THE KILLER 暗殺者のレビュー・感想・評価
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チャンヒョクのアクションが素晴らしい
伝説の暗殺者として知られたウィガンは、引退後は財テクで成功し、リッチな生活を送っていた。そんなある日、妻が友人と旅行へ出かけることになり、ウィジンは妻から友人の娘である女子高生ユンジの世話を頼まれた。引き受けたものの、ユンジは売春組織に誘拐されてしまった。ユンジを救うため再び暗殺者として組織に挑むウィガン。さてどうなる、という話。
なんといってもウィガン役のチャンヒョクのアクションが素晴らしい。黒幕は誰だ、って予想するのも楽しいし、ビキニ美女が沢山出てくるから、目の保養にもなる。
ろくでもない娘かと思ってたらだんだんと可愛くなってくるユンジも良かったが、ウィガンの妻が美しかった。
クールな殺し屋が派手に殺していく
アクション映画が好きだと、刑事、スパイ、元特殊工作員(元特殊部隊)、そして殺し屋が主人公の映画がどうしても多くなってしまう。最近は殺し屋のイメージが多様化していて笑いの要素が入ることも増えている気がするが、本作は昔ながらのクールでハードボイルドな殺し屋像。と思いきや恐妻家の殺し屋だった。とても現代的な設定だ。でも妻が絡むとき以外はとってもクール。命乞いをしててもお構いなしに殺していく。
でも、襲いかかってくる敵を淡々と殺していく主人公の姿はカッコいい。とにかく主演のチャン・ヒョクのクールな感じがハマっている。この人、こんなにカッコよかったっけ?あのスピード感あるアクションはさすがのレベル。接近戦も強くて狙撃もできるとなったら無敵だな。
アクションが楽しめればいいやと思っていたけど、ストーリーもなかなか。なるほど、最初のユンジの態度はそんな意味が含まれていたのか。そして黒幕を追い詰めていくプロセスもよかった。まぁ、妻とのくだりはちょっと予想できたものだったけど、悪くない。
なんで殺し屋稼業を辞めることになったのかはあまりハッキリしない(妻が理由というのは時期的に違う気がする)し、これからあの3人がどうなるってのは気になるところ。続編もあるんじゃないか!?
愛妻(恐妻?)家あしながおじさんの悪人清掃
原作はウェブ小説らしいが未読。劇中で『アジョシ』を引き合いに出していたように、ワケありな“あしながおじさん”が悪人を殺しまくる。要は『アジョシ』、『レオン』、『ジョン・ウィック』のエッセンスを凝縮した、とにかくエグくてスタイリッシュな殺陣が見もの。
そのためストーリーに目新しさはない。愛妻(恐妻?)家という主人公のバックボーンもあんまり活きておらず、主人公の怖さ&ミステリアスさが際立っていた『ジョン・ウィック』や『イコライザー』と比べるとどうしても劣ってしまう。あとストレートかつ捻りの無さすぎるタイトルも損している気が…もし続編があるのなら、そのあたりをカバーしてほしいところ。
なんにせよ、アクション好き人間としては十分楽しめる。ただよくよく考えたら、妻に頭が上がらない暗殺者って日本の時代劇ですでにあったな…
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