「女性である事と女性の味方である事の大切さ」シモーヌ フランスに最も愛された政治家 人屑さんの映画レビュー(感想・評価)
女性である事と女性の味方である事の大切さ
シモーヌ・ヴェイユの魅力が今一つ描ききれていないと感じた。不撓不屈や反骨精神などの源泉が交通事故とホロコーストを同じように描いてしまった点において、よく伝わらなくなってしまっていると思う。私が監督なら、焦点はもう少し絞って描いていくだろうと思う。おそらく日夜苦しんだに違いないPTSDの苦しみをどう克服したかなど、大事なテーマが描かれておらず、単なる偉人伝になってしまっている。しかし、シモーヌを主題にしたという点は、この時代、ストロングマンが筋肉を見せびらかすこの時代には、大変重要だと考える。
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