「過去9作品の膨大なキャラクターが入り乱れる、何でもありシリーズの最高に贅沢な大団円序章。」ワイルド・スピード ファイヤーブースト Y.タッカーさんの映画レビュー(感想・評価)
過去9作品の膨大なキャラクターが入り乱れる、何でもありシリーズの最高に贅沢な大団円序章。
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もうこのシリーズのファンならなんら驚く事は無いキャラクター再登板の「んな訳あるかい!」というプロレス的な力業展開と、重力を無視した突き抜けた、これぞワイスピのカーアクションの興奮は今回も健在。
中盤の無理繰りカーレースシーンに代表される、この手の「指摘しても、もはや野暮ですぜ」なご都合主義満開の荒い展開は当然あるものの、シリーズの肝であるアクションは、ローマ市中を暴れまわる鉄球爆弾とクライマックスのヘリVS車の二大ハイライトが理屈抜きにめちゃくちゃ面白く、これはやはり映画館の大画面でこそ。
元々今作は二部作構想(三部作になるかも?)なので、どれだけ次回に向けて大団円を積み上げていけるかが大きなポイントになるわけだが、格闘シーンやガンファイト、カーアクションは盛々な中、後半のファミリーの別れへのあからさまなフラグエピソードも適度に織り込んで、2時間20分の上映時間はあっという間のボリュームでしっかりと次作へとバトンを渡す。まだこの最高に贅沢な時間があと1作(うまく行けば2作)残されていると思うと、今からワクワクする。さすがワイスピ、今作品も「娯楽作品斯くあるべし」で裏切らない。あー、楽しかった!。
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