聖なる復讐者のレビュー・感想・評価
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あっちもこっちもジャニーさん
知的障害者の弟を殺した不良少年たちを追って、自ら少年院にやってきた少年が主人公。いわゆる刑務所モノのフォーマットに犯人探しの謎解きを絡めたサスペンス。
ただ復讐劇としては真犯人の正体も相まって、消化不良感が残る。
主人公のイルと、殺された双子の弟ウォルをパク・ジニョンが1人2役。途中まで同じ役者が演じてると気づかないほど、これはなかなか見事な演技。
不良の親玉ジャフン、狂犬と呼ばれるハン先生、主人公を殺すために送り込まれたバンチョンと濃いキャラの渋滞が韓国映画の醍醐味。
原題は「Christmas Carol」。韓国のクリスマスソングらしいが、日本では耳馴染みがない曲のため、邦題が変えられたのだろうか。
弟が殺されたのがクリスマスイブだったこともあり、この曲が事件のカギにもなっている。
勢いで見せる
犯人は予想通りのあの人でした。。。
復讐に燃える主人公が、わざわざ少年院にまで入りながらノープランすぎて呆れたけど、いわゆる「ケーキが切れない」少年と思えばリアルなのかも? 入所中の少年たちがほぼ近所の顔見知りってどんな状況? いくら有力者の息子とはいえ、殺人までもみ消せるもんなのか? (韓国ならあり?) 色々疑問が湧くが勢いが凄くて最後まで観せる。
思ってたのとは違うけど、イルの目的は果たせたし、真犯人は周囲を上手に騙して同情を引きつつ懲役、うまくやったつもりが。。。因果応報でもやもやが残らない。そして、真実は真犯人のみが知っている。
韓国映画お得意の予想不能なラスト。
つっこみどころ満載だけど面白かった。
ラストの弟が亡くなった場所でタバコを吸う弔い(?)のシーンは蛇足だったかも。
イルと弟が二役だったって途中まで気づきませんでした。
彼、特に弟が可愛いと思ったらアイドルなんですね。
ウォルのために。
弟を殺した者へ復讐する兄の話。
貯水槽の中で死体となって発見される弟のウォル、弟をイジメ殺したグループがいる少年院へ兄のイルが自ら入り復讐するストーリー。
作品を観ての率直な感想は単純にイジメてた連中が弟を殺した犯人達なのかと思ったら違った、少年院の中で親身になって接してくる教師スヌがまさかの弟殺しの犯人だったとは!
ゲイ率高しな少年院!(笑)
亡くなってしまった弟、教師スヌとの行為中、声を出すな!と口を手で抑えられただけで死ぬかね!?と思った。
闇バイトでイルと顔見知りで狂犬を脅した彼!私にはピエール瀧にしか見えなかった(笑)
観る前は上映時間長いなと思ったけど作品に引き込まれて時間の長さは感じなかった。
【”韓国少年院の先生は良い人ばかり・・、かな?”邦画タイトルがビミョー(原題はクリスマス・キャロルである。)で突っ込み処満載だが、終わってみればナカナカ面白かった韓国ノワール作品。】
ー 序盤から、観る側は両親に逃げられ困窮生活を送るイルと知的障害のあるウォル(パク・ジニョン:2役)との関係性や、物語展開からウォルは不良グループを率いるジャフンがイルと同じようにウォルを殺し、イルが復讐の為に少年院に入所したと思いながら鑑賞。-
◆感想
・序盤は、少年院の狂犬と呼ばれるハン先生(ホ・ドンウォン:良くあの役を引き受けましたね。)の非道振りと、弱者に優しいが何もしないスヌ先生(キム・ヨンミン)の対比が印象的である。
・又、少年院の中のヒエラルキーと無法振りにも驚く。
ー ジャフンがトップ。ファン(キム・ドンフィ:オ、「不思議の国の数学者」で観たばかりである。)はパシリ。
で、途中からジャフンがイルを殺すために雇った極悪おデブも入所してきて・・。-
・そして、イルがスヌ先生と企んだジャフンとの風呂場での一騎打ち・・、かと思ったら1対4じゃない!
ー がそこに、それまで何もしなかったスヌ先生が鉄棒を持って現れ、ガッツンガッツン。ー
・ジャフンの母親や、姿を現さないが父親もマア、充分に下衆な輩である。あの両親にしてこの子在り。
■だが、途中からジャフンが”ウォルを殺したのは、俺じゃない!”と言っていたのを、”どうせ、命乞いだろ!”と思っていたら、まさかの展開に吃驚である。
<どんな展開になるかは、是非とも劇場でご自分の眼でご確認いただきたい作品である。>
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