オットーという男のレビュー・感想・評価
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彼が残したもの
オットーという男。愚直で偏屈な男。
妻に先立たれ、生きる意味をなくしていた。自殺を試みるが、隣に越してきた家族の訪問に邪魔される。何度も自殺をしようとするもその度に失敗する。
オットーの偏屈さをコミカルに描きつつも、妻の妊娠時のバスで子供を失い、妻ソーニャは車椅子生活になった過去が明らかになるにつれ、オットーの想いに次第に共感していく。
また、周囲の温かな人たちに囲まれ、次第に生きる意味を感じるようになる。亡き妻ソーニャが生きろと言っている。最後は悪徳不動産業者と皆で戦い勝利するのであった。
最後は病死はするが、オットーを慕う人々に囲まれて葬儀が行われる。
赤ちゃん用品も車も渡して、彼の思いも受け継がれる。
追記
幸せなひとりぼっち、というスウェーデンの映画が原作なので、こちらも見ました。
ハリウッドリメイク版と話は同じですが、原作の方がテンポが良く、さらに主人公の半生がしっかり描かれているという違いがあります。ハリウッド版も良いところはありますが、全体としてはダラダラした展開が多かったなという印象。原作の方が個人的には好きかも。
人生にはマリソルみたいな人が必要だ。
友達になりたい女性
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妻に先立たれ、孤独に苛まれるオットーという男。
どんどん堅物になって孤独を深め、自殺することにした。
色んな方法を試すが、何やかんやで邪魔が入り生き残る。
で隣に引っ越して来た夫婦の嫁と気が合って仲良くなり、
それにより人の役に立つ喜びを少しずつ思い出すようになる。
こうして邪魔者扱いしてた野良猫を飼うようになり、
妻の教え子と知り合って親切にして上げるようになり、
かつて喧嘩した隣人に心を開いて悪徳不動産から救い、
見返りなく人の助けたことで知り合った記者がそれを助力してくれる。
こうして妻がまだ死ぬなって言ってくれてると感じるようになり、
生きてることの意味を感じるようになった。
そんな折に病気で死亡、遺産関係は全て上記夫婦らに譲る。
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気難しくてかなりこじらせてる男の話。
生真面目で口うるさいだけで嫌味や横暴さはなく、
その意味で性根は腐ってなかったが、大体こういう人は孤独になる。
でもそれを救ってくれたのはひとえに上記夫婦の嫁じゃないのか?
オープンな人で、敬遠されがちなオットーとも自然体で接するし、
心を閉ざそうとするオットーに本気で怒ったりする。
人とこんなに本音で向き合おうとする人、おれも友達になりたいよ。
ただそんな人は現実にはほとんどいないんじゃないのかな?
性別も世代も全く違うただの隣人に、そこまでしてくれるとは。
どうしても感じてしまったのはそこ。この女性の存在の有難さ。
オットーは幸福を得るために何かを頑張ったりしたわけではない。
女性の心がオットーの心の氷を溶かした、そういう映画。
死ぬまで生きろ。
男やもめの頑固オヤジが「idiot」(バカモノ)しかいない世の中に見切りをつけて自殺しようとするけど、失敗を繰り返して、生きていくことの大切さに気づく話。
全体的にオットーの過去は切ない。両親いないし、子どもは流産で、嫁に先立たれるし、社内では老害扱い。
近隣住民はマジでパリピ過ぎる。あいつら何なん?ってくらいずっとパリピしてるけど、何?
