「過去の報いを受けるのは」ジョン・ウィック コンセクエンス すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
過去の報いを受けるのは
今作は〈報い〉をテーマにしているだけあって、それぞれの報いが描かれましたね。
シマヅを殺した報い
コンシェルジュを殺した報い
犬を殴った報い
etc…
まさに物語の終着点、様々な登場人物が、様々な報いを受けていく。
大阪のシーンって…要りました???
結局大阪のシーンは前作『パラベラム』と同じことをしているだけでは?
エンドロール後にシマヅの娘がナイフもってケインに近づきますが、完全に蛇足でした。
大阪でなくて、もっと世界各地を股にかけて逃走劇を見せてくれたほうがよかったです。
てかそもそも、ホテル爆破からジョン・ウィックがニューヨークに来るまでの部分全カットでもその後のストーリーにいっさい影響ないかなと思います😊
時間長すぎな気もしますが、ジョン・ウィックを堪能しまくる映画としては妥当です。
ニューヨークに来てからの展開はもう最高です✨
まさにババヤガ!
ビル・スカルスガルドってペニーワイズのひとなんですね。素顔かっこよすぎ笑
ポーカーのシーンにて、ドニー・イェンの、ローグ・ワンオマージュとかありましたし、ビル・スカルスガルドももっと狂気的な、ペニーワイズみたいなオマージュあってもよかったのかなって。決闘申し込まれてからは小物感がやばかった笑
決闘が怖いからって「ルールは変わっていく」じゃと?
決闘の代理にケインじゃと?
決闘の場所に遅らせるためにジョン・ウィックを妨害じゃと?
ちゃんと戦え笑
ケインに決闘のシーンで「黙ってろ!」って言われたところ気持ち良すぎましたね笑
今作、ジョン・ウィックがころした人間の数えげつなくないですか?
絶対確殺いれるマンのサガが出ちゃって、パリが血の海になってましたね。
こりゃ殺し屋というか、うーん…
リアリティのあるすべてのアクションを余すことなくやり遂げた1作。後半からの展開、終わり方、緊迫感はめちゃくちゃいいので、大阪のシーンをどうにかしてくれれば最高傑作になれる素質はありました。
ということでジョン・ウィックシリーズをぜんぶ見終わったわけですが、マイベストはやはり
パラベラム ですかね
総合的に、ストーリーと殺し合いがいいバランスだったので。
でもいちばん殺し屋っぽかったのは、2ですね!
電車のシーン然り図書館のシーン然り、「隠れて」「殺し屋らしく」戦ってたかなと。
それでも今作、全登場人物を雑に扱うことなく綺麗に終わらせていて、いにしえのアクション映画を感じる映画でした!