「良いご近所さんに恵まれましたね〜」オットーという男 ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
良いご近所さんに恵まれましたね〜
トム・ハンクス主演で内容が面白そうなので観賞。
妻を亡くし生きる気力をなくした気難しい主人公オットーが新しく引っ越してきたメキシコ人家族に振り回されながら、生きる喜びを取り戻すお話。
いろんな自殺方法を試みるが、うまくいかない。ついに電車へ飛び込もうとするが逆に線路に倒れた人を救いSNSでヒーローになる始末。こんなに何回も試みて、その度にタイミング良く邪魔が入るのは、出来過ぎの感はある。が、オットーという人物は口やかましく頑固だが、助けを求められると断れない良い面も持ってて、見てるうちに徐々に好感度があがっていく。
奥さんとの出会いの場面からプロポーズ、そして事故の場面とオットーの若かりし頃の映像が挿入され、オットーがいかに奥さんを愛していたか、だからこそ今のオットーの喪失感、死にたくなる気持ちが伝わってくる。
メキシコ人一家の奥さんが真剣に自分を心配
してくれる姿についに自分の本当の気持ち、自殺しようとしてたことを伝える。そして新たに生きる気力を取り戻す。
悲しいけど良いラストだったと思う。
エンドロールの背景が手紙風なのも気に入りました。
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