コメディは確かに含まれてる。でも、邪魔にはならないし、鈍感な人間なら気づかないかもしれないようなものである。
にしても、人のぬくもりだね、やはり。
トムハンクスの演技やっぱすごい。トムハンクスってフォレストガンプから入ってターミナルしか知らなかったから、呑気者とか、難しいことは考えないようなキャラクターを主に演じると思ってたけど、頑固ジジイみたいな演技もできるのはすごい。やっぱ天才ですわ。
ラスト、温かい涙が止まらない
最初は「面白いおっさんだなぁ(笑)」と思いました。固くなに心を閉じている、だけどどこか憎めない。トム・ハンクスが完全にオットーを演じ切っています。終始、温かい気持ちで観れますが、感動の押し売りではなく、本当はオットーが優しい人だと分かっているから、安心して観ていられる。そんな感じです。ストーリーに無理がなく、ラストは気付いたら温かい涙が止まらなくなりました。
よくできたリメイク
オリジナルの「幸せなひとりぼっち」を既に見ているので、大体の流れがわかってしまうので斬新さは感じられませんが、いい感じでリメイクできていますね。
オリジナルにはあまりなかったジョークが、いっぱい出てきて、いかにもアメリカ的で気に入っています。
ただ、オリジナルでは、車椅子生活になった妻のために、教員になるためのいろいろな支障を取っ払う運動していたのがかなり省略されていたのはちょっと残念でした。
ちなみに、オリジナルの「幸せなひとりぼっち」の原題は「オーヴェという男」だったので、主人公の名前はオットーに変わりましたが、原題に近い訳の邦題に変えたのは個人的には良かったと思います。
安定の作品
つい最近の2回目鑑賞
オットーという夫
主演トム・ハンクス。
原作はフレドリック・バックマン著『オーヴェと呼ばれた男(邦題・幸せなひとりぼっち)』を映像化した同名のスウェーデン映画。
【ストーリー】
ペンシルバニア州ピッツバーグ。
長年勤めあげた鉄工所を定年退職し、半年前に妻ソーニャ(レイチェル・ケラー)に先立たれたオットー・アンダーソン(トム・ハンクス)は、日々の中に生きる意味を見いだせないでいた。
彼にとって妻は、生きがいそのものだった。
元より生真面目な男ではあったが、歳をとってすっかり偏屈になったオットーは、ホームセンターで自殺用ロープを買うにも無駄な支出が許せない。
郊外の小さな区画にある自宅での生活も、古なじみの隣人たちともうまくいかなくなり始めていた。
そこに娘二人を連れた若い(たぶん)ブラジル人夫婦が引っ越してくる。
何くれと構おうとする彼らを古気質のオットーはつっぱねるのだが、ラテン系の彼らには通じず、自殺を何度も失敗してしまう。
「人は何かに忠誠を立てるべきだ。たとえそれがフォードであっても」
周りからは理解しがたい、堅固なポリシーに従って生きる男、オットー。
若いころに生活のため軍隊に志願するも先天性心筋肥大症で入隊かなわず、だけどそんな彼に価値を見出してくれたのがソーニャでした。
何よりも大切な彼女のためにあった自分の人生。
そんな人生の羅針盤ともいえるソーニャが喪われたとき、自分の価値もまた失われてしまったように彼は感じてしまいます。
強情なオットーはとにかく自分の考えを曲げようとしないので、人間関係の緩衝役として優秀だったソーニャと結婚してなかったらどうなってたことやら。
そんな彼の頑なな心の扉を、お向かいの一家やまわりの住人、ねこ、そしてソーニャの元教え子のマルコムとの出会いが徐々に開けてゆきます。
演出はそつなくリズムよくストーリーテリングは丁寧、さらに主演は名優トム・ハンクス。
実際のプライベートでもこんな人なんじゃないかと思わせてくれるような自然な老ヤンキーを演じてくれてます。
老いも孤独もいつかは訪れるもの。
歳をとって物覚えが悪くなったなあとか、体のあちこちガタがきてるなあとか加齢とともにいろんな不具合が増えてきますけれど、この映画を見てちょっと自分を省みてもいいかもしれませんね。
オリジナルの良さがそれなりに反映
オリジナル版『幸せなひとりぼっち』を観たのが6年以上前なので、細部の比較は避けるが、おおむねオリジナルに沿った作品だったと思う。ただ、オリジナルでの(ベルイマン映画で見慣れた)スウェーデン国旗がハタめいていたりする北欧の雰囲気は見られず、やはりアメリカっぽい🇺🇸
なかなかの感動作であることはオリジナルに因るのだが、トム・ハンクスが製作&主演で「ホントの頑固おやじ」に見える熱演…😄笑
オットーの向かいに引っ越して来た奥さんも上手かった。
ベビーベッドのところなどで泣かされる感動もあり、それなりに楽しめるヒューマンコメディ映画という感じ🎥💕
(※)先月(11月)、今年の「B’z Pleasure LIVE 2023」を放映したWOWOWに2ヶ月限定で加入中
とにかくほっこりできる作品
Idiot... This is living.
