「オイラーの公式は日本の高校でも教えてほしい」不思議の国の数学者 jfs2019さんの映画レビュー(感想・評価)
オイラーの公式は日本の高校でも教えてほしい
最初は学園ものかと思って観ていたが、途中から急に政治まじりの立体的なストーリーになってきて引き込まれた。脱北者に対する差別が社会問題になっているのも初めて知った。πソングやリーマン予想など、実際の数学が絡むシーンが多いのもよかった。三角形の面積の問題では見事に自分も引っかかってしまった。おじさんがオイラーの公式にいかに心酔しているかが伝わってきたし、それに対する主人公の反応の薄さに落胆するのも共感できた。
韓国映画をちゃんと見たのは、美術館の隣の動物園以来20年以上ぶりだったかも。久しぶりにみる韓国の街並み。ハングルの看板だらけの路地を歩くシーンが、昔、出張で行った韓国の街の匂いを思い出させた。
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