないかのように描かれているし。
まさかの借り物から始まり、私道と公共歩道という差異を伴う反復。最近のやつは意気地がない。それに比べて俺達はハートが大きい。親父の笑い方?バカモンでも自分を想ってくれる人がいるのなら人生まだまだ捨てたもんじゃない。人の道を外れ周囲の人々に親切にすること。生きている!そしてケーキへ。
THIS IS NOT A THRU STREET
DYE&MERIKA ダイイング・アメリカ?
オートマ車、クー
Bears don't talk. This one does.
She was the color.
フォード、シボレー
フォルクスワーゲン
Social media journalist? 地域の英雄
This is living!
雪かきをしてない
大きなハートを持つのも考えものだ
アブエロ・オットー
トムハンクス
序盤はもっと頑固ジジィでもよかったかな。大きな♡が(爆笑)ほっこり温まる作品。
割と早い段階で、いい人っぽいのが見えてきたんですよね。
序盤は、もっともっと嫌われ頑固爺アピールしてよかった気がして。
その方がギャップ萌えするじゃないですか。萌えってちょっとちがう。きっとちがう。
でもね、中盤以降のエピソードのひとつひとつが、ほっこりと心温まるんですよ。
大きなハート♡が(爆笑)ポカポカと。
こちら地方でも、窓の外ではりんご売り~♪声を枯らしてりんご売り~♪ですよ。だからちょうどよいチョイスだったの。自分グッドチョイス。
もしかしてオットーさん、劇が終わるまでに死んじゃうの?とハラハラもしたけれど。
でも彼にしてみれば劇中では、どちらのルートに辿り着ても決してバッドエンドじゃなかったんですよね。
むしろあの看取られ方は、どう考えても最高のハッピーエンドだったんですよね。
本作のヒロイン・マリソル、グッジョブですよ。
あなたのおかげでオットーは素敵な人生の最期を生きることができましたよ。
あんな隣人に恵まれたいです。かなり賑やかだけれど。
オットーの最期の遺し方もグッジョブ。
できれば、こういう人生の締め方をしてみたいなぁ…などと思った作品でした。
この作品ね、アマプラの吹き替え版で観たの。
バカのくせに独学で英会話の勉強なんて始めちゃったものだから、字幕版で観たかったけれど。なんでか吹き替え版しかなかったの。
やっぱりトム・ハンクス=江原正史ヴォイス以外には考えられないの。どハマりなの。クリント・イーストウッド=故・山田康夫みたいな。
とてもよかった作品なので、いっそのこと邦画版でも観てみたいなぁ…って思ったの。勝手に。
『Shall we Dance?』や『生きる LIVING』の逆バージョンみたいな?
でね、ちょーしに乗ってキャスティングまで考えてみたの。勝手に。
オットー=藤竜也(御年、もう82歳にもなられるのですね。びっくりだ!)
マリソル=綾瀬はるか←ここ、本当は広末さんにしたかったのに…
トミー=ユースケ・サンタマリア
アビー=劇団ひまわりの子・A
ルナ=劇団ひまわりの子・B
ルーベン=舘ひろし
アニータ=木の実ナナ
マルコム=岩田剛典
ジミー=荒川良々
線路に落ちた老人=麿赤児
SNSジャーナリストの少女=橋本環奈
ソーニャ=のん
猫=猫
この豪華キャスト布陣どや (๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!
監督は、えーっと、えーっと…(ここ全然詳しかないよ!)似たようなテイストの作品から漁って『鉄道員(ぽっぽや)』の降旗康男なんてよさげじゃないですか?←“ですか?”って振られてもなぁ…って感じですよね。
今回珍しく、コンパクトにレビューまとめてみました。
余計な妄想省けば、半分以下で済んだのに。
オットーという男
【ピロシの映画レビュー②③】
邦題 オットーという男
原題 A MAN CALLED OTTO
Netflixで観た映画が3作続けて残念なことに駄作🥶という憂き目?に遭ったので、アメプラで独占配信のこちらを視聴!ようやく当たった笑笑笑笑笑
⚫︎監督
マーク・フォースター
⚫︎脚本
デヴィッド・マギー
⚫︎原作
フレドリック・バックマン
『幸せなひとりぼっち』
⚫︎出演者
トム・ハンクス
⚫︎音楽
トーマス・ニューマン
⚫︎公開
2023年
⚫︎上映時間
126分
⚫︎製作国
🇺🇸アメリカ合衆国
⚫︎ジャンル
ヒューマンドラマ
こんばんは!水野晴郎です。
⚠️⚠️⚠️ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️
定年退職をした独り身の男が主人公。
とりあえず他人にいろいろ細かいのが信条。カタブツといったらイイのか融通の効かない人っていますよね〜?
何故か高圧的な人ってどうしてそうなんだろう?と想像したりするわけですが。何か原因というか遠因があるのではないかと。それが、誰も知らぬ悲しみだとすれば。
人間はいつかはやり切れない過去でも、総括し、決別しなければならない。けれどどうしても断ち切れない事もあるというものだ!