バカモン…!みんなに愛される名優でお人好しの代名詞トム・ハンクスが、近所の見回りが日課で規則に厳しく眉間にシワを寄せた超堅物偏屈爺さんに。『エルビス』では観客から嫌われること必至の悪徳マネージャーの役柄を演じていた彼によるこのリメイクは、痩せてトム・ハンクスにはまだ役の幅があることを証明してみせるショーケースになった。大きなハートを持ったトム・ハンクスの完璧なリード、悪くない。
マーク・フォースター監督(『ネバーランド』『プーと大人になった僕』)らしい作品のあったかなトーン温度感でキレイにまとまっている、現在と過去が交互に入り交じる語り口。"お父さんの名前"。実の息子トゥルーマン・ハンクスが若い頃を演じている。
口酸っぱく、ゲートを閉めろ!パブリックイメージまんまな(ex. 黒人のコメディリリーフ)いかにもメキシコ系口うるさいハイテンション・キャラ妻 & 運転の下手な夫で、お節介な家族が近所に越してきた。ドンドンドンドン!お願いしたいことが!人の優しさあたたかさに触れるうちに、オットーも少しずつ変わっていく…。自分の問題に囚われて他人のことを考えていなかった。
死にたいのに死ねない。まだそっちに行けない、思ったより難しくて。同居人もできた。猫という象徴的存在。つらいのは分かるけど、でも生きていかなくては。生きることが大切。
人が線路に落ちているのに、先ずすることがスマホで録画回す・撮影するのはクソすぎ。人として終わっている現代人の権化・象徴、こうはなりたくないね。けど、そんな人ほど(皮肉にも)本作のこと好きそう?本作内での使われ方も結果的にそれがさも悪いことではないかのように描かれているし。
まさかの借り物から始まり、私道と公共歩道という差異を伴う反復。最近のやつは意気地がない。それに比べて俺達はハートが大きい。親父の笑い方?バカモンでも自分を想ってくれる人がいるのなら人生まだまだ捨てたもんじゃない。人の道を外れ周囲の人々に親切にすること。生きている!そしてケーキへ。
THIS IS NOT A THRU STREET
DYE&MERIKA ダイイング・アメリカ?
オートマ車、クー
Bears don't talk. This one does.
She was the color.
フォード、シボレー
フォルクスワーゲン
Social media journalist? 地域の英雄
This is living!
