「一粒で二度おいしい…潜水艦映画?」デシベル ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
一粒で二度おいしい…潜水艦映画?
基本はタイトル出オチの、大音量に反応して起爆時間が短縮される爆弾を使うテロリストと、その犯人にダイハード3よろしく振り回される海軍士官との間のサスペンススリラーもの。犯人が何故か複数箇所に爆弾を仕掛け、士官に救助先の二択を迫るとこがミソ。
爆弾解除のためのある設定が、なんで犯人そんなことにしたの?とは思いますが、この辺を突っ込んでいては韓国映画は観られません。それがエンディングに必要だったのですから。本邦の某最新怪獣映画でも某役の人が不死身だったりします。映画のご都合主義は万国共通です。
で、もう一つのストーリーである犯人の犯行動機となる1年前のある潜水艦事故の回想。前述海軍士官が副長として海江田四郎ばりの操艦を見せるものの艦はある厳しい状況となります。この過去語りパートはもうこれで一本の潜水艦映画です。爆弾テロものと潜水艦ものと一粒で二度楽しめます。
テンポ良くハラハラしながら最後までダレずに楽しんだということで星5つ、なのですが、いくら通常航海とはいえ隠密行動を旨とする潜水艦内であんなに騒ぐか?というつまらんおたくツッコミと、主役の男優さんがどうしても長嶋一茂にしか見えなかったと言う個人的理由で星1個引いときます。
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