「OTTO」オットーという男 カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
OTTO
昔々、子供の頃に思っていたのは
人は老人になると皆んな欲とか憎しみとかがなくなって穏やかで幸せな性格になるのかと思ってた
少なくとも私の周りの老人たちがそうだったから皆んなそうかと思ってた
自分もどんどん歳をとりどちらかと言えばもう老人側に行っているけど一向に悟りの境地などとは程遠い俗物の塊のようなものだ
それでも色々な経験はそれなりに積んだつもりで入る
いくらか人を好きにもなったし人からも愛されていた時もある、もっとも相手の言葉を信じればの話だが…
大災害などの経験はなく比較的のほほんと生きてきた
そいで今、どんどん身体が言うことを聞かなくなっていく
とても幸せな気持ちでなんていられない
不安で仕方がない
当たり前のことだといつも自分に言い聞かせている
仕方のないこと、あらがっても期待はできない
オットーのようになりはしないだろうか
諦めたくない
諦めないぞ
生きることを
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