雪かきをしてない
大きなハートを持つのも考えものだ
アブエロ・オットー
トムハンクス
序盤はもっと頑固ジジィでもよかったかな。大きな♡が(爆笑)ほっこり温まる作品。
割と早い段階で、いい人っぽいのが見えてきたんですよね。
序盤は、もっともっと嫌われ頑固爺アピールしてよかった気がして。
その方がギャップ萌えするじゃないですか。萌えってちょっとちがう。きっとちがう。
でもね、中盤以降のエピソードのひとつひとつが、ほっこりと心温まるんですよ。
大きなハート♡が(爆笑)ポカポカと。
こちら地方でも、窓の外ではりんご売り~♪声を枯らしてりんご売り~♪ですよ。だからちょうどよいチョイスだったの。自分グッドチョイス。
もしかしてオットーさん、劇が終わるまでに死んじゃうの?とハラハラもしたけれど。
でも彼にしてみれば劇中では、どちらのルートに辿り着ても決してバッドエンドじゃなかったんですよね。
むしろあの看取られ方は、どう考えても最高のハッピーエンドだったんですよね。
本作のヒロイン・マリソル、グッジョブですよ。
あなたのおかげでオットーは素敵な人生の最期を生きることができましたよ。
あんな隣人に恵まれたいです。かなり賑やかだけれど。
オットーの最期の遺し方もグッジョブ。
できれば、こういう人生の締め方をしてみたいなぁ…などと思った作品でした。
この作品ね、アマプラの吹き替え版で観たの。
バカのくせに独学で英会話の勉強なんて始めちゃったものだから、字幕版で観たかったけれど。なんでか吹き替え版しかなかったの。
やっぱりトム・ハンクス=江原正史ヴォイス以外には考えられないの。どハマりなの。クリント・イーストウッド=故・山田康夫みたいな。
とてもよかった作品なので、いっそのこと邦画版でも観てみたいなぁ…って思ったの。勝手に。
『Shall we Dance?』や『生きる LIVING』の逆バージョンみたいな?
でね、ちょーしに乗ってキャスティングまで考えてみたの。勝手に。
オットー=藤竜也(御年、もう82歳にもなられるのですね。びっくりだ!)
マリソル=綾瀬はるか←ここ、本当は広末さんにしたかったのに…
トミー=ユースケ・サンタマリア
アビー=劇団ひまわりの子・A
ルナ=劇団ひまわりの子・B
ルーベン=舘ひろし
アニータ=木の実ナナ
マルコム=岩田剛典
ジミー=荒川良々
線路に落ちた老人=麿赤児
SNSジャーナリストの少女=橋本環奈
ソーニャ=のん
猫=猫
この豪華キャスト布陣どや (๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!
監督は、えーっと、えーっと…(ここ全然詳しかないよ!)似たようなテイストの作品から漁って『鉄道員(ぽっぽや)』の降旗康男なんてよさげじゃないですか?←“ですか?”って振られてもなぁ…って感じですよね。
今回珍しく、コンパクトにレビューまとめてみました。
余計な妄想省けば、半分以下で済んだのに。
オットーという男
【ピロシの映画レビュー②③】
邦題 オットーという男
原題 A MAN CALLED OTTO
Netflixで観た映画が3作続けて残念なことに駄作🥶という憂き目?に遭ったので、アメプラで独占配信のこちらを視聴!ようやく当たった笑笑笑笑笑
⚫︎監督
マーク・フォースター
⚫︎脚本
デヴィッド・マギー
⚫︎原作
フレドリック・バックマン
『幸せなひとりぼっち』
⚫︎出演者
トム・ハンクス
⚫︎音楽
トーマス・ニューマン
⚫︎公開
2023年
⚫︎上映時間
126分
⚫︎製作国
🇺🇸アメリカ合衆国
⚫︎ジャンル
ヒューマンドラマ
こんばんは!水野晴郎です。
⚠️⚠️⚠️ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️
定年退職をした独り身の男が主人公。
とりあえず他人にいろいろ細かいのが信条。カタブツといったらイイのか融通の効かない人っていますよね〜?
何故か高圧的な人ってどうしてそうなんだろう?と想像したりするわけですが。何か原因というか遠因があるのではないかと。それが、誰も知らぬ悲しみだとすれば。
人間はいつかはやり切れない過去でも、総括し、決別しなければならない。けれどどうしても断ち切れない事もあるというものだ!
特に男ってのは女々しさの塊。。。
一筋縄ではいかない呪縛にどう対峙するのか?自分の力なのか他者の力なのか?
映画のように上手くそんなことはないかも知れませんが、出会いとは大切ですね。
ストーリーとしてはよくありがちな、新規女性を絡ませちゃってフォーリンラブ的陳腐な恋物語にならないところもgoodです🙆🏻
きっと明日から誰かに優しくなれる、そんな映画です。
是非ご覧下さい♥️🥰
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