劇場公開日 2023年3月10日

「『グラントリノ』を百倍薄めた感じ」オットーという男 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0『グラントリノ』を百倍薄めた感じ

2023年3月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

あれ、感動できない。トム・ハンクス主演のヒューマンドラマなのに。感受性が鈍ったのかな?
 いやそうじゃない、全体的に上滑りしている。オットーがホームセンターで頑丈なロープを品定めしているシーンなんか、先が読めてしまう。

 オットーが自殺しようとする理由が明かされていくが、えっ、そんなことで。と思ってしまうから、感情移入することができない。

 後半になってようやく、ピッチが上がって終着点が見えてきた。

 『グラントリノ』を百倍薄めた感じでございます。

bion
ニコさんのコメント
2023年3月15日

本作ではその辺がないので、そんなことで?と思われるのもごもっともです。

ニコ
ニコさんのコメント
2023年3月15日

コメントありがとうございます。(反応が遅くてすみません)
偏屈になる理由など、ところどころちょっと薄いですよね。
スウェーデン版見ると、オットーにあたるオーヴェの人生のヘビーさが際立つんですよね。職場でいじめられたり、自宅の火事が近所の火事の火の粉のせいだったり、古い自宅を取り壊したい役所の人間(だったかな)が消火を妨害したりで、偏屈になっても仕方ないかなという気がしました。

ニコ