「『グラントリノ』を百倍薄めた感じ」オットーという男 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
『グラントリノ』を百倍薄めた感じ
あれ、感動できない。トム・ハンクス主演のヒューマンドラマなのに。感受性が鈍ったのかな?
いやそうじゃない、全体的に上滑りしている。オットーがホームセンターで頑丈なロープを品定めしているシーンなんか、先が読めてしまう。
オットーが自殺しようとする理由が明かされていくが、えっ、そんなことで。と思ってしまうから、感情移入することができない。
後半になってようやく、ピッチが上がって終着点が見えてきた。
『グラントリノ』を百倍薄めた感じでございます。
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ニコさんのコメント
2023年3月15日
コメントありがとうございます。(反応が遅くてすみません)
偏屈になる理由など、ところどころちょっと薄いですよね。
スウェーデン版見ると、オットーにあたるオーヴェの人生のヘビーさが際立つんですよね。職場でいじめられたり、自宅の火事が近所の火事の火の粉のせいだったり、古い自宅を取り壊したい役所の人間(だったかな)が消火を妨害したりで、偏屈になっても仕方ないかなという気がしました。