特に男ってのは女々しさの塊。。。
一筋縄ではいかない呪縛にどう対峙するのか?自分の力なのか他者の力なのか?
映画のように上手くそんなことはないかも知れませんが、出会いとは大切ですね。
ストーリーとしてはよくありがちな、新規女性を絡ませちゃってフォーリンラブ的陳腐な恋物語にならないところもgoodです🙆🏻
きっと明日から誰かに優しくなれる、そんな映画です。
是非ご覧下さい♥️🥰
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人生の在り方を考えさせられる作品
OTTO
昔々、子供の頃に思っていたのは
人は老人になると皆んな欲とか憎しみとかがなくなって穏やかで幸せな性格になるのかと思ってた
少なくとも私の周りの老人たちがそうだったから皆んなそうかと思ってた
自分もどんどん歳をとりどちらかと言えばもう老人側に行っているけど一向に悟りの境地などとは程遠い俗物の塊のようなものだ
それでも色々な経験はそれなりに積んだつもりで入る
いくらか人を好きにもなったし人からも愛されていた時もある、もっとも相手の言葉を信じればの話だが…
大災害などの経験はなく比較的のほほんと生きてきた
そいで今、どんどん身体が言うことを聞かなくなっていく
とても幸せな気持ちでなんていられない
不安で仕方がない
当たり前のことだといつも自分に言い聞かせている
仕方のないこと、あらがっても期待はできない
オットーのようになりはしないだろうか
諦めたくない
諦めないぞ
生きることを
とても素敵な映画だった。
日本人には「建前と本音」がある。建前は、相手を傷つけない為の優しさでもあるが、そこには自分が悪者になりたくないとか嫌われたくないという気持ちも潜んでいる。周りに迷惑をかけないように行動するのは、特に日本において美徳でありマナーでもあるが、それは時に窮屈で、空気を読めない奴はただただ白い目で見られておいてけぼり。そういう冷たい他人行儀さも含んでいる。でもそれって…もしかして単なるコミュニケーション下手なんじゃない?そう思わせる映画が本作、「オットーという男」である。
オットーは不愛想で面倒くさい、一見感じの悪い爺さんだ。しかし全員に対して等しく感じが悪い。それはつまりピュアで正直な、本当はすごく「いい人」なのだ。引越して来た騒々しい婦人マリソルがメキシコ人でも、ポンコツな旦那がカリフォルニア大学の修士だと知っても、ジェンダーでも何でも態度はずっと変わらない。猫にまで等しく無愛想だ。
そんな彼だから、いや多分どんな人も、他人に心を開くのは容易ではない。亡くなった最愛の奥さんのこと、バス事故のこと、自殺しようとしていたこと。誰でも孤独を感じたり悩んでいたり、心の奥底にしまって大切にしていることを人に打ち明けるには相応の勇気が要る。誰にでも話せるわけじゃない。そこには、お互いの関係性を築くささやかな積み重ねが必要だ。手作りの料理をお裾分けしたり、困った時は甘えたり頼ったり、不満や怒りも伝えつつ、時にはケンカもして、根底には常に相手に対する関心と思いやり、リスペクトがある。諸事情の違う海外と日本を比べても意味が無いと言われるかもしれないが、彼らの人生や人付き合いには学ぶべきところが非常に多かった。「他人に迷惑をかけるな」という教えは美しいが、オットーには、周囲に煙たがられても、自分を主張したり、自分がこうと思う信念を曲げない強さを感じた。マリソルに運転を教えるシーンは特に感動した。
幸せな人生だったと思う。
こんなに奥さんを愛して、まじめに仕事に取り組んで技術者として役目を全うして、ちゃんと人生を苦しんで、乗り越えて、人々の慎ましい温かい営みの中で死を迎えることができた。
私も何となく薄ぼんやりと老後のことを考える。作中で、隣人でもある友達が住処を追い出されそうになるのを返り討ちにするところは見ていてスカッとしたし、歳をとっても肩身を狭くして小さく生きなくてもいいよねと思えた。個人的に一番好きなのは、身辺整理を始めたのか…としんみり鑑賞してたのにオットーが新車を購入したシーンかな笑 地味だけどとても素敵な作品だった。
トム・ハンクスの偏屈な老人役、なかなかよかった。 妻が人生の全てで...
人生の最後に素敵な贈り物
偏屈で町の嫌われ者のオットー。こう言ういかにも嫌なオヤジをあのトムハンクスが演じるのだから驚く。でも,本当に上手いのだ、そんな男の隣に,底抜けに明るくて素敵な家族がやってきた。彼らに出会って、心から愛していた奥様を亡くして以来,嫌な偏屈ジジイとなり、後を追うことだけを考えいたオットーに、豊かな人生がもたらされた。心臓の持病で亡くなることを予期した彼が,隣の奥様に書いた手紙。そこには愛が溢れていた。
自分に恥じない生き方をしていれば、人生はいつからでもやり直せる。新しく始められる、そんな希望を観た人にくれるような、暖かい映画だった。よかった。
昭和の頑固ジジイ
さすがのトム・ハンクス
いい話しではある。
高齢化社会や孤独死とか、そんな事にまでメッセージは広がりそうな雰囲気もあった。
あの偏屈さを除き、オットーみたいな人は珍しくはないと思う。かくゆう俺も家族がいなけりゃ1人なような気もする。
すすんで隣人と交わろうなんてしないし、東京じゃ隣の部屋に誰が住んでるかわからないし、関わらないのが無難というかエチケットというか…そんな風潮さえある。
なので、自分の何年後かを見てるような気にもなる。
物語の落とし所はすぐに分かる。
あぁ、この家族との交流を経て彼の心は溶けていくのだなぁと。ラストに至り自らを「おじいちゃん」と呼称するオットーが微笑ましい。
彼は偏屈ではあるが、根はいい人なのだ。
彼の良さを見抜き1番の理解者でもあったろう妻が亡くなった事で、彼も死のうとする。
彼女がいない世の中で、何の為に生きていくのか分からなくなっていたのであろう。裏を返せばそれ程までに彼の情は深いのだ。彼が周囲を煙たがる程、周囲は彼を煙たがってはいないってのも、いい匙加減だ。
亡き妻の功績も大きいのかはしれないが。
ブツクサ言いながらもちゃんと助けてあげる描写とかも効いてる。社内では老害のような扱いではあったけど、おそらく彼が退いてからの会社は混乱を極めるのではなかろうかと思えてしまう。
とまぁ、物語の筋が分かっても見てしまう。
これが俳優の力なのかと思う。
オットーの笑顔が見てみたいと思う。
彼の目に慈愛が灯る時を見てみたいと。
きっとトムがそうさせる。
なのだがさすがはトム・ハンクス。オットーが優しく笑うカットも、オットーの目に慈愛が灯る瞬間もなかった。彼は終始、眉間に皺を寄せた頑固なじいさんのままだった。
作品を牽引するってのはこういう事を言うのだなと深く納得した。
本作のトムは痩せたようにも見える。
あの年になっても作品の為に減量とかするのだろうか?するのだとしたら相当キツイ気がする。
だけど、膨よかなオットーよりは、細身のオットーの方が作品にはマッチしたのだと思う。
自分がオットーの年齢に達した時は、どんな風になってるのだろうか?
案外1人も好きなので、そこまで思い詰めるコトもないように思うけど、家族とか家族のような存在ってのは有難いものなのだなぁと思えた。
なんか居たなぁ、こういう頑固な爺さん。
タイトルに昭和と書きはしたけど生まれは大正とかなんだろな。なんだか懐かしいや。
地域に愛されるおじさんに。
終盤に向かって加速する作品
愛妻に先立たれたオットー。規律に厳しく口うるさく周囲と距離があり、妻の後を追おうとするが悉く失敗。向かいに引っ越してきたマリソルとその家族に巻き込まれるように関わり始める。
車の教習時にオットーがマリソルにかける言葉にグッときた。辛すぎる過去がオットーを偏屈にしているだけで、人の本質を見抜く眼はちゃんと持っている人物。
だから過去と向き合ってからは、自分のできることをみんなに還元し、1人ではあったけど温もりを感じられる最期を迎えられたんだと思う。
歳を重ねてなおトム・ハンクスは良い。
オットー
が、近隣住人や仲違いした友人に、再び心を開いていく。
途中途中に、亡くなった奥さんとの思い出が胸を打つ。
個人的にはラストはシボレーじゃなく、ルーベンのフォードを選んでてくれたらなお良かったかなと。
大きいハート
変わっていくのは当然
妻に先立たれ、口やかましい頑固老人となったオットー。生きていくのが嫌になり自殺しようとするも、向かいに引っ越してきたマリソルの一家に邪魔される。彼らと過ごすうち、生きていくのが。
他のあらすじには、嫌われ者とあるオットー。彼にあまりなじみのない人には、とっつきにくいかもしれません。けど彼をよく知る人は、挨拶するし結末でも嫌われ者と言うわけではありませんでした。そんな彼に対し、引っ越してきたばかりのマリソルが良い役で、とてもを好感持てます。さらにおいしい料理、幼い女の子、猫が絡んできて、彼の気が変わっていくのは当然。観てる方も、とても和やかな気分になります。いいシーンがいっぱいありますが、妻の教え子マルコムとの会話や、ルーベンがホースをつかむところが気に入りました。
「グラントリノ」「セントオブウーマン」を思い出しました。
オットーの若いときを演じるのは、息子ハンクス。トム・ハンクスの感動映画ということで、良くも悪くも想像通り映画でした。オリジナルの「幸せなひとりぼっち」も観ようと思います